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超特殊な存在と救出・攻撃作戦の開始




俺達第7艦隊は海面に浮上!ほぼ5隻同時に海底から出てきた。




パ~~~~~~~~~ン!!!!!




各艦を覆っていた巨大な空気の玉が弾け5隻は海上に浮かんだ!

すぐに動いたのが航空戦闘母艦「信濃」戦闘機が動き出す!




「まわせ~~一気に離陸させるぞ!」




キィィィィィィィ~~~~~~~~ン!!!!!




戦闘機が甲板に出てきた、すぐさまカタパルトに移動する、

即座にカタパルトが動き艦載機は次々離陸、天使族も乗っている、

彼女達には特殊なメガネと麻酔弾を追加で持たせている。



各戦艦も動く、各艦搭載機は垂直戦闘機3機とヘリ1機、

まず垂直戦闘機が離陸する、この機体も戦闘に参加する、

ただ大和の3機は・・エニウェア達が乗り込んでいた。




キィィィィィィィィン!!!




「こちらリリス!こっちは計器類オールグリーンよ!」



「こちらリリト、計器類はバッチリよ!いつでも飛べるわ!」



「コントロール!こちらカラミティ、計器類はオールグリーンだ!

すぐに出る・・おっとこういう時は「離陸許可願う」だったな・・

エニウェア隊準備完了!離陸許可願う」



「オッケー!エニウェア隊離陸を許可する!」



「ありがとう!エニウェア隊出るぞ!!!」



「カラミティ・リリス・リリト!グッドラック!」



まずカラミティ機が大和の後部甲板から出てきた、そのまま離陸、

すぐさまリリス・リリト機も離陸、初めてとは思えない操縦を見せる、

3機は大和から離れ・・一気に加速して漆黒の大陸に向かう。



漆黒の大陸には事前に連絡済、首領は最初は驚いたが・・その後大笑い、

まざか自分の子供達が戦闘機で戻るとは想像もしていなかったようだ、

屋敷の前に簡易飛行場を造っておくと言いながら電話を切る。



ちなみに垂直戦闘機の速度は音速の1・4倍ほど、これに対して・・

エニウェア達の飛ぶ最高速度は音速とほぼ同じ、戦闘機の方が速い、

それに加えて・・戦闘機だと疲労が少ないのですぐに戦える。



カラミティ達が戦闘機で帰る理由はもう一つある、それは搭載武器、

破壊神の配下達は魔法に対する防御はかなり高いとフレアから聞いていた、

その反面俺達の武器・・実射弾やミサイル等はほとんど頭に無いらしい。



フレアの言葉から想像できることは・・



おそらくこの異世界を含む各異世界は・・



特殊な分野・・化学技術等は無いようだ、魔法が無い俺達は・・

地道に根気よく研究を続け素材の性質を生かしたモノを作っている、

それを長年かけ・・子供や孫たちが引き継ぎ進化を続けている。



反面魔法がある世界では・・



大概の事は魔法で片付くので手間が省け時間をかける必要が無い、

その魔法を各種族が使うので・・俺達のような人間独裁ではない、

実力が拮抗していて・・欲しい物を奪い合うので衝突が絶えない。



さらに・・魔法の燃料とでも言うのかな?



魔力は俺達の世界には無い特殊なエネルギー、長寿命の源だ。



例えるなら・・



万能の栄養・活力剤が気体となり大気中に浮いているような感じ、

これを取り込み体内で増殖することで各種族は魔法が使え寿命も長い、

俺達もその恩恵を受けている、大気中にあるから自然と吸い込んでいる。



この辺が俺達とは大きく異なるが・・



この異世界に住む各種族の目線だと・・



俺達の方が超特殊な存在らしい、驚くべき発想と奇想天外な知恵、

それを実現する様々な技術・・どれも自分達では想像すらできない、

魔法を使わず武器や道具を使い強大な敵を倒す発想はないからだ。



実際西や北の大陸でも敵は実射弾には手も足も出ず敗北している、

オルクス・・聖級クラスのサナでも実射弾であっさり落とされている、

さらにミサイルに各種魔法を詰め混合爆発で敵のほとんどを殲滅した。



各種族からは・・



これが特殊でなくて何だ?と言われたことがある。



・・・



言われてみれば・・そうかもしれない。



その驚異力を肌身で知っているカラミティ達は戦闘機に大喜び、

非力な人間姿のままで実体と変わらない・・それ以上かもしれない、

その驚異の戦闘力をタダで貰えたのだから喜びは当然・・・



・・・



あげたわけじゃないぞ!



あくまで貸しただけだからな!!



