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エスコルピォの怒りと突如現れた黒い球




天聖族12天聖最強の一角・・蠍座のエスコルピォ!

彼女はかなり生真面目らしく例えるならインテリ生徒会長の雰囲気、

規律を重んじる性格で特に天真爛漫?のヘミニを特に気にしている。



俺達と会う前はヘミニをライバル視していて何かと目をつけていた、

だが神族からの戒めを受けて・・それ以降は肩の力をぬいている、

その後アフロディーテの命で鍛え神級に近いレベルまで上達した。



レールガンの試射の時戦艦陸奥に乗艦、艦長のアイザックと初対面、

一見ヤクザの若大将のようなアイザックが・・なぜか気になるらしい、

ヘミニの過激なイタズラにも無関心になる位思い込みが激しい。



俺とは・・



あまり話をすることが無い・・



というかほとんどない。



だがアクワリオ同様干支のぬいぐるみを見て猛烈に欲しがりGET、

さらに必殺技騒ぎの時もちゃっかり分乗しコレクションを奪い取る、

その辺のしたたかさはは12天聖共通のようで・・



・・・



深く考えないようにしよう。



さて・・



敵のタナトス級の首謀はエスコルピォと対峙、鋭く睨んでいる、

対するエスコルピォも睨む、するとタナトス級は剣を展開する、

無気味な黒い剣を取り出し・・エスコルピォに剣先を向ける!



「小細工は無しだ!この剣でお前を斬り倒す!」



「やれるものなら・・やってみな!」



エスコルピォは静かに怒る、先ほどの武士の言葉を聞いていたからだ、

人質を取られ望まぬ戦いを強いられ・・関係ない種族を斬り倒す・・



・・・



それがどれほど悲しく苦しいかは・・すぐに想像できた。



アクワリオが持つ日本刀をチラリと見て・・気合いを入れる。




「それなら・・こちらも本気出すわね!」




エスコルピォがゴールドソードを取り出す・・エンジェルソードも展開!




「 融合フュージョン 」




キィーン!



なんとゴールドソードとエンジェルソードを融合、新たな剣を展開した、

お互い融合・召喚を使わずに1対1での戦いの構え・・



「行くぞ!」



「来なさい!」



キィーーーーン!!



キィイイイイイイ~~~ン!!!



凄まじい剣の交わる音が辺りに響く、ヘミニ達は静かに見守る、

タナトス級は・・剣は互角だと悟り一旦距離を置いた、そして・・




「 竜巻トルネード 」




巨大な竜巻が次々と展開、それらは勢いを増しエスコルピォを攻撃、

竜巻は次々と絡み合い・・さらに勢いを増してエスコルピォを襲う、

このままだと切り刻まれる・・




「へえ~面白い技だね、だけど私には通用しないよ!」




エスコルピォは・・なぜか竜巻の足元に向けて攻撃を放つ!




「 針のニードルスピア! 」




エスコルピォから無数の・・針のような光の槍が次々放たれる!

地面は穴だらけとなり・・次の瞬間大量の水が吹き出し竜巻に絡む、

まるで洗濯機の脱水の様な勢いで水が・・タナトス級を襲う!




「な・・なぜ俺に攻撃してくるんだ?」




タナトス級は驚くが・・エスコルピォは単純に水量を調整していた、

水しぶきがタナトス級に飛んでいくように量を調整し勢いを変える、

もちろん自分にもある程度飛んでくるが・・それは氷の盾で防いでいた。



竜巻は水の重さで弱まり・・



辺り一面は・・水浸しとなる。




「今度はこっちから攻めるよ!」




エスコルピォは針で造った・・巨大なスコーピオンの尻尾を展開、

それがタナトス級を襲う、敵は不愉快な顔をしていて・・




「なめられたものだな、こんなもの俺に通じると思うのか~!」




ザシューン!!!



タナトス級は剣で尻尾を切り裂く・・




「あらあら・・それ斬ったら大事になるよ?」



「なに?」



次の瞬間!



