表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
231/792

ピィシィズの波状攻撃と捨て身のシャーロット




ピィシィズは距離を置き魔法で攻撃、水魔法がシャーロットを襲う、

シャーロットはブラックスピアとリファイア・ホーリーの魔法で迎撃、

理論上は3対1の状態ではあるが・・シャーロット達は受け身で凌ぐ。



というのも・・



ピィシィズは魔法で攻撃しているが瞬時に位置を変えて次の攻撃、

あまりの速さにシャーロット達は防御が精一杯で動けない・・・




「これならどうかしら?」




ピィシィズは水を氷に変え巨大な槍に変える、それを投げ飛ばした!

シャーロット達は・・これを砕かずに上空に飛ぶ、そこにはピィシィズ、

予感はしていたようで・・ホーリーが即座に風魔法で迎撃!



スパ~~~ン!



風魔法はピィシィズを斬る・・だがそれは幻影で消えていく・・




「後ろですよ!」




いつの間にか後ろに周りこんだピィシィズが正拳攻撃!



グワァァァァァァァァ・・・



ピィシィズはリファイアを3段蹴り攻撃、瞬時にその場を離れた、

リファイアは気を失う・・ホーリーが最大治癒魔法を展開する、

何とか意識を取り戻したリファイア、現時点力は落ちて無いようだ。



「ありがとう、助かったよ」



「いえいえ・・でもまだ油断はできません・・」



「そうだな、このままではヤバいな」



ピィシィズは様子見、ここでシャーロットはある考えを伝える、

驚くリファイアとホーリーだが・・



「そうね、今はそれしかないようね」



「わかった、その考えに従う」



「ありがとう!行くわよ!」



ここでシャーロットが初めて動く、だがブラックスピアは収納、

素手での突進をしてくるシャーロット達に対してピィシィズは・・




「何考えてるのか知りませんが・・肉弾戦なら望むところです」




ピィシィズも素手で構え突進、お互い撃ち合いそのスピードは増す、

だが徐々に押されていくシャーロット達、どんどん隅に追い詰められる。




「もらった~~~!」



ドグッ・・・・!!!



ググググ・・



ピィシィズの蹴りがシャーロットのお腹に直撃、苦しむシャーロット・・



「えっ?なに?あ・・足を・・」




「つ・・捕まえたわ・・」




シャーロットは自分を捨て身にしてピィシィズの足を掴む!




「い・・今よ!」




ウァアアアアアアアアアアアア・・・




リファイアとホーリーがピィシィズに飛びかかり抱きついた、

驚くピィシィズ、急ぎ距離を置こうと・・



「に・・逃がしませんよ・・」



ピィシィズの足を掴み離れないシャーロット、そこはピッチライン、

3体はそのままピィシィズを掴み倒れ込んでピッチラインの外に出る。




「 巨大氷魔法ビッグアイスロック!!!」




リファイアが氷魔法を展開!そのまま自分達もろとも包み込む、

閉じ込められたピィシィズは暴れ逃げようとするがシャーロットが阻む、

3人に抱きつかれたピィシィズはさらに暴れるも逃げられない。



そしてカウントダウン!5・4・3・2・1・・・




「そこまで!この勝負引き分けとする!」




● 外に出た場合5秒以内に戻らなければ反則負けとする。




このルールに従いアデールが判決、共に出ているので引き分け、

アデールが右手を挙げて試合終了を告げる、悔しがるピィシィズ、

だがすぐに気持ちを切り替え・・シャーロットに声をかける。




「やれやれ・・やられました!あなた達の作戦勝ちですよ!」




これを聞いたシャーロットは・・




「あ・・ありがとう・・嬉しいです・・」




そのまま気を失い・・リファイアとホーリーも意識を失った、

ピィシィズは起きてシャーロット達を抱え静かにタンカに乗せた、

タンカはすぐに治療室に移動、ピィシィズは手を振るが笑顔はない。



ピィシィズは控室に移動し静かにシャワーを浴びる。



そこに駆け付けたリィブラ、なぜか気難しそうな顔をしている。




「ピィシィズ!あなたなぜ相手を氷ごとを吹き飛ばさなかったの?」




実は・・



ピィシィズはあの状況からでも脱出は出来た、だが思い留まった、

というのも・・それをするとシャーロット達の身に危険が及ぶ、

そのこともあり氷ごと吹き飛ばすことは躊躇していたのだ。



不機嫌なリィブラの質問に対してピィシィズの答えは・・




「えへへ・・私もまだまだ未熟だからよ!」




ピィシィズは舌を出し笑いながら誤魔化す、呆れたリィブラだが・・



「そうね、まあ引き分けだから良しとしましょう!」



「そうよ!欲張っていたらろくなことないわ!」



プッ・・



アハハハハハハハハハ・・・・・!!




2人は大笑い、その後ピィシィズは着替え・・



「ピィシィズ様・・着替えはこちらをお使いください!」



それは・・かなり過激な高級下着、ピィシィズは訳わからず着る・・



・・・



「ねえ・・これって過激すぎない?」



「そんなことありませんよ!とてもお似合いです!」



「そ・・そうなの?」



ピィシィズは恥ずかしくなり赤面、思わず下着を手で隠す。



それを見ていたリィブラが興奮しスマホを急ぎ取り出し撮影・・




「や・・やめてよ~~写さないで!」




ピィシィズは急ぎ隠れる、また舌を打ちはぶてるリィブラ・・




「ピィシィズ様、それでは次はエステコースになります!」




「えっ?え・・それは遠慮するわ、私引き分けだったから・・」



「それは関係ありません!こちらにどうぞ!」



「そ・・そうなの?」



ピィシィズもそのままエステコースに連行され美貌を増していた。




「続いて第四試合に移ります!」




カプリコルニォとアリエノールがピッチ場に現れる、だが・・

なぜかアリエノールは不満顔、そしてブツブツと独り言・・




「もう!シャーロットに先越されたわ!」




さらに席に座るベアトリスも同じように独り言を呟く・・




「わ・・私があれしようと思っていたのに・・」




実は・・



アリエノールもベアトリスも引き分けを奥の手として考えていた、

相手を場外で抑え込めばなんとか5秒は耐えられる、そうすれば・・

天使族が全敗する事はなく立場は何とか保てるからだ。



ピッチの中央で握手を交わすカプリコルニォとアリエノール、

アデールからの説明を聞き頷く、ここでカプリコルニォが一言!




「もう・・場外引き分けは通用しませんよ!」




警戒するカプリコルニォを見たアリエノールは・・



・・・



内心少し困っていた。




「第四試合はじめ!」




カプリコルニォはピッチのほぼ中心で構え様子を見る、

対するアリエノールは居合の構え、気合いを入れる!




「ハァァァァァァァァァァ!!!」



アリエノールの気合いはさらに増す、そしてリファイアとホーリー、

背中から力を送りアリエノールはパワーアップ、強さは2倍に増した、

うかつに飛び込めば危ないと見たカプリコルニォは・・




「うふふ・・では私も同じ手で迎え撃ちましょう!」




カプリコルニォは剣を展開、アリエノールと同じ