落ち着いたらちゃんと返せよ!!!



しかし・・



何度か催促したが・・カラミティ達から戦闘機の返還は無かった、

後日俺はヘイゾウお兄さまから戦闘機の一部代金を請求された、

緊急時なんだから俺には責任ない・・給料3か月分強制没収された。



・・・



これは一旦置いといて・・



信濃から全戦闘機が離陸、そのうちの半分はカラミティ達を追う、

これらはミサイルの代わりに照明弾を満載して飛んでいる、

漆黒の大陸に向かった敵部隊にこの照明弾を放ち同胞を見つける。



光輝いたサナの同胞達を見つけたら紀伊とモンタナが狙撃で落とす、

戦闘機も天使族と共に麻酔弾で落とす、海底ではクラーケンが控える。



残りの半分は上空待機、こちらは大和と武蔵の照明弾を使う、

照明弾を放った後信濃と戦闘機隊が攻撃、麻酔銃で同胞達を落す、

こちらも海底でクラーケンが待機、いつでもいいぞと合図があった。



「こちら武蔵!照明弾及び麻酔弾準備完了しました!」



「こちら信濃、こちらも準備は出来ました!」



「こちら紀伊、狙撃準備完了!いつでもどうぞ!」



「こちらモンタナ、準備OKだ!」



ちなみに武蔵のエリーナ、信濃のサユミ、紀伊のタケシ、

それとモンタナのデーヴィドとクリスティーナは乗っていない、

主要メンバーはアフロディーテの指示に従い各地で待機していた。



俺は大和の中、俺だけ艦の指揮をとる、その理由は単純明快!

俺を戦わせたくない各種族は俺を置き去り、スマホも通じない、

そのため俺は・・みんながどこに行ったのか全然わからない。



・・・



何か・・めちゃ寂しい。



気持ちを切り替えて・・



俺は各艦に命を出す!



「全艦・全機照明弾発射せよ!サナの同胞達を救い出せ!」



「了解!!!!」



グィィィィィィイィ~~ン!!!!



各艦の砲が上空を向く!



「撃ち方~~~はじめ!」



ズシュ~~~~ン!!!!!


ズズズシュ~~~~~~~~ン!!!!



各艦の照明弾が放たれる、意表を突かれた敵は驚くがもう遅い!



「ババババ~~~~~~ン!!!!!!」



照明弾が猛烈な光を放つ、魔物達は強烈な光で錯乱している、

照明弾の光が消え・・一部光り輝いてる種族がいた、サナの同胞だ、

すぐさま各艦・各戦闘機・各種族が麻酔弾を放ち光る種族を落す。



カラミティ達は迂回して漆黒の大陸に向かう、護衛機はここでお別れ、

3機を除く戦闘機は旋回して光る種族だけ次々と撃ち落としていく、

さらに紀伊とモンタナの狙撃隊が狙い撃ち、次々と堕ちていく。



俺は漆黒の大陸に緊急メール、エニウェア幹部は頷き大陸から出る、

30万の魔物を従えたエニウェア達は弧を描くような陣形で攻める、

敵を密集させ俺達のミサイルで一気に吹き飛ばす。



照明弾を確認した第2・6艦隊も動き出す、まずはイージスミサイル、

この艦隊はルーム国が近かったので輸送重巡が追加のミサイルを運んだ、

急ぎ補給したミサイルを発射準備、俺の合図を待つ。



大和と武蔵、それと信濃に乗っている各種族が麻酔弾を狙撃しまくる、

次々と堕ちていくサナの同胞、5分ほどで全員を撃ち落とした、

戦闘機は急ぎ離脱、各艦はイージスミサイルの発射準備を急ぐ!



ガチャガチャガチャ・・・・・



ミサイル発射管が開きミサイルの発射準備は整った、

その頃視力が回復した魔物達は・・サナの同胞がいないことに驚く、

すぐさま破壊神直属の部下の傍で群れる、部下も目を丸くしていた。



「味方は全員退避せよ!イージスミサイルを発射する!」



これを聞いたエニウェア・戦闘機隊は急ぎ離れる、驚く敵の魔物達、

自分達を指揮するはずのサナの同胞が消えたこともあり大パニック、

分散した敵はどちらも魔物の密集が出来た、その中に破壊神の部下がいた。



「味方は・・全員離れました!」



レーダで監視していた通信管お姉さまが俺に報告、俺は頷く!



そして・・



俺は命を出す!




「全艦イージスミサイル発射せよ!」




ズシュ~~~~~~ン!!!!!!!



第7・2・6艦隊のイージスミサイルが・・



敵の密集地に向かって飛んでいった。
















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