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囮の部隊と東の大陸で降伏するグリム級たち



サナの同胞をほぼ麻酔で撃ち落とした後戦艦4隻は後退、

艦隊は隊列を整え一斉射撃の構え、戦闘機隊が離れたら総攻撃、

敵の数が多いので白兵戦になる前に

少しでも数を減らすためだ。



その戦闘機隊は光るサナの同胞を全員撃ち落とした。




「艦砲射撃が始まるぞ!急ぎ離れるんだ!」



「了解!離脱します!」




戦闘機隊は急ぎ離脱!敵の視力が戻り俺達の方を向くが・・

指揮する立場のサナの同胞達がいないので魔物達は取り乱す、

そのためか・・破壊神直属の部下達の命を聞こうと周りに群がる。



これを見ていた日向の艦橋にいるライアン達、チャンスと見て・・




「全艦艦砲射撃開始!密集した所を徹底的に攻撃せよ!」



「了解!!!」



「撃ち方~~はじめ!」



ズゴ~~~~~ン!!!!



ガガガガガガガガガガガ・・・



ズシューン!!!!!!



各艦の砲門が一斉に火を噴く、密集地帯に砲弾が飛んでいき爆発!



ズガガガガガガガガガ~~~ン!!!!



ギャアアアアアアアアア・・・




「攻撃の手を緩めるな!撃って撃って撃ちまくれ!」




指揮官ライアン達が各艦に艦砲射撃を繰り返すよう命令を繰り返す、

既に敵は駆逐艦の主砲でも届く位置にいるので全艦撃ちまくる、

後方にいる航空母艦も参加、レールガンを乱射している。




ギェエエエエエエエ~~~~




中級以下の魔物は理性が無い、ただただ本能と上からの命に従うだけ、

艦砲射撃が危険だと察知した魔物達は雄叫びながら周りに分散していく、

これを戦闘機隊・ガルーダ・グリフォン達が攻撃を浴びせる。



眼で見える位魔物が減ってきた、さすがに焦る破壊神の直属部下達、

今迄は後方にいたが・・さすがに危機を感じ自ら前に出てきた。




「いい気になるなよ~~!この下級どもが~~!!!!」




敵のグリム(特級)やヘル(上級)達が攻撃、応戦するガルーダ達!

実力はほぼ互角だが・・こちらには憑依モンスターがいるので数で勝る、

格上が相手でも憑依モンスターのおかげで互角以上の戦いを繰り広げる。




「出でよフレイム・シルフィード・氷の白馬騎士!」




上級ガルーダとグリフォンがモンスターを展開、驚くグリム達、

グリムは特級クラスではあるが3体で攻撃されるので大苦戦、

弱ったところで上級達は離脱、特級クラスが代わり攻撃を仕掛ける!




「アークエクスシア・エレメンタル・ソルジャーよ出ておいで!

