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異世界ハンターへの作戦と新たなチーム編成




俺は久しぶりに爽やかな夢を見て・・なんと目覚めのいいことか!

まさか大和の主副砲弾を転送して聖刀から放てるとは思わなかった、

もう一つ・・大和の力を使った大技も聖刀が夢の中で教えてくれた。



これに関しては・・今は秘密だ。



早く試したいのだが・・肝心の大和がこの妙な空間の中にはいない、

そのため新必殺技!はどちらも今は使えない、帰ってからのお楽しみだ、

今は・・その技を使いこなせるよう身体をしっかり鍛えたいと思う。




この日から俺は1時間早く起床、腕立て伏せや腹筋などを部屋で行った、

外で鍛えると・・必ず各種族が疑問に思い問い詰めてくるに違いない、

彼ら彼女達に知られるとややこしくなるので俺の胸に留めておく。




それ以外は食事の支度、3頭のグリームドラゴン達が手伝ってくれた、

頼りになる憑依モンスターに感謝しながら・・俺は今日も食事の支度、

用意が出来たら・・まるで待っていたように皆が群がり完食していく。



ただ・・



タウロとリィブラが俺をチラチラ見ている、何かあったのだろうか?

新必殺技に関しては極秘だし・・彼女達とは会話すらしていない、

わかるはずはないのだが・・



・・・



だが彼女達は鋭い、俺の何らかの仕草で疑問を見つけたのだろう、

ここは下手に誤魔化すよりも普段通りの仕草で過ごした方がいいだろう、

なにか言われても・・大和がない今はどうすることも出来ないしな。



案の定タウロとリィブラは最後まで残り・・何か言いたそうな顔をしている、

ゆっくりこちらに歩いてくる、なんか眼が怖いんだが・・



2人は俺の目の前で止まり・・語り出す。




「コウさん・・お話が・・」




その時!




「あ~こんな所にいた!早く外に来なさい!」




突然アフロディーテが現れ大声、タウロとリィブラは・・




「は・・はい!わかりました~~」




さすがの2人も神族のアフロディーテには頭が上がらず急ぎ外に出る、

俺は無視して後片付け・・アフロディーテに手を引っ張られ外に出る、

外に出ると・・なぜか全員体育座りをして俺達を待っていた。




「全員揃ったわね!では作戦を伝えるわ!」




作戦?




「3か月後・・あっもう2か月後だわね、例の異世界ハンターが来るわ、

私達神族は万一に備えるから・・異世界の中はあなた達に任せるわ!」




その説明ではさっぱりわからんよ!




要約すると・・




2か月後に異世界ハンターたちが来る、それもかなりの大群らしい、

もしかしたら破壊神も来る可能性もあるので神族7人は万一に備える、

その万一とは・・逆ギレした破壊神がこの異世界を消すかもしれない。



そのため7人は破壊神を見つけたら即攻撃・駆逐するそうだ。



ちなみに神族・・神級クラスになると宇宙空間でも活動出来るらしい、

外からの攻撃に備えて神族7人は分散してこの異世界を守るそうだ、

そのため異世界の中は・・俺達に任せるので宜しくと言ってきた。




ここでサユミがアフロディーテにいくつか質問!




「もし私達が今回神級クラスになれば・・宇宙でも戦えるのですか?」



「今は無理ね、一時的だから聖級の最上位とそんなに変わらないから・・」



「アフロディーテさんから見て・・誰が一番神級に近いですか?」



「あなた達全員よ、だから今回あなた達を呼んだの、ちなみにね・・

今回選ばれなかった面々も鍛えれば神級に近づける可能性はあるわ、

今回は時間がないから・・可能性が高いあなた達を選んだのよ」




次に・・なんとカラミティが質問する。



「どの位の大群か来るんだ?」



「大雑把だけど・・前より格段に多いわ、来る魔力が半端ないからね、

おそらく10倍・・いやそれ以上かもしれないわ」




前の10倍以上?




一千万を超える異世界ハンターたちが来ると言うのか?




