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決戦は3か月後とアフロディーテの訪問




異世界ハンターのフレイとフレイア、彼女達には多数の兄達がいる、

彼らは各地域にある様々な異世界を攻め占領し知的種族を滅ぼす、

それらの生体エネルギーは破壊神に貢がれ強大になっていく。



俺の頭の中では・・



破壊神が最上位でフレアの兄たちがその従属・・




「兄様たちは複数いる破壊神の直属従属よ!」




なんだって?



破壊神は1人じゃないのか?





「上下関係はあるけどね・・20人位はいるわよ!」




神族クラスの破壊神が20人・・




「私達は5人しか見たことはないわ、20人は兄様から聞いたのよ」




・・・



この言葉を聞いた俺達は黙り込む、ここでデーヴィドがフレアに質問!




「君達のお兄さんは何人位いるんだ?」




「義理も含めたら50人位ね、全員私達より強いわよ!」




ということは・・



フレイとフレイアが特級クラスで・・



破壊神を神族クラスと例えると・・



兄様たちは聖級クラスと見て間違いないだろう。



さらにフレイアが今までの経緯を語る。




「私達がこの異世界に来る前にお兄様から聞いた話なんだけどね、

これからある異世界を攻めるからお前たちはここを攻めろと言われたの、

今いるこの異世界は低種族が多いから攻めるのは容易いからと・・」




この言葉を聞いた俺達は・・心の中でムカついた。




フレイアは無視して話を進める。




「お兄様達は3か月ほどである異世界を滅ぼすから・・

その後この異世界でで会おうと言われたの・・だからね・・

お兄様達は3か月後この異世界に来る可能性は大よ」




「なんだって?」



「そ・・それは確実なの?」



「今攻めてる異世界次第だと思うわ、かなり手ごわいと言ってたの、

だからお兄様たちは全員そっちに行ったのよ、私達も行きたかったけど・・

お前達は低種族だらけのここを攻めて手柄を立てろと・・嬉しかったわ~!」



俺達はその言葉を聞いて・・さらにさらにムカついた。



フレイはニタニタ笑う・・



ムカついた×2のレイナとアデールがフレイのホッペを引っ張る・・



「痛い痛い・・いた~~い」



「余計な顔はしなくてもいいわ、要点だけ説明しなさい!」



「ううう・・わかったわよ~~」



その後の話をまとめると・・



フレイの兄達はある異世界を総攻撃、だが相当苦戦しているようだ、

そのため破壊神も緊急参戦、聖級以上の戦力はそちらに向かったそうだ、

自分達も応援・・足手まといだから来るなと言われたそうだ。



特級クラスが足手まとい・・



その後もブラックハルピュイアを通じて指示、俺達を攻めろと言われた、

あちらはこう着状態らしく破壊神は相当イライラしている、それもあり・・

フレイ達をこの異世界に攻めさせ生体エネルギーを破壊神に貢がせる。



新たな生体エネルギーがあれば破壊神は力を増しこの異世界を滅ぼせる、

そう考えた兄達はフレイ達を俺達の異世界を攻めさせた・・が・・



フレイ達は俺達にボコボコにされ100万の魔物の戦力も失った、

伝達役のブラックハルピュイアは全員俺達に降伏し懐いている、

連絡手段が途切れた兄達は・・おそらく3か月後に攻めてくると・・



「なんで3か月後なんだ?」



「最初に約束したのが3か月後だからよ、兄達は約束にうるさいの、

だから自分達が約束破ったら立つ瀬ないわ、だから来るのは確実よ」



お兄様から兄達に変わったな・・



「おそらく5人以上の兄達が来ると見ていいわ、それと配下もね、

それぞれ100万の配下がいるから最低でも500万は来ると思うわ、

そうなればこの異世界もおしまいよ!失敗した私達も殺されるわ・・」




前の5倍が来るのか・・




ここからフレイとフレイアは震えが止まらなかったので強制的に眠らせた、

ある程度の流れが理解できた各種族たちは意気消沈・・はすぐに消えた、

意気消沈していても相手が許すわけがないので戦う決意を固めたようだ。



この辺の気持ちの切り替えの素早さは・・見習うべきだと思う。



