表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
233/792

ビィルゴの魔法攻撃とベアトリスに落ちた神雷




謹賀新年!



今年もご愛読・応援の程宜しくお願い致します。




ベアトリスはリファイアとホーリーから光を貰い力は2倍に上がる、

さらにホーリーは自分の全力を送りベアトリスは3倍の力を得る、

だがホーリーは力尽きリファイアが後ろで待機している。



ビィルゴとベアトリスはさらに攻撃魔法を乱射していた!



「 紅い不死鳥レッドフェニックス!」



「 氷のアイスマウンテン!」



「 風の囁き(ウインドナッシング)!」



「 地変動 (アースフラクチュエイション)!」




ベアトリスが火の魔法を放つとビィルゴは氷魔法で応戦する、

相手が風なら風!地響きなら地響きと展開しては相殺の繰り返し、

スタジアムは火と氷、風と地響きで揺れに揺れていた。



ビィルゴも攻撃魔法は得意のようで種類問わず魔法を連射してくる、

対するベアトリスも応戦、相殺してはまた乱射で爆発が辺りに響く、

観客席などには結界を展開してるので飛び火する事はないが・・




ドカカカカカカカカ・・・ン!!!




結界が耐えきれるか不安になってきた。



リファイアはなぜかベアトリスの後ろで待機、ほとんど動いていない、

というのも・・ビィルゴの魔法展開が速すぎるので後ろにまわれない、

それとベアトリスからある指示が出たので・・



「ほ・・ほんとに大丈夫なのか?」



「ええ・・あなたが生き残れば私達の勝利は間違いないわ」



辺りは爆炎で視界が遮られる、ベアトリスの勢いが少し落ちてきた、

それを感じたビィルゴが魔法を連射しながら近づいてきた!




「そろそろ限界のようですね!一気に勝負をつけますよ!」




「・・ふふ・・そうね・・その方がありがたいわ」




なぜかベアトリスが笑う、その顔は何かを悟ったような顔だった、

ビィルゴの魔法に押され徐々にビィルゴが近づいてきた!




「もらった~~!」




ドコッ~~~!!!!



ビィルゴの蹴りがベアトリスのお腹に直撃、その瞬間足を掴む、

まるでシャーロットのように身を犠牲にして相手の動きを止めた、

そして・・瞬時に後ろに周りこみビィルゴを抑え込む。



「甘いわね、この程度で私を押さえられるとも?」



「これでいいんです!あなたを道連れに出来るから・・」



「な・・なんだって?」




「 封印結界魔法シールバリアマジック!」




ベアトリスが展開した魔法は・・まるでシャボン玉の巨大版だ、

3m位の玉の中にベアトリスとビィルゴが入っている、そして・・

ベアトリスが何かを唱えている・・



「あ・・貴方その魔法は・・まさか?」



「そう・・自爆呪文です・・」



「や・・やめなさい!これは試合よ!殺し合いではないわ!」



「そうはいきません・・私達天使族にも意地があります、

一矢でも報わなければ皆に向ける顔がありません」



ベアトリスがリファイアを残した理由・・自分が自爆して相手を倒す、

自分は反則負けだが相手を道連れにすれば残るリファイアが勝者となる、

そうでもしなければ天聖族に勝てないとベアトリスは判断した。



ビィルゴは急ぎ結界から出ようとするが・・なぜか力が入らない、

この結界の中に閉じ込められると相手は力が出せないらしい、

逃げられたら元も子もないのでベアトリスが秘かに改良していた。



ベアトリスが自爆すると悟ったアデールが警告する!



「や・・やめなさい!自爆したら反則負けだぞ!」



「私はそれで構いません・・」



死を決意したベアトリスはさらに光り輝く、子供達が泣き叫ぶ!

俺達も急ぎ来賓室から出てピッチに向かうが・・間に合わない

ビィルゴは力を振り絞る・・だが身体が痺れたのか力を抜いた。


そうして・・ビィルゴが笑う。



「ふっ・・貴方を侮っていました!」



「ありがとうございます、ごめんなさい、私と一緒に・・」



ベアトリスは自爆を・・



次の瞬間!




キィイイイイイイイイイイイ~~~ン!!!




聖域から雷鳴が鳴り響きスタジアムに向かって飛んできた、

それはベアトリスの結界を貫き彼女の背中に直撃!結界が弾ける!




パァアアアアアア~~~ン!!




