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一時的な神族クラスと選ばれた精鋭たち




神族のアフロディーテは俺の部屋のテーブルに座り・・おやつを食べる、

そのおやつは俺が楽しみにしていた白い恋人もどき、それと抹茶ラテ、

彼女は容赦なく俺のおやつを食べまくり・・完食した。



「美味しかったわ~~次をお願いします!」




何だよそれ?



君は一体何しに来たんだ?



俺のツッコミを無視してメイドさん達が次々と丼を持ってくる、

カツ丼・天丼・中華丼・麻婆丼・親子丼・鉄火丼・海鮮丼・・



・・・



一瞬のうちにこれらの丼を器用に箸で食べていくアフロディーテ、

見る見るうちに空の丼が重なり・・20杯以上が重なっている。




「いいえ25杯目ですよ!」




爽やかな笑顔で俺に語るアフロディーテ、見た目は超美人なのに・・



・・・



「ご馳走様でした~~!」




満足したのなら・・帰ってもらおう、俺は彼女の背中を押し追いだす・・




「きゃ~~~セクハラよ~~!」




「なんですって~~~~!!!!!!!!!!!」




アフロディーテの悲鳴に敏感に反応したメイドさん達が俺を縛る、

すっかり慣れた手つきで俺を縛る姿は・・もう芸術の域かもしれない、

俺は縛られ芋虫のような姿となり・・ため息をつき一言!




「で・・?あなたは何の用事でここに?」




芋虫姿の俺はアフロディーテに質問、彼女は笑いながら答える。




「あはは・・コウさん芋虫のようですね~~」




用事が無いなら・・さっさと帰ってくれないかな?




「あははごめんなさい、今日は重大な用事があって来ました」



パチ~~~ン!!



アフロディーテは指を鳴らす、すると俺を縛っていた縄が消える、

俺は立ち上がり・・なぜかメイドさん達が縄を持って待機している、

それは無視して・・俺はゆっくり対面の席に座る。



「重大な用事って・・何ですか?」



「ええ前に来た異世界ハンターの事なんですけど・・」




話を要約すると・・大きく3つ。




アフロディーテは未知の敵に対しての監視役、前の話も聞いていた、

その場にはいなかったが・・千里眼ならぬ千里聴でしっかり聞いていた、

その対策として・・遠距離の敵には俺達の艦隊を使いたいとのことだ。



次に戦力の構築、艦隊は遠方からの攻撃には無敵を誇るが接近戦は苦手、

艦隊電撃防御や棘弾などで大概は対応できるが市内等では砲撃は無理、

破壊神との白兵戦に備えて俺達の何人かを一時的に神族にしたいそうだ。



もう一つは・・俺の奥の部屋。



あの中にはとても気になる物があるので持ち帰りたいとのことだ、

具体的には自分達専用の武器やカードが欲しい・・というか鍵が壊されてる、

アフロディーテの念力で次から次へと目の前の机の上に運ばれている。



・・・



これは・・お願いを超えていませんか?



もう問答無用なんだけど・・



俺の心境を完全無視したアフロディーテがさらに語る、

自分が見てきて見込みがある人材に極秘で伝えてほしいとのこと、

公式に話すと皆が取り乱すので・・まあ不満を言うのは当然いる。




だから直接俺の部屋に来たんだな。




俺からの返事は・・




まず艦隊に関しては快諾、遠距離からの攻撃なら連合艦隊は無敵だ、

さらに新型艦も製造中、輸送重巡等も一部改良して攻撃力アップ、

前より攻撃力は増しているので・・これに関しては意見が一致した。



次に・・一時的に神族クラスまで強くなれそうな人材は以下の通り。



● 俺・エリーナ・クリスティーナ・デーヴィド。



● サユミ・レイミ・ショウ・タケシ。



● カオス・レイナ・アデール・マイラ・シルヴィ・ソフィア。



● アトラス・アグニ・12天聖・14天王・カラミティ。



ちなみに「一時的」とは期間限定で神族クラスの強さを得る事、

期間は半年間、それを過ぎると元の強さに戻るらしい、ちなみに・・

ジセル達が選ばれなかったのは神族タイプではないから・・だそうだ。



「期間を過ぎたら・・もう神族の強さは得られないのか?」



「そんなことは無いわ、能力次第では後でも十分到達できるわよ」



「それは・・条件とかはあるのか?」



「特に無いわね、なにかのきっかけで覚醒する・・かな?」




そんなアバウトなものなのか?




「そんなものよ、やってみなければわからないわ」



「それならメディ達も呼んだらどうなんだ?見込みありそうだし・・」



「時間が無いのよ!これでも多い位なんだから!!!!」



そんなに怒らなくても・・



ごほん!



「とにかく急いでちょうだい!明日迎えに来るわ!」



「わかった!」



「わかればいいのよ、それでね・・」



・・・



机の上には俺が隠していた武器や防具、カード等が山になっている、

アフロディーテは・・ほぼすべてを持っていこうとするので・・



・・・



俺は何としても阻止・・



・・・



力づくでも持っていく気満々なのは肌で感じた、下手に逆らうとヤバいな、

だが一部のカードは置いていくらしい、なんか妙な魂が宿っているらしい、

これらは自分達には適してないと言うので俺が回収した。



「ねえ・・これらの名前なんて言うの?」



「これらには名前はまだ無いぞ!忙しかったから後回しにしたんだ」



「それじゃ後で教えてね、とりあえずこれらは持って帰るから!」



「現物が無いのに名前つけれる訳ないだろ!」



「スマホで写真撮ればいいんじゃない?」



「まあ・・それなら出来るけど・・」



めんどくさいので聖剣はゴッドソード、鎧などはゴットアーマと名付ける、

カードは神の竜なのでゴッドドラゴン(攻10000、守8000)

あとは一番前にゴッドの名前をつけて誤魔化した。



「やれば出来るじゃない!」



「こんなんでいいのか?」



「とてもいいわよ!神の名前があればなんでもいいのよ!」



・・・



深く考えることはやめることにした。



アフロディーテは満足した顔で足早に帰る、明日また来るそうだ、

俺は急ぎ上記の仲間達に極秘連絡、明日俺の部屋に集まるよう伝えた、

連絡が済んだ後・・なぜかメイドさんがホーキと塵取りを持ってきた。



・・・



メイドさんはそれらを俺に手渡し奥の部屋に向かって指差し!



・・・



目の先には・・



アフロディーテに壊された鍵の破片が散乱していた。



・・・



俺は黙ってそれらを集め・・さっさと片づけた。




翌日・・・



下記のメンバーが俺の部屋に集まった。



● エリーナ・クリスティーナ・デーヴィド。



● サユミ・レイミ・ショウ・タケシ。



● カオス・レイナ・アデール・マイラ・シルヴィ・ソフィア。



● アトラス・アグニ・12天聖・14天王・カラミティ。



皆には極秘メールで詳細は伝えてある、そのせいか皆無口だ、

なぜかメイドさん達が全員に特大のリュックを背負わした、

その中には様々な非常食が山のように入っていた。



他にも樽のような水筒、これにはお茶や水、なぜかビールまである、

これらはサユミ達の収納魔法で預かってもらうことにした。



しばらくしたらアフロディーテが現れ・・皆を見る。



「全員そろったようね、では行くわよ!」



パチ~~~ン!!



アフロディーテが指を鳴らすと・・



俺達は全員転送され・・



・・・



なにも無い妙な空間に連れてこられた。

























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