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新造艦の名前と第9・第10共同艦隊の構築




俺達がアフロディーテに謎の場所に連れて行かれた時・・

エリーナ達が秘かに手紙を置いていた、それは訓練の指示、

各艦隊は破壊神たちの来襲に備えてとの詳細が細かく書いてあった。



というのも・・



敵が南の大陸だけ・・から出没するとは限らないからだ、

フレイの言っていた平地に近い地域から分散してくる可能性もある、

そうなると艦隊も分散して備える必要がある。



そのため・・



各種族と相談して・・



現状の分析と各地域に戦力配備をしておけと書いていたそうだ。



ジセル達は手紙を見て了承、急ぎ幹部が集まり相談が始まった。




まずルーム国周辺、ここは第6艦隊が専属なのでそのまま配置、

西の大陸は第4艦隊が専属、東の大陸は第8艦隊が専属となる。



現在第1、第2、第3、第5、第7艦隊をどこに配属するか・・

各種族が第7艦隊を除き自分達の大陸に配備希望と揉めている、

どこも艦隊戦力が欲しいので引っ張りだこの状態だ。



ただし・・



第7艦隊に関しては・・これは遊軍扱いの為各種族も配備外とした、

どうせ配備してもどこか行くので・・計算できないから論外らしい。



・・・



そう言われると・・寂しい。




それと現在造船中の戦艦と空母など、新たに第9艦隊として・・

こちらも配置先でとても揉めている、裏世界のデーモン達が超熱望、

特にブルーデーモンのアレスが絶対欲しいと喚いて譲らない。



他にもフェニックスの裏世界、ここに住む地底人も艦隊の配属を希望、

自分達が原材料を提供してるのだから艦の配備は当然といって譲らない、

どちらにも輸送重巡、軽巡、駆逐・簡易駆逐艦は複数配置されている。



だが・・



本格的な戦闘タイプは無いのでどこも絶対欲しいと譲らない、だが・・

3か月後に俺達の世界に異世界ハンターたちが攻めてくるのは確実

まずはそれらを追い払ってから配置する事で一旦話は落ち着いた。



そのころフェニックスの島では・・



新たな戦艦4隻、空母3隻、潜水艦2隻は既に進水済、交代で急ぎ製造、

技術者スライムをはじめ各種族が昼夜問わず人海戦術で急ぎ製造していた。




ここで驚きのニュースが入る!




当初戦艦は金剛クラス(全長約220m、35.6cm主砲)と聞いていた、

確かに先行の2隻はその通りだった、だがもう2隻は違っていた、

なんと!ドイツ軍も大和に匹敵する超弩級戦艦の製造計画があったのだ。



これらはH39~H45級と言われていたが全艦計画艦止まりだった、

中には大和を超える艦もあったが・・残念ながらアベルさんは管轄外、

彼が関わっていたのがH41級、大和と排水量が近い艦を設計していた。



これには同型艦・・大和で例えると武蔵のような姉妹艦も計画があった、

だがこれに関しては公には無い、アベルさん達が勝手に計画していたそうだ、

というのも先行したビスマルクの姉妹艦ティルピッツの存在があったから。



現場にしてみると・・



新たな設計艦より引き続き同型艦を造る方が遙かに楽だからだ、

ビスマルクを造る延長でティルピッツを造ったように新型艦も・・

かなりの工程が省略できるので急ぎ設計を進めていたそうだ。



しかし戦局は悪化、新造艦どころではなくなりドイツ軍は総攻撃を受ける、

アベルさんの設計室も攻撃され・・この異世界に部屋ごと召喚されてきた、

残念ながら新造艦の設計図は焼けたが・・アベルさんはしっかり覚えていた。



戦艦4隻は既に進水している、奥の2隻は大和と同じ位の大きさだ、

この4隻の艦名は・・メディがぜひ自分が名付けたいと言うので任せた、

アベルさんへの敬意なのか艦名は様々なドイツ軍の艦から引用していた。




● 第1戦艦(金剛クラス)艦名「シャルンホルスト」



● 第2戦艦(金剛クラス)艦名「カイザー」



● 第3戦艦(大和に近いクラス)艦名「オーディン」



● 第4戦艦(大和に近いクラス)艦名「ジークフリート」




シャルンホルストとカイザーは主砲や装備などは金剛と同クラス、

オーディンとジークフリートは・・これはビスマルクの巨大版、

この艦の装備は・・アベルさん達は40センチ砲を考えていたらしい。




というのも・・




計画では42センチ砲だったが当時の世界7大戦艦(長門・陸奥など)