ベアトリスは気絶、ビィルゴは力が戻りベアトリスを静かに受け止める、

そして着地、リファイアが泣きながらベアトリスの元に駆け寄る。




「大丈夫よ!彼女は生きているわ!」




これを見たアデールがビィルゴを勝者と宣言・・




「いいえ、この勝負私の負けです」




ビィルゴが負けを宣言した。



審判のアデールがビィルゴに尋ねる。




「い・・いいのですか?」




「ええ構いません、聖域からの攻撃が無ければ私は負けていました、

それに死を覚悟してまで私達に勝ちたい・・この執念には脱帽しました」



「わ・・わかりました!」




「し・・勝者ベアトリス・・ではなくリファイア!」




ベアトリスは気絶しているのでリファイアを勝者として宣言!

一応リファイアもエンジェル=天使なので天使族の勝ちとした、

何とか一矢を報いた天使族だが・・誰も笑顔はなかった。



その後ビィルゴは観客に手を振り控室でシャワー、一番汗をかいていた、

まあ死の直前だったので無理はないが・・



リィブラが怒りながら控室に入ってきた!




「ビィルゴどういうつもり?あの程度の結界なら吹き飛ばせたでしょ?」




リィブラの言う通りビィルゴはベアトリスの結界を吹き飛ばせたが・・

何としても勝ちたいベアトリスの執念に押され・・あえて妥協していた、

それと・・




「うふふ・・嬉しいのよ、あの子があそこまで成長したから・・」




ビィルゴの監視地域は白の大陸、それも首都付近を担当していた、

そのためベアトリスはビィルゴの監視下にあり目を光らせていた、

ベアトリスの傍若無人に何度懲らしめようかと怒っていたそうだ。



だが・・



俺達との戦いの後、ベアトリスの明らかな変化にビィルゴも驚く、

自分の財産を使い果たし迷惑をかけた配下達に賠償していたのだ、

さらにブラックとの戦いの時も相手に敬意を払っていた。



傍若無人なベアトリスを長年見てきたビィルゴは・・



ベアトリスの成長に陰ながら喜んでいた、いつしかある感情・・

愛弟子を見るような愛情が芽生えていた、その愛弟子に・・

今回は勝利を捧げてもいいかな・・と考えていたようだ。



それを聞いたリィブラは・・




「ピコ!ピコ!ピコ~~~~~~~!」




ヘミニから取り上げた銀のピコピコハンマーでビィルゴを叩く!




「今日はこれで妥協してあげるわ!次は容赦しないわよ!」




リィブラからピコピコハンマーで叩かれたビィルゴはキョトン・・




「うふふ・・ありがとう!」




その後ビィルゴも過激な下着を着てエステコース、美貌を増していた。



3分後・・・



司会のモカとココが親善試合終了を宣言!




「これにて試合は終了しました!これより表彰に移ります!」




全員が並び礼!まずは勝った天聖族にシャーレを進呈!タウロが受け取る、

だが掲げることはせず静かにお辞儀、他の天聖族もそれに習った、

そして天聖族には金メダルと豪華景品、天使族には銀メダルが贈られた。




「次に個人賞に移ります!」




まずは敢闘賞!これは天使族のシャーロットが受賞した。



次に技能賞!これは天聖族のカプリコルニォが受賞した。



次に殊勲賞!これは・・天使族のベアトリスが選ばれた。




「えっ?私ですか?・・う・・嘘でしょ?」




その説明を審判のアデールが語る。



「形は褒められたものではないけどね、天聖族に土をつけたのは事実、

各種族もあなたの決意は認めてるわ、もちろん天聖族達も・・ね?」



ベアトリスが振り向くと・・



「アハハハハ・・」



ビィルゴが笑いながら手を振る。




「あ・・あなたは一体・・?」




驚きを隠せないベアトリス、ビィルゴとは面識がないのだが・・

だがビィルゴはずっと聖域で貴方を見ていたのよ!。っと・・

詳細を聞いたアデールがそっとベアトリスに説明していた。



それを聞いたベアトリスは・・



顔を真っ赤にして照れていた。




表彰が済んだ後・・




各種族はスタジアムを後にする、一部の幹部は残り貴賓室に集まる、

そこには天聖族もいて今後を話し合う、もちろん14天王もいる、

その時神族からの連絡が来た!内容は・・




「あなた方と話がしたい、異世界の方々と各種族の幹部も来てほしい、

それと天使族・・14天王も聖域に来てほしい・・」



というものだった。



そしてリィブラがなぜか俺達に長い耳打ち・・・



・・・



「わかりました、皆にそう伝えましょう!」



「ありがとうございます、頼みます」



俺達はある極秘メールを各地の幹部達に送った。



送信が済んだ後俺達は急ぎ準備を・・



「それでは行きましょう!」



天聖族たちに無理やり聖域に連れて行かれたのだった。









評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