針は拡散しものすごい勢いでタナトス級を襲う、何本かが直撃した、

するとタナトス級が苦しんでいる、猛烈に体力を消耗しているようだ。




「な・・なにをした?」



「大したことではないよ、ただあなたの神経を刺激しただけさ」




エスコルピォは俺達の世界で・・針を使った治療方法を漫画で知った、

なら逆も出来るのではないかと秘かに訓練し習得していた、そして・・




「 暴走ランナウェイ !」




針はタナトス級の神経を刺激、極度の興奮状態となり暴走する、

これは危険だと悟ったタナトス級は急いで針を次々と抜いていく、

何とか全部抜き取ったが・・相当な体力を消耗したようだ。




「どうやらお前を見くびっていたようだな・・」



「あらあら・・今頃気づいたの?でも遅いよ!」



エスコルピォは・・怒りをあらわにして攻撃を仕掛ける、

味方でも容赦しないこのオルクス級の首謀には・・遠慮は無用、

融合した剣を2つに戻して・・



「右手に龍閃疾風斬!」



「左手に天翔撃烈斬!」



なんとエスコルピォは2つの必殺技を左右に分けて放つらしい、

敵のタナトス級は・・こちらも必殺技を放つ準備をしている、

お互い睨みあい・・必殺技を放つ!



先に動いたのはタナトス級!巨大な竜巻を展開し剣を振り降ろす!




「くらえ!トルネードスラッシュ!!!」




ゴォォォォォォォォォォォォォ~~~~~~~~




巨大な竜巻が鋭利な刃物のようにエスコルピォに襲い掛かる!

さすがに主副砲弾の必殺技でもこの竜巻は消せそうにないが・・

だがエスコルピォは薄ら笑い、まずは左手の剣を振り降ろす!




「 天翔撃烈斬! 」




ズガガガガガ~~~~~~~~~ン!!!




閃光は竜巻の手前で爆発したが・・




「私が通れればいいんだよ!」




2m位の穴が一瞬開き・・エスコルピォは高速移動で中に入る、

タナトス級はそれを予期していたようで待ち構えていたが・・




「 龍閃疾風斬! 」




ガガガガガガガガ・・・・・



一瞬早くエスコルピォの龍閃疾風斬が炸裂!敵の両手両足に直撃!

思わず怯んだタナトス級、この隙をエスコルピォは見逃さなかった!




「これで終わりだよ!!!!!」




ハァアアアアアアアア~~~!!




「 究 極 破 壊 斬 ! 」




信濃の巨大な出力を・・猛烈な圧力に変えて放つ俺達の究極奥義!

タナトス級は剣で受け止め・・剣はあっさり折れて脳天を直撃!

エスコルピォはそのまま剣を振り降ろす!敵は一瞬で蒸発した!




ズグワァァァァァァァァァ~~~~~~~!!!




・・・・・・




猛烈な爆発と共に敵の首謀・・タナトス級は影形無く消滅した!



次の瞬間・・



ポウ・・・・



10m位の黒い球が現れた、何かが入っているようだが・・

これはレイナが回収、まだ戦闘中なので収納魔法で納めておく。



勝者はエスコルピォ、だが彼女も疲労が限界に達しその場に倒れ・・



・・・



「お疲れ様!かっこよかったよ!」



「え・・えへへ・・貴方から褒められたのは初めてかな?」



「う~~ん!そうかもね?」



「全く・・ほんとあなたは変わらないね・・」



「ウフフフ・・」



ヘミニがエスコルピォを抱きかかえる、これでタナトス級は全員消えた、

だがエスコルピォ・アクワリオ・サユミ・カオスは戦う力は残っていない、

それらを後ろで休ませ・・残るメンバーがオルクス級を睨んでいる。



現時点ここで戦えるのはクリスティーナ・アグニ・レイナ・アヤカ、

ヘミニ・ラン・シャーロットの7人、敵のオルクス級も7人いる、

だが敵は指揮系統のタナトス級を失ったので全員青ざめていた。



その時ヘミニのスマホが鳴る、相手はサギタァリオ、緊急連絡だ、

まだ他のメンバーが戦っているかもしれないので気を使い・・

12天聖だけに急ぎ連絡してきた。当然アクワリオ達もメールが届く。



その内容は・・



・・・



ヘミニは急ぎ詳細を皆に話す、そしてクリスティーナに交渉を依頼、

交渉に関してはクリスティーナの方が向いてるとヘミニは判断した、

実際彼女はクリスティーナとの駆け引きの経験があるからだ。



クリスティーナは了承、他のメンバーもここは彼女に任せた。

そしてクリスティーナは前に出る、そしてオルクス級達に語り出す!




「お尋ねします、光輝族と聖皇族の方はいらっしゃいますか?」




この言葉を聞いたオルクス級達は・・



・・・



全員・・



・・・



驚きを隠せなかった。











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