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アデールの機転と最強5隻の新たな装備





戦艦扶桑の食堂室でマイラたちの戦いを見ていたカラミティ、

見た目は白熱した戦いだったが・・結果的には惨敗と見たようだ、

ゆっくり食堂を出る・・なぜかコック達が彼を激励していた。



「カラミティさん頑張ってくださいね!」



「焦る必要はないですよ!落ち着けば勝機は見えますからね!」



「また食べに来てくださいね!お待ちしています」



・・・



「ああ・・ありがとう・・」




カラミティが食堂を出る、座っていた席にはなぜか大量の空の丼、

コック達は初級エニウェアが真面目に働いている姿をずっと見てきた、

その彼ら彼女達が庇うカラミティを無下には出来ないので・・



・・・



次から次へと料理をサービス、カラミティは全部綺麗に食べていた、

そのまま戦艦扶桑の甲板に移動、ヘリが待っていたのでそれに乗り込む、

ヘリは島に向かい・・既にアデールは島で待っていた。



カラミティは島に降りて・・ヘリのパイロットに礼を言う。



「すまないな、おかげで助かったよ」



「いえいえ・・」



「ところで・・君達はこういう時なんと言うんだ?」



「そうですね・・グッドラック!とか幸運を・・とかですかね」



「それじゃ・・一言頼む。」



「オッケー!カラミティグッドラック!」



「ああ・・ありがとう」



少し笑顔を見せてカラミティはヘリを降り歩いていく、その先には・・

戦う気満々のアデールが待ち構えていた。



「こっちは準備いいよ、そっちは?」



「ああ大丈夫だ、本気で攻めてほしい」



「オッケー!遠慮なくいくよ!」



アデールとカラミティが構える、アデールは2体の憑依モンスターを展開した。



● ヌーベル・イリュージョン(攻4000、守3200)



● サージェント・デュナミス(攻2500、守2100)



これにはカラミティが驚いた、2体の憑依モンスターを睨んでいる、

特にヌーベル・イリュージョンに対しての睨みが半端ない、

これに対して・・アデールはある提案をする。



「へえ~ヌーベル・イリュージョンが気になるの?何なら・・

まずはこのモンスターとだけ戦ってみる?」



「いいのか?」



「別にいいよ、あたいもこのモンスターが戦う姿見たことないし・・」



「わかった、言葉に甘える」



アデールはヌーベル・イリュージョンに単独戦闘を指示、大きく頷く、

ちなみにヌーベル・イリュージョンは人間姿のイケメン男性タイプ、

ヌーベルとはフランス語で「新しい」新しい幻影士という意味だ。



お互いがゆっくり前に出る、どちらも武器は持っていない、

カラミティとヌーベル・イリュージョンは素手での戦いになりそうだ、

両者睨みあって・・戦艦扶桑の主砲が上空を向き空砲が発射される!




「ズバ~~~~~~~~~ン!」




カラミティとヌーベル・イリュージョンが戦闘開始、お互い素手で殴り合う、

だがどちらも紙一重でかわし蹴りの嵐!激しく衝突にお互いが吹き飛ぶ、

すぐさま宙返りで体制を整え・・ヌーベル・イリュージョンが魔法を唱える。




「 幻影イリュージョン




無数のヌーベル・イリュージョンがカラミティを囲む、そして冷気の嵐、

カラミティは・・




「なめるなよ!アームブレス!!!」




なんと両腕からブレスを放ち回転し幻影を次々と焼き払っていくが・・




「隙あり!」




なんと焼かれ消えかけた幻影から・・本体が現れカラミティを襲う、

懐に飛び込まれた・・だが即座に蹴りを入れヌーベルを吹き飛ばす、

即座にヌーベルは反転し氷の槍を放ちカラミティの腕に命中・・




「この程度の冷気では俺は倒せんぞ!」




即座にアームブレスが氷の槍を焼き払う、カラミティに傷はないようだ、

ヌーベルは一旦距離を置き冷気を放出!辺り一面がオーロラのように光り輝く、

まるでカーテンのようにオーロラがなびく、そして攻撃再開・・




「はいはいそこまで~~この勝負引き分けね~~!」




アデールが勝負を止める、なぜかカラミティもヌーベルも頷いている、

ほぼ互角と見たアデールは・・カラミティが理解したと判断したようだ、

そのカラミティは・・頭の中でこう呟く。




「なるほどな、これらのモンスターを融合すれば俺も・・」




俺達のパワーアップが理解できたようだ。



その後アデールとカラミティはカメラに向かって並び一言!