これらの口径が40センチ砲だったこと、戦局が悪化していたこと、

先に開発中だったH39級が40cmクラスだったので応用したらしい。




ちなみにビスマルク・ティルピッツは主砲口径38cmとなっている。




主砲以外はほぼビスマルクと同じだ、端から見るとビスマルクとそっくり、

だが無理やり大きくしたので速度も遅くバランスもすごく悪い、そのため・・

後日この2隻とビスマルク・ティルピッツが模擬戦、ビスマルク達が圧勝した。




最低でも互角・・と予想していたアベルさん御一行!




予想と大反対の結果に驚いたアベルさん御一行はめちゃ焦る・・




・・・




急ぎオーディンとジークフリートを大改修、ビスマルクと同じ仕様にした、

その結果ビスマルクと同等レベルとなったのでアベルさん達は安堵、

以降この4隻は同型艦として運用されることとなった。




ちなみにシャルンホルストとカイザーは敗れはしたが大健闘だった、

そのためこの2隻は武装強化と新装備の設置で十分と判断された。




他に航空母艦3隻も1週間後に進水していた。名前は以下の通り、

尚ドイツ軍は空母の計画はあったが全艦中止となり正式な名前は無い、

アベルさんも拘りはなくメディが様々な艦名から引用して決めていた。




● 第1空母(翔鶴クラス)艦名「オスヴァルト」



● 第2空母(瑞鳳クラス)艦名「メッシーナ」



● 第3空母(瑞鳳クラス)艦名「アデリーン」




艦載機に関しては一番多いF-5タイガーⅡの改良版を載せる、

橘隼も載せてほしいとアレスが熱望したので各艦に3機づつ配備、

轟雷に関しても何機かは譲渡したが・・



場所を取るので普段は陸の飛行場に配備して空母を経由する。




それと潜水艦2隻!これは艦名は無くUボート1号・2号となる。



・・・



あまりに簡単すぎないかな?



潜水艦に関しては元々名前がないから拘る必要は無い?



・・・



そういうことにした。



ちなみに俺達も何隻かの潜水艦を保有運用しているが戦闘には不参加、

その理由は攻撃力、魚雷とミサイルしかないので数多い敵に対抗出来ない、

そのため海底からの偵察や調査・採掘等をクラーケンと一緒に行っている。



海底には様々な資源があるので・・



新技術を開発できるのは潜水艦とクラーケンの地道な努力があるから、

日々様々な素材を採取・運搬する潜水艦のクルーとクラーケンたち、

俺達の発展に貢献する大切な存在なので各種族感謝を欠かさない、




一か月後・・



上記の艦に加えて武装強化した輸送重巡・軽巡・駆逐艦複数が完成、

当面これらは第9・10共同艦隊として白の大陸に急ぎ配備された、

異世界ハンターを蹴散らした後に改めて艦の所属を決めるそうだ。




それと・・




話し合いの結果白の大陸の首都付近に第9・10共同艦隊が配属、

東の大陸には第8・第1艦隊が配属、西の大陸には第3・4・5艦隊、

ルーム国には第2・6艦隊が配属されることで話がまとまった。



第3・4・5艦隊は北の大陸も監視下にしているので数を増やした、

どこから敵が出るのかはわからないので主要大陸に艦を複数配置、

他にも地上軍と連携や怪しい所に罠を仕掛け大規模な敵に対応する。



罠は・・エ●ア88に出てきた対空地雷、これを大規模に埋めた、

敵が上空に現れ感知したら即時発射、地対空追跡ミサイルで迎撃する、

味方には自動追跡解除装置を持たせミサイルが当たらないようにした。



尚この対空地雷は自爆も可能、使わなかった場合は全部爆破して処分する、

勿体ないかもしれないが・・先で誤動作したらそれこそ大事になる。




こうして・・




異世界ハンターに備え各艦隊、各地域は訓練に余念がない、皆真剣だ、

エニウェアも配下の魔物達を南の大陸に配置、いつでも戦えるようだ。




そうして時が過ぎ・・




俺達は3か月後に・・




異世界ハンターたちと戦うことになる。





























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― 新着の感想 ―
[一言] エ〇ア88の対空地雷、懐かしいですね!地上空母(砂漠空母だったかな?)は出てきませんか?
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