ここでエリーナが懐いたブラックハルピュイアにある質問をする。




「ねえ・・破壊神たちは外からこの異世界を消す事はできるの?」




予想外の質問に驚く各種族、確かに外から攻撃されたらひとたまりもない、

だがブラックハルピュイアは笑顔でこう返事する。



「それはできません~~~」



「えっ?どうして?」



「異世界を丸ごと消すと空間に穴が開きブラックホールが出てきます~、

それに吸い込まれると破壊神でも二度と戻れません~~」



「それは・・何度かあったの?」



「はい~~3度ほどあります、怒り狂ったある破壊神が異世界を消したら・・

瞬時にブラックホールに吸い込まれ・・即座に木端微塵になり消えました~~

それ以降破壊神は異世界を消すことはありません~~」



なるほどな・・




それなら破壊神はこの異世界を消すことはないだろう、自分も死ぬからな、

だが待てよ?たしかフレイ達が来た時大きなブラックホールが・・




「あれは破壊神の転移魔法です~似てはいますが違います~う!」




それを聞いて一安心。



さらにエリーナが質問、ブラックハルピュイアの返事はこうだった。



まず破壊神の転移魔法は配下を異世界の各地に送ることが出来る、

だが到達点は平地などの場所でないと転移魔法は使えないそうだ。



その理由は単純、大きな妨害物があると遮られ展開出来ない、

例えば山や森林が密集している所では展開できないそうだ。



となると・・



先般は南の大陸の奥で展開された、あそこは海と平地で山は少し、

そういう場所でないと破壊神の転移魔法は展開できないそうだ、

逆を考えると・・そういう場所から敵が来ると見ていいだろう。



次に規模、兄達はフレイの言う通り一人につき100万の配下がいる、

大概は中級クラスで理性は無く獰猛で攻撃的、どれも空を飛べるそうだ、

それらはブラックハルピュイア等理性のある上級クラスが指揮する。



それらが各地にある異世界を攻撃、知的生物だけを狙い絶滅させる。




「理性のない生物はどうするんだ?」




「それらは放置です~生体エネルギーは多いのですが理性がイマイチです~

そのため・・というか美味しくないのと手間なので放置してます~~、

それらも滅ぼしていたら次が無いので無視してます~~」



次が無い?



どういう意味だ?



「時間が経てばそれらから新たな知的生物が出てくるのです~~

そこは制圧してるので労せず新たな生体エネルギーが手に入ります~、

ある意味養殖みたいなものです~私達はそのおこぼれを貰えるのです~」



・・・



なんかムカつくが・・俺達も養殖してるので大きくは言えない。



その後も質問の繰り返し、さすがにブラックハルピュイアも疲労してきた、

その後椅子の上で居眠り・・天聖族が抱きかかえ部屋に連れていった、

俺達も休憩、この時点で以下の事がわかった。



● フレイの兄達が来るのは約3か月後。



● 大規模な魔物達が攻めてくるのは間違いない。



● 出没場所は南の大陸以外もある得る。



● 破壊神はこの異世界を外部から滅ぼす事はない。



● 敵は知的生物を狙う、対話は通じないと見る。



俺達は急ぎこのことを全種族に通達、各種族は戦う決意を固めた、

即座に訓練所を各地に開設、訓練を積み敵の襲来に備えている、

俺達も戻り訓練を積む、だが貿易などは引き続き止めずに行っている。




フレイの説明から2日後・・




俺は部屋に籠り新たな武器防具を模索していた、それは上級以下の仲間、

彼ら彼女達の身を守るため・・量産が容易な兵や武器防具を模索していた、

だがなかなか思いつかない・・その時突然見知らぬ声が聞こえてきた・・




「お仕事中失礼しますね」




突然・・・



俺の目の前に驚くほどの美女が姿を現す。




「はじめまして!私は神族のアフロディーテです」




その美しさに・・




俺は道具を机に置き・・




・・・




ときめきが止まらなかった。


















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