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恐ろしいイージスミサイルと艦を囲う完璧な防御




第2・6・7艦隊からイージスミサイルが次々発射される!

ミサイルは一度雲を突き抜け落下、敵の密集地帯に飛んでいく、

破壊神の配下がミサイルに気がつく・・もう遅かった。




ドッガ~~~~~~~~~~~~ン!!!!!




ドガガガガガガガガガ~~~~~~~ン!!!!!!




ギャアアアアアアアア~~~~・・




ズズズズズズズズ・・・・




イージスミサイルは猛烈な大爆発を起こし魔物達を消滅させる、

原爆・水爆が爆発したかのような攻撃は敵を跡形もなく吹き飛ばした、

遠く離れているルーム国にもこの爆発が見えたそうだ。




「こ・・この攻撃は神級以上かもしれないわ・・」




艦に乗っていた天聖族の部下が驚きを隠せない、それほどの威力だ、

昔ある漫画で炎と氷を混合させ放つと大爆発を起こす魔法があったが・・

俺達のイージスミサイルはその他の魔法と火薬も追加され混合している。



そのため・・その威力はその魔法を遙かに上回る、もう原水爆レベルだ、

それも広島型を遙かに超える威力、射程内の敵はまず逃げられない、

特級クラスの結界など容易く吹き飛ばせる恐ろしいミサイルだ。



ただ原爆・水爆と決定的に異なるのは・・放射能が全く無いということ、

膨大な威力の為衝撃波などで環境は痛むことはあるが・・その付近限定、

戦闘の後は専門のチームがその地に出向き植物の手入れ等を行っている。



このイージスミサイルは・・



あくまでも緊急事態限定なので普段は分解、使う時だけ組み立てる、

超危険なミサイルなので取り扱いは細心に加え超細心の扱いを要する、

出来れば使いたくないが・・状況が状況なので止む無く使っている。



しばらくしたら視界が開けてきたが・・魔物達の姿はどこにもない、

密集していた魔物達は姿を消し・・指揮する破壊神の部下もいない、

全員消滅したのか?・・と思った矢先・・



・・・



即座に転移魔法で射程圏外にかろうじて逃げたタナトス・オルクス級、

だが無傷ではない、衝撃波を受けたようで全員フラフラになっている、

それらにしがみつき・・かろうじて逃げたグリム・ヘル級も何人かいた。



運よく端にいて衝撃波で吹き飛ばされた魔物たちが一斉に集まってきた、

だが・・数としては約20万位、ミサイルは敵の9割を消滅させたようだ、

漆黒の大陸に向かおうとした敵も大幅に減り約5万程度となっていた。



傷つきながら・・タナトス級が語る。



「な・なんだあれは?あんな攻撃初めて見るぞ・・」



「えっ・・ええ恐ろしいわね、結界が役に立たないなんて・・」



「ど・・どうするの?この数じゃ勝ち目は薄いわ」



「どうするもなにも・・戦うしかないだろう?」



「・・そうね、逃げ道なんてどこにもないから・・」




どうやらタナトス(神級)クラスでも俺達の実射弾は有効らしい、

魔法に関しては飛び抜けた能力を持つ彼ら彼女達も実射弾は防げない、

となるとチャンスだ!一気に攻撃すれば殲滅できるだろう!



俺はこう考え・・各艦に命を発する!



「敵は実射弾を防げない、遠慮するな!撃ちまくれ!!」



「了解!攻撃を開始します!」



各艦前進!大和・武蔵・紀伊・モンタナの主砲が上空を向く、

10km程度なら十分射程内、副砲やレールガンも敵を狙う。



第2・6艦隊の旗艦長門も総攻撃の命を出す、各艦は前進、

航空母艦も参加してレールガン準備、さらに戦闘機も次々離陸する、

さらにエニウェア達も動き出す、敵は完全に囲まれた。



「全艦攻撃開始!」



「撃ち方~はじめ!」



ズガ~~ン!



ズガガガガガ・・・



ズシュ~~~~ン!!!



大和・武蔵・信濃がルーム国方面の敵に、紀伊とモンタナ、

この2隻は漆黒の大陸に向かった敵の背後を集中砲火、

さらに戦闘機隊が空対空ミサイルと機銃を撃ちまくる!



ズガガガガ~~~~~~ン!!!



ギャアアアアアアアア~~~!!!