こいつらを蹴散らすわ、出来れば捕獲するわよ!」




2体の憑依モンスターは頷き・・攻撃を仕掛け敵の体力を消耗させる、

そこを特級ガルーダ・グリフォン達が捕獲行動、何人かを捕獲成功、

攻撃力を完全に封印して後方の航空母艦に転移魔法で運んでいた。




ちなみに憑依モンスターは人間姿のタイプでも憑依主が飛べれば飛べる、

逆も同じでモンスターが飛べれば飛べるようになるが・・



エリーナやクリスティーナ等はどちらも空を飛べないので今は飛べない、

だが・・先で驚く展開が訪れ驚異のパワーアップをすることとなる。




話を戻して・・




こちらの戦いは明らかに俺達が大優勢!敵は取り乱して格好の的だ、

接近戦で仕掛けるガルーダたち、それらの背中を狙撃で守る各艦、

敵の一部は苦し紛れに艦に近づいてくるが・・棘弾であっさり蹴散らす。



この調子なら数日で敵を殲滅できる。



皆は勝利の手ごたえを感じたが・・



・・・



だが・・



指揮官ライアン達は・・



ある疑問を抱いていた。



「おかしい、ここにはタナトス級(神級)やオルクス級(聖級)がいない、

これだけの数なのに・・一人もいないのはおかしいぞ!」



「確かにそうですね・・何かあったのでしょうか?」



「それはわからん・・だが油断するな!隠れているかもしれない」



「わかりました!徹底的に監視します!」



第3・4艦隊が交戦している北の大陸付近には聖級以上がいない、

これらが相手になると相当厄介なのだが・・




「こちら戦闘機隊!オルクス級以上はいない様です」



「こちら潜水艦、クラーケンが探しましたが海中にもいません」



「こちら軽巡矢矧、レーダには反応ありません!」




旗艦日向から一番離れている軽巡矢矧のレーダーも反応は無いようだ、

どうやら本当にいないらしい、西の大陸ではオルクス級が2人いたが・・

1人は無理やり連れてこられたサナなので実質直属配下は1人だけだ。



となると・・



「こいつらは・・本隊ではありませんね・・」



「ああそうだな、こいつらは分隊・・」



・・・







「指揮官・・?どうかしましたか?」




「我々は・・分散させられたようだな」




「えっ?どういう事ですか?」




「敵は俺達戦力を分散させたと言う事だ、おそらく本隊は東か南、

西の大陸とここは・・ハズレと言う事だ・・」



「えっ?それって・・」



「ああ本隊にオルクス級以上が集中しているだろう」



「だとしたら・・本隊に当たった所が危ないですね」



「そうだな・・とても危険だ!」



「どうします?急いで引き返しますか?」



「いや・・こいつらも無視できない、挟まれたら厄介だ、ここは・・

あえて敵の作戦に乗ろう、敵は少ない方が断然いいからな・・、

急ぎ仲間に緊急連絡しろ!こいつらを片付けたら東か南に向かう!」




「わかりました!緊急連絡を行います!」




旗艦日向から各地に緊急連絡、敵の本隊は東か南にいると推測できる、

我らはこの囮部隊を叩いた後東か南に応援に向かう・・尚・・

異変を感じたら即座に連絡願うと補足しておいた。



第3・4艦隊はその後2日程敵と交戦・囮部隊を叩くことに成功した、

敵のグリムクラス何人かを捕虜として捕獲、その後全艦反転した、

途中第5艦隊と合流、東と南の真ん中にあるルーム国に向かった。




時は少し遡り・・



東の大陸では各ドラゴンが敵と交戦、敵はグリム級が大勢いた、

ドラゴン達は上級クラスが多いが憑依モンスターを展開して反撃、

先程と同じで上級がグリム達の進攻を抑え特級クラスがこれを蹴散らす。



ちなみにスカイドラゴンのアトラス・モカ・ココ、

フレイムドラゴンのアグニ、アースドラゴンのシュメール、

フォレストドラゴンのディア―ナ、それと魔物代表のメディ。



彼ら彼女達は憑依モンスターと極秘の特訓もあり特級以上となる、

他にも潜在能力が高い部下も鍛えレベルアップ、特級クラスとなる、

若いドラゴン達も魔法の玉をフル活用して鍛え大幅に強くなっていた。




「な・・なんだこいつらは?格下のくせに俺達と互角だと?」



「ど・・どういうことよ?私がこんな奴らに・・」




敵のグリム達は大苦戦、まあ当然だろう、下準備が違いすぎるからな、

ただ破壊神の言いなりで・・力任せで連携もなにも無いグリム達と・・



最新技術と多彩な魔法、それに加え勤勉で鍛えを繰り返してきた俺達、

小さな子供から老体まで一体となり個々の働きを欠かさない各種族、

比較するまでもない圧倒的な差は・・戦場で明らかに出ていた。




「グワァァァァァァァァ~~!」




ドラゴン達が雄叫びを挙げグリム達を攻撃、それを守る憑依モンスター、

巨体の隙を狙おうとするグリムとヘルたちを食い止め時間を稼ぐ、

そこに別のドラゴンが突撃!グリムとヘルたちを弾き飛ばしていた!



「ぎゃあ!」



「グワ~~~」




重戦車のようなドラゴン達の突撃に吹き飛ばされるグリム達、

空を飛ぼうにもスカイドラゴン達が上空を支配しそれを許さない、

八方塞がりとなったグリム達は・・次々と蹴散らされていた。



こちらでは地上戦が多くヤマダさんの村でも戦闘状態となっていた、

だが明らかにこちらが優勢、何とスライムまで銃を使っていた、

さらに第1・第8艦隊が海上から援護射撃、レールガンで狙撃している。



ヤマダさんは対空戦車やヘリを使いロケットランチャーで敵を蹴散らす、

他にもハイゴブリン・魔法使いが銃と魔法を混合、一斉に放っていた、

魔法は遮断できるグリム達だが・・銃弾は面識が無いらしくほぼ無防備。



そのためか・・



敵はあっという間に激減、ここには約100万の敵がいたが一日で激減、

驚きを隠せないグリム達は援軍を要請、だが援軍は一切無かった、

逆にこちらには白の大陸からも応援が来た、囲まれたグリム達は・・




「ちょっと~~どうするのよ!囲まれたわ!」



「そんなことはわかっている、個々で蹴散らせ!」



「なに言ってるのよ!ほとんどの仲間は捕まっているのよ!」




醜い身内喧嘩を繰り返すグリム達、もう100人程度の数だ、

急ぎ南に逃げようとするが・・天使族とスカイドラゴンに遭遇、

あっさり蹴散らされ墜落、残るグリム達は・・




「こ・・降伏します・・こ・・殺さないで・・」




武器を捨て・・俺達の陣門に下った。




























いつも御閲覧頂きありがとうございます。



今迄コロナで中断していた仕事が一気に再開し大忙しとなりました、

そのため休日出勤している状況なので小説の更新が遅れております。



申し訳ありません。



可能な範囲で更新していきますので・・



これからも応援宜しくお願いします。

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