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戦いたいコウとデーヴィドと懐かしい声




フレイとフレイアが待っている間・・俺達は揉めに揉めていた、

彼女?達が決闘を挑んできて・・その対戦相手を誰にするか?

こちらの立候補者が大勢すぎるので決めるに決められずにいた。



その間も状況を知らないエニウェア達は残りの魔物に攻撃続行!

100人ほどのブラックハルピュイア以外は全部焼き尽くした、

その後俺達が急ぎカラミティに攻撃中止を要請した。



カラミティも妻候補で腹違いの妹たちを無視できず攻撃を中止、

俺達に任せると言って撤退、その際ワインを山ほど持ち帰った、

というのも・・



ワインをプレゼントするから・・



その代わりフレイとフレイアには攻撃しないように言ったから、

揉めている俺達は当分代表が決まらない、その間に攻撃されたら困る、

リリスとリリトの事もあるが・・



・・・



目立ちたい各種族が怒り狂いエニウェアに攻撃するかもしれない、

そうなるとほぼ同士討ちなのでフレイとフレイアが喜ぶだけ、

それを防ぐためにワインを寄贈、エニウェア達は喜んで帰った。



ちなみにフレイとフレイアは・・



リリスとリリトの酒や食料をブラックハルピュイアと食べている、

ブラックハルピュイアは意志があり俺達の言語も理解している、

これらが中継役として大量の魔物達を仕切っていたようだ。



リリスとリリトは・・



・・・



魔法の玉の中で自分達の酒と食糧を取られ暴れ嘆いていた。



・・・



まあ元気ならなにより。



さて・・



俺達の代表2名を決める・・各種族が立候補するのでまだ未定、

あまりにも多すぎるのでくじ引きで決めることにした、

ちなみに代表2名に対して立候補者は以下の通り。



● 天聖族12天聖。


● 天使族14天王。


● スノードラゴンのタケシ・サユミ・ショウ・レイミ。


● ガルーダのカオス・シルヴィ・ソフィア。


● グリフォンのレイナ。


● ワイバーンのアデール。


● フレイムドラゴンのアグニ。


● スカイドラゴンのアトラス。


● アースドラゴンのシュメール。


● フォレストドラゴンのディアーナ。


● 魔物代表のメディ。


● エリーナとクリスティーナ。


● 俺とデーヴィド。




上記のメンバーはメインとサブモンスターとの融合もあり・・

特級を遙かに超える力を手に入れている、なので・・

今回の決闘は自分の力試しと主役になる絶好の機会となる。




そのためクジに対する気合いが半端ない、燃やす位の勢いだ、

メイドさんが用意したクジには当たりの棒の先が赤くなっている、

これが2本!ランダムで皆が次々とクジを引いていく・・



・・・



・・・



!!



「やったぜ!当たりだ!」



「よし!赤が出た!俺が当たりだ!」



見事当たりを引いたのは・・




なんと!




俺とデーヴィドだ!!




俺達は力強く腕を組みガッツポーズ!やっと主役の出番だ!

初めての一対一の決闘に心躍る俺とデーヴィドだが・・



・・・



俺とデーヴィドは・・なぜか天聖族と天使族に囲まれた。



「コウさん・デーヴィドさん・・ズルはいけませんよ!」



「そうよ!明らかなズルだわ!」



「これは・・どう見ても無効ですね、やり直しを要求します!」



・・・



ものすご~く冷ややかな目で俺達を見る天聖族と天使族、他も同様だ、

お前達はすっこんでろよ!とばかりに冷ややかな目で俺達を見ている、

ものすごい気迫に押される俺達、だが俺たちはズルは一切していない!



なので・・・




「今回は俺達が戦う!クジで決まったんだから当たり前だ!!」




俺とデーヴィドは・・当然ながら代表として戦う事を宣言!




「ふざけないで!!!!!!!!!!!!!!!」




これに対して各種族が猛反発!俺達を抑え込んで即座に縛りまくる、

だが亀甲縛りはしなかった、あれは女性専用の縛り方らしい、

縛られもがく俺とデーヴィドだが・・クジを没収され元に戻される。



「やれやれ・・ズルはあったけどやり直し出来るわね」



「そうね、改めて公平なくじ引きを行いましょう!」



「望むところよ!今度は私が選ばれるべきよ!」



・・・



俺達の哀れな姿を見たエリーナとクリスティーナはため息、

私達の出番は無さそうだと判断し俺とデーヴィドも巻き添え、

俺達4人は空気を読み棄権、これには各種族も頷いていた。



各種族は改めてクジを引く!当選したのは・・



・・・



「よし!私が当たったわ!」



「や・・やった!私が当選です!」



当選したのは・・



なんとグリフォンのレイナと魔族代表のメディだ!