「そのほとんどは・・ここで言う中級クラスだからそれほどでもないわ、

問題はそれらを指揮する上・特級クラス、かなり多いからこれらが厄介よ、

あなた達はまず指揮系統を倒すのよ、そうすれば相手は混乱するわ」




「聖級や神級レベルもいるのか?」




「ええ何人かはいるわ、でも数の割には少ないのよ、おそらく・・

あの娘たちが言っていた兄達はまだ他の異世界で苦戦してるようね、

そのため・・私達を先に滅ぼして生体エネルギーを取る気なのよ」




「ということは・・本隊ではないと?」




「たぶん今回は別働隊だわ、本隊が動けないから一部を向かわせたのよ、

あっちでは相当苦戦してるようだからなりふり構わず向かわせたのよ、

ある意味チャンスね、その別働隊を潰せば向こうもこっちも楽になるわ」



次に・・珍しくレイミが質問する。



「・・敵は・・どうやってここに来るの?」



「破壊神の転移魔法よ、それでも3か月かかるから果てしなく遠くからよ、

破壊神が一緒に来れば速いけどね、でもその分生命エネルギーを消費するわ、

だから動かないのよ、こっちに来ると帰れない可能性が高いからね」



「・・転移魔法の方が・・消費するんじゃないの?」



「そうでもないわ、一度転移魔法を造ればそれが何回もジャンプするの、

コウ達の世界で例えると・・繰り返すワープとでも言うのかしらね?」



ここでアトラスが質問する。



「それだと帰りはどうするんだ?」



「単純に大半はここに残るのよ、一部だけ帰ってくればいいだけ、

あらかじめ破壊神は転移魔法を部下の収納魔法に封じて持たせるの、

用が済んだらそれを展開して部下の一部は戻る・・と思うわ」




「ということは・・」




「そう、魔物達はここを住処にして破壊神たちを待つだけ・・

彼ら彼女達は無限の時間があるから1年程度はそよ風レベルよ、

破壊神が迎えに来たら・・また転移魔法で他の異世界に行くの」




まるで軍隊蟻だな・・




「いい例えね、破壊神の配下は・・軍隊蟻と同じ性質の魔物は数多いの、

破壊神には・・その方が自分達には都合がいいのよ、手っ取り早いからね、

狙いを定めた異世界にそれらを送り込み・・生命エネルギーを根こそぎ奪う」




恐ろしいな・・




「そう・・恐ろしいのよ、だから私達がここで敵を殲滅しないと明日は無いわ、

自分達だけではない・・他の異世界も殲滅されるからね、他人事ではないわ」



「わかった、それで俺達は今後どうしたらいいんだ?」



「まずはチームを組んでもらうわ、ただしそれは私が決めさせてもらうけどね、

あなた達だと・・どうしても親しい者同士がくっつくからバランスが悪いのよ」



これに関しては何人かが不満を覚える、親しい方が阿吽の呼吸が容易だからだ、

だが現時点アフロディーテには勝てない、それと身内で争っている場合ではない。




・・・



「わかった!チーム編成を頼む」




「おっけー!」



アフロディーテが考えたチームは以下の通り。




● 第1部隊(西地域)


デーヴィド・アトラス・マイラ・ソフィア・ショウ、

アリーゼ・アリエス・リィヨン・サギタァリオ・ミア、

ベアトリス。




● 第2部隊!(東地域)


エリーナ・タケシ・アデール・レティシア・サマンヌ、

カンセェ・ビィルゴ・ピィシィズ・ホリー・カレン、

ショウコ。




● 第3部隊!(北地域)


クリスティーナ・アグニ・レイナ・カオス・サユミ、

アヤカ・ヘミニ・エスコルピォ・アクワリオ・ラン、

シャーロット。




● 第4部隊!(南地域)



俺コウ・シルヴィ・レイミ・カラミティ・アリエノール、

タウロ・リィブラ・カプリコルニォ・ソネット・リサ。




上記のように4部隊に分かれての活動を言われた、理由は東西南北、

既に神族7人は目覚めていてこの異世界を守る特殊結界を展開する、

その際敵を4つに分けるから各部隊で迎撃しろと言われた。




「艦隊もそれぞれ分けるのか?」




「艦隊はそのままで副長たちに任せて!あなた達は別に行動するのよ、

艦隊は遠距離から中枢を攻撃させて分散した敵をあなた達が倒すのよ、

特に市街地に入られたら艦砲射撃は使えないわ!そのための迎撃部隊よ」




なるほどな・・




俺達はアフロディーテの編成メンバーで訓練を始める、俺も一部参加、

食事当番は誰もしてくれないので俺がそのまま延長で対応することとなる、

空き時間・・3時間ほどだが第4部隊のメンバーと組手などを行った。



その晩・・



後片付けが終わった俺はシャワーを浴びた後ベットでおねんね・・



・・・



タウロ・リィブラ・カプリコルニォが突然俺の部屋に入ってきて・・



・・・



思いっきり睨まれる俺だった。




















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