「は~~いアデールですよ~!今回は引き分けでした~~!」



「わが名はカラミティ、この度の同盟嬉しく思う、今後とも宜しく!」



「それじゃ今日はここまでです~~またメール連絡しま~す!」



アデールの笑顔の後に放送終了、2人はヘリに乗り戦艦扶桑に戻る、

その後は俺も含め会談、なぜかユイも割り込んできて4人で話し合う、

ちなみにリリスとリリトはまだ山城の医療室で眠っていた。



そのころ・・



ドックで新装備をテストしている戦艦大和・武蔵・紀伊・モンタナ、

それと航空母艦信濃の5隻、既にテストは完了したようだ、が・・



「はいはいみなさまご協力ありがとうございました~~!」



「はいはい並んで並んで~~大丈夫ですよ~数は沢山あります~」



なぜかドックから無数のクラーケンが出てくる、かなりご機嫌のようだ、

クラーケン達はドックの入り口にいるジェニー達から冷凍特上本マグロ、

これを一頭につき丸々3本づつ触手で受取り喜びながら海に帰っていく。



・・・



何なんだろうか?



その後5隻ともゆっくりドックから出てくる、新装備は3つあるらしい、

1つは・・なぜか艦尾左右に新たないかりが備わっている、

ちなみに艦首左右の錨はそのまま、鎖も大幅に強化されていた。



2つ目は・・艦首の菊の紋章の裏側が山なりになっていた、例えると・・

大きめのパイプを埋め込んだような形状になっている、信濃も同様だ、

ちなみにモンタナには菊の紋章が無いので艦首に円状のカバーがついていた。



・・・



もしかして・・宇●戦艦ヤマトで言う・・波動砲?




「馬鹿言うな!あんな恐ろしくて強大な武器造れるか!」




なぜかナレーションルームに入ってきたヘイゾウお兄さまが俺の頭を叩く、

じゃあなに・・シーと言われたのでここでは秘密と言うことにしておく。



3つ目は艦底を含む各スペースにロケットランチャーや棘弾が追加された、

これで360度どの方向から攻撃されても迎撃、攻撃可能となった。



尚・・・これらの新装備は上記5隻の専用装備となる。



その理由は至って単純、艦体に装備するスペースが無いからだ、それと・・

他の艦は連携を前提としているので単体に装備を凝縮させる必要が無い、

さらに各種族の精鋭が乗り込むので過剰な装備は必要ないからだ。



だが大和・武蔵・信濃・紀伊、それと新たに第7艦隊に配属されるモンタナ、

この5隻は裏世界含む遠隔地に出向くので僚艦とはくれる可能性もある、

そのため単艦でもあらゆる状況に対応できるように改造されていた。




第1艦隊に関しては・・




既に戦艦アリゾナ・オクラハマと戦艦2隻が配属している、さらに・・

各艦隊と連携することでモンタナが抜けても問題ないと判断された、

逆に第7艦隊は先般のように大群が攻めてきたら4隻では心細い。




そのためモンタナが第7艦隊に配属することとなった。




ちなみにアベルさんが設計する新造艦を第7艦隊に配属との話も出たが・・

これに関しては・・結論から言うと却下、設計する戦艦は金剛クラスらしい、

そのため新装備を備えるスペースが無いので遠距離には不向きと判断された。




それと・・




新造艦の話を聞いたフェニックスの裏世界に住む地底人達が要望、

自分達にも先に備えて戦艦・空母を配属してほしいと要求が出たからだ、

これに関しては新造艦完成後アレスとの話し合いで決めることとした。



改装を済ませた5隻はドックを出る、そのままルーム城近くの港に移動、

主要メンバーが城に集まり今後の打ち合せ、その間5隻は臨時開放、

子供達が見学したいと言うので危険のない範囲で見学させていた。




翌日・・




出港の準備が整い5隻は出港!まずは第2艦隊と合流する予定だ、

そこでカラミティ達を乗せて・・漆黒の大陸へと向かう。



漆黒の大陸では・・



首領はじめ各幹部が・・



人間姿で腕を組み5隻を待っていた。
























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