魔物達は結界で凌ごうとするが実射弾はそれを貫通して攻撃、

盾や鎧が無い魔物達は次々と被弾し海に落ちる、さらに・・

恐怖で逃げるヘル級を戦闘機が容赦なく撃ち落とす。



この戦いが始まる前・・



まだ幼い子供達・・



サナの同胞を食い漁っていた魔物を見て・・



・・・



こいつらには手加減は無用と怒りながら攻撃している各種族、

中には涙を流しながら機銃を撃つ者もいた、当然敵にではない、

恐怖の顔で・・息絶え食べられた子供達への悲しみの涙だ。




ギャアアアアアアア・・




猛烈な対空砲火と戦闘機、さらにエニウェアとその配下の魔物達、

それらが次々と敵の魔物を落とし・・残っているのは1万を切る、

タナトス・オルクス・グリム級は持っていた盾を展開し身を守る。



だが・・



配下の魔物達は次々と撃ち落とされる、このままでは自分達も・・

持っている盾も・・なんとか銃弾を弾くがヒビも入ってきた、

今のうちに逃げよう・・敵はテレパシーで話し合う。



「ど・・どうする、このままでは全滅よ!逃げましょ?」



「ああ魔法を展開する間もない・・」



「下手に魔法は出さない方がいいわ、敵は魔法を破裂出来るのよ」



「なんだと?それだと俺達は八方塞がりじゃないか!」



「だから逃げるのよ!あんな巨大な船に挑んでも落とされるだけよ!」



「・・やむないな・・」




ちなみにタナトス・オルクス級は超高速で動ける、艦への接近も容易だ、

だが敵はそれをしなかった、その理由は・・艦を包む強烈な電磁波の嵐、

新たに装備されたこれは・・敵が近づくと反応し電磁波を浴びせる。



例えるなら・・



蝙蝠が超音波を発して障害物をかわす、これを逆の目線で応用した、

艦の周りに電磁波を拡散させ敵が近づくと共鳴させる仕掛けだ。



この電磁波は魔法を感知すると・・それに同調し共鳴するようになっている、

中級の魔物程度なら大した効果は無いが・・逆にタナトス級だと致死レベル、

これらは魔力が大きすぎるので共鳴力は半端ではないからだ。



敵は超高速で各艦に近づこうと・・近づくほど共鳴は増幅される、

皮肉にも魔法力が大きければ大きいほど・・艦には近づけなくなる、

艦内には電磁波を遮断する対策がされているので味方には被害はない。



これを瞬時に察したタナトス級は・・・急ぎ艦を離れている。



ちなみに魔法を使った遠距離攻撃も断念、魔法増幅弾が狙っている、

魔法を展開する時は・・どうしても一瞬魔法展開のための間がある、

艦の専用狙撃隊が・・その間を常に狙っていた。



これにより各艦の防御力はほぼ完璧、敵は艦に近づく事すらできない。



・・・



このままでは全滅しかないと悟った敵は・・



タナトス・オルクス級を4つのチームに分け・・転移魔法で逃げる、

見捨てられたグリム・ヘル級は絶望の顔、守る魔物達が次々と堕ちる、

恐怖で震える約2000人のグリム・ヘル級は・・




「こ・・降伏します!お願い・・攻撃をやめてください!」



「な・何でも言う事聞きますから・・こ・・殺さないで・・」



俺達に向かって強烈なテレパシー、それを感じた俺達は攻撃中止、

すぐさま指揮官エルフが返信、無条件降伏かを尋ねる。




「どういうこと?私達に無条件で降ると言う事?」



「は・・はい・・ご指摘の通りです、だから攻撃をやめて・・」



グリムとヘル級を囲んでいた魔物は全部撃ち落とした、なので・・

グリムとヘル級は丸裸当然、先に逃げるとタナトス級に殺される・・

だが先にタナトス級が逃げたため・・死にたくないので降伏するそうだ。



「どうします?」



「そうだな・・ここは一旦攻撃中止だ、捕虜として捕らえよう」



「わかりました!全軍攻撃中止させます!」



グリム・ヘル級は武器を捨て手を上げる、戦闘機隊が赤城に誘導、

これらの捕虜は第6艦隊が対応、戦闘力を封じた後会議室等に幽閉、

第2・6艦隊は捕虜を連行しルーム国に帰って行った。



漆黒の大陸に向かった敵はエニウェア達が焼き尽くした、

こちらも一部が降伏、エニウェアはめんどくさがり俺達が保護、

こちらは戦闘機が誘導して・・同じように第6艦隊に預けた。



その頃・・



逃げたタナトス級達は・・



「やっぱり一部が逃げたわね、アフロディーテさん流石だわ!」



「そうね、こいつらは野放しに出来ないわ、ここで全員倒すわよ!」



4方に分かれたタナトス・オルクス級の眼の先には・・



俺達・・いや俺が誇りに思う愛しい妻たちと精鋭たち・・



エリーナ達が待ち構えていた。













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