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サユミの華麗な着物攻撃と無残なタナトス級




スノードラゴンのサユミ、本名は篠崎紗由美、ドラゴンと日本人のハーフ、

彼女は絶滅の危機にあったスノードラゴンが苦し紛れに生み出された存在、

猛烈な冷気を発するスノーの能力が災いして獲物が逃げ飢えで激減した。



彼女の祖母で俺の妻であるソニア達が切り札として異世界人を召喚、

瞬時に交配を行い子を産み・・その子が孫を産んだ、サユミ達だ、

ソニア達の子は人間の遺伝子が影響して冷気を調整できるようになる。



だが祖母のソニア達は大量の天然石が無いと冷気を調節できない、なので・・

子供達は足手まといの祖母達を見捨て別天地を求めたが途中魔物と遭遇、

飢えで弱っていた子供達は攻撃に耐えきれず・・一部を除き全滅した。



皮肉にも・・



ソニアと共に見捨てられた幼いサユミ達が生き残った、だが・・

その後も飢えで苦しむ日々・・予期せぬ出来事が彼女達を救う、

俺達が北の大陸を調査、その時に兄と妹が俺達と遭遇したからだ。



事情を把握した俺達は天然石はじめ食糧等をサユミ達に提供した、

飢えの恐怖が消えたサユミ達は感激、その後は俺達と行動を共にする、

ある時サユミの驚異の能力を見ぬいた俺の祖父が・・ある進言をする。



それは・・



前の大戦の時・・



未完成で出港し撃沈された航空母艦「信濃」



この艦は異世界で蘇り・・特殊な装備を施され驚異の航空戦闘母艦となる、

だが装備が複雑すぎて艦長人選に悩んでいた祖父が彼女を艦長に抜擢、

サユミは信濃の艦長を承諾、以降信濃はサユミの専用母艦となっていた。



彼女の性格は真面目で優しく常識もあり容姿も美しい、まさに完璧な女性だ、

たまに妹の暴走で立腹することもあるが・・それ以外は冷静に物事を見る、

ライアンやジェニー達からの信頼も厚く・・なぜか俺に恋心を抱いていた。



サユミは俺との結婚を望んでいたが・・



彼女は幼馴染のタケシへの想いが湧き出て・・俺との婚約を解消、

以降俺との距離・・は全然変わらす今迄通りの日々を過ごしている。



話を戻して・・



サユミは聖刀「信濃」を展開、さらに憑依モンスターも展開する、

なんとくノ一の騎士はシルバーアイズと融合、くノ一ドラゴンとなる、

全体は人間姿だがその背中には美しい巨大な翼が羽ばたいていた。



これを見たサユミが特殊装備、俺のコレクションの衣装を展開・装着した、

それは聖刀の素材で造った鎧、見た目は爽やかな着物だが強度は抜群だ!



その着物には・・



う●おととらに出るかまいたち3兄妹の様な鋭利な刃物が内蔵している、

普段は着物と変わりないが・・着る者の意志で自由に展開、収納できる、

この着物は俺が昔TVで見た演歌歌手の美しさを思い出し作成していた。



サユミは俺のコレクションの中から・・一目散にこの着物を奪い取る、

何着か作っていたが・・サユミは着物を全部奪い取り自分の物とした、

その後俺はやんわり返却を求めたが・・サユミは目をあわせなかった。



着物姿となったサユミ、着物の中から刃物を展開、2本の刀とした、

その2本をくノ一ドラゴンに渡し・・二刀流のくノ一ドラゴンが展開、

自身は聖刀「信濃」を手に持ち・・タナトス級に攻撃を仕掛ける!



ハァァァァァァァァァァ~~~~!!!



ガキィ~~~~~~~ン!!



キィ~~~ン!!



サユミとくノ一ドラゴンが前後からタナトス級を攻撃、敵は驚く、

どちらの攻撃も自分を倒せるだけの力を感じ・・急ぎ離れる、

すぐさまサユミが追いかけ攻撃を仕掛ける。



まるで蝶が舞うような攻撃でタナトス級を追いつめるサユミ、

先程カオスがタナトス級と対戦したこともあり・・敵の強さを理解、

くノ一ドラゴンと連携しながら要所を狙い敵を追いつめる。




「いい気になるなよ!この下級ドラゴンが~~!」



タナトス級は怒り召喚魔法を展開、2頭のダークドラゴンが出てきた、

鬱陶しいくノ一ドラゴンに向けてダークドラゴンが灼熱のブレスを放つ!



グォオオオオオオオオオオオ~~~~!!!!!



くノ一ドラゴンはかろうじて避けるが・・サユミから離れてしまう、

これを見たタナトス級がサユミに猛進!巨大な剣を出し振り降ろす!



ガキィィィィィィ~~~~ン!!!



サユミは聖刀信濃でこの剣を受け止める、すかさずタナトス級が蹴り、

サユミは吹っ飛ぶが・・着物の刃物が盾代わりとなり衝撃を受け止めた、

すぐさまサユミも反撃、しばらくの間剣での衝突が続いていた。




「隙あり!」




タナトス級がサユミの背中を取る、すかさずサユミは刃物を展開、

背中から複数の刃物が出てきて迎撃、タナトス級はそれらを弾く、

すぐさまサユミが反転、そして・・




「 棘弾 & 龍閃疾風斬!!!」




空母信濃の棘弾をイカダのように展開、その上に龍閃疾風斬を載せる!




「 攻撃アタック !」




サユミは棘弾を放つ、タナトス級は即座にかわし・・




「 湾曲カーブ !」




棘弾は弧を描き反転、背中からタナトス級を襲う!




「こ・・この程度~~~!」




タナトス級は灼熱魔法を身に纏い棘弾を押さえようとするが・・




ズガガガガガガガ~~~~ン!



棘弾は抑えたが・・龍閃疾風斬を抑えきれずまともに受ける、

そして新技!信濃の機銃弾をまとめた魔法の玉を展開、そして・・



「 爆発 (エクスプローション)! 」



バシュ~~~~~~~~~~~~ンン!!!!



魔法の玉が破裂し・・機銃弾が一斉にタナトス級を襲う!!

実射弾を防げないタナトス級は・・即座に魔法の盾を展開する、

機銃弾のほとんどを弾くが・・足に何発か機銃弾を受ける!




ギャァァァァァァァァァァ~~~~~!!




2頭のダークドラゴンが悲鳴、くノ一ドラゴンが腹を切り裂く、

ダークドラゴンは苦しまみれのブレス、これがサユミに飛んでくる!




「 反射 (リフレクション) !!」




すぐさま氷の盾を展開し弾き返す!それはタナトス級に向かっている、

タナトス級は足を負傷して動きが鈍い、なので剣でブレスを弾き飛ばす、

だが・・その隙をサユミは逃さなかった、懐に飛び込み刃物を突き刺す!



ガアァァァァァァァ・・!!!



タナトス級とダークドラゴンは悲鳴・そしてサユミは離れくノ一と合流、

すぐさま2頭のダークドラゴンを斬り倒し・・タナトス級に剣を向ける。



 

「どうします?まだ戦いますか?」

 



タナトス級は重傷、先ほどの刃物が各神経を切り裂き動けなくなった、

もう戦う力はないだろう、ここでサユミは敵に降伏を進言する。




「素直に降伏するなら・・命は助けます!」




この言葉にタナトス級は動揺、この仕草でサユミは確信した、

おそらくこのタナトス級は命が惜しい、破壊神の忠誠は薄いようだ、

これなら・・命さえ保障すれば降伏すると考え攻撃を止めた。



「そ・・それは本当なのか?」



「ええ約束します、ですが・・攻撃はしないと誓ってください」



「そ・・それは・・」



タナトス級は迷う、格下相手に降伏するのは恥意外にない、だが・・

目の前の敵は自分より強いのは確かで・・命までは求めてはいない、

これなら助かるかもしれない・・タナトス級は降伏を・・



ギュィィィィィィィィ~~~~ン!!!



別のタナトス級が風魔法を展開、負傷したタナトス級に攻撃する。



「な・・何をする!や・・やめろ~~~!」



「敵に命乞いをする馬鹿は必要ない!」



別のタナトス級は竜巻魔法を繰り出し・・仲間を切り刻んだ、

サユミと戦っていたタナトス級は・・無残にも切り刻まれた、

この戦いの勝者はサユミだが・・サユミは怒り攻撃・・




「サユミさんあなたの出番はここまでよ!あとは私がするわ!」




サユミは・・



怒りを抑え・・




「わ・・わかりました、あとはお願いします」




一見サユミの圧勝に見えるが・・サユミは極度に体力を消耗、

タナトス級の猛攻撃は想像以上の破壊力、それを受け止め続けた、

サユミはもう体力の限界だった、それを見抜き割り込んだのが・・




「まかせて!あなたの勝利を無駄にはしないわ!」




天聖族最強の一角・・



水瓶座のアクワリオだった。






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