・・・



おいちょっと待て!



レイナはともかくメディは中級クラスじゃないのか?



いくらモンスターと融合したとはいえ・・戦えるのか?



心配する俺に対して・・各種族は納得の表情!




「これは仕方ないですね、結果に従います」



「そうね、今回はこれがベストだと思うわ」



「これなら納得です、お二人には頑張ってもらいましょう!」



・・・



なに?この扱いの違いは?



俺達とはあまりにも扱いが違いすぎないか?



一応・・俺達は主役なんだぞ!!もっと大切にしろ!



俺のツッコミを皆は無視してレイナとメディを熱血応援!

代表が決まったのでフレイとフレイアに連絡、あちらも了承した、

んで対戦場所は・・ちょうど近くに島があったのでそこにした。



島の頂上付近に野球場位の平地があったので・・ここで決闘決定、

ここで俺とデーヴィドの縄が解かれ自由となるが・・



・・・



納得できない俺とデーヴィドは・・ある案をフレイとフレイアに進言!

前座としてブラックハルピュイアとの対戦を提案した!



その返事は・・・



・・・



「いいわよ!前座としてブラックハルピュイアと戦わせてあげる!」




よっしゃ~~!!




俺とデーヴィドは燃える、ブラックハルピュイアは多分上級レベル、

油断さえしなければ十分勝てる!ブラックハルピュイアが出てきた、

俺とデーヴィドはそれぞれの聖刀と聖剣を展開したが・・



・・・



・・・



「むぎゅ~~~~~~~~~~~」




俺達は突然極小の結界に閉じ込められ身動きが取れなくなる、

その隙に各種族が眼を光らせブラックハルピュイアに襲い掛かる。



・・・




「あ~すっきりしたわ!勝利の美酒は美味しいわね~~!」



「そうですね!気分は最高です!」



「ほんとにね!爽やかな気分だわ~~~!」



・・・



俺とデーヴィドを結界で閉じ込め各種族がブラックハルピュイアと交戦、

ちなみにエリーナとクリスティナ―も参戦、爽やかな顔で戦っていた

皆は瞬く間に100体のブラックハルピュイアをボコボコにしてしまう。



まあ殺してはいないが・・眼を丸くして驚くフレイとフレイア。




「う・・嘘でしょう?この子達けっこう強いのよ?」



「そ・・それがあっさりと負けたの???」



実質2人だけとなったフレイとフレイア・・一気に不安になる。




その後俺達は結界から解放され・・



・・・



俺達を閉じ込める結界を展開したリィブラを思いっきり睨む!

リィブラは・・・



・・・



「そ・・そんなに見つめないでください、は・・恥ずかしいです~!」




なんでだよ!!



その後ブラックハルピュイアは全員降伏、お情けで手当てを受けていた、

手当が済んだ後・・自分を叩きのめした各種族に忠誠の誓いをしていた、

各種族は忠誠を了承!自分の部下として傍に置く、そうして・・



・・・



各種族の傍にブラックハルピュイアが猫のように懐き可愛がっていた、

俺とデーヴィドは戦っていないのでゼロ、・・とても寂しかった。



・・・



完全に四面楚歌状態となったフレイとフレイア、焦りが止まらない、

しかし・・もう割り切るしかない状態なのでフレイアが前に出る!



「さ・・さっさと決闘するわよ!そちらの代表を出しなさい!」




「私がお相手します!」




出てきたのはメディ、なぜか自信満々で出てきた。



「行くわよ~~!」



「はい!どうぞ!」



メディさん丁寧すぎますよ・・



空手の組手のような展開でお互い拳を交えるメディとフレイア、

かなり鍛えていたみたいで特級上クラスのフレイアと互角の展開、

驚くことにメディが優勢!フレイアが徐々に後退していく。




「ツインメデューサ!!」




メディの背中から2体のモンスターが展開、左右からフレイアを猛攻撃、

フレイアは防戦一方、エニウェアのリリス達を倒したフレイアが大苦戦、

恐ろしい位力を増したメディ、中に飛び込み猛烈な正拳突きを浴びせる。



「ガバ・・・・」



フレイアは血を吐きそのまま倒れる、俺達と同じ赤い血だった、

なんとか立ち上がるフレイア、メディは攻撃を続行・・



「メディ・・うかつに飛び込むんじゃない・・」



「そうよメディ・・ここは様子を見るのよ・・」



2体のモンスターから聞こえた声は・・




「えっ・・えっ・・??」




とても懐かしい声だった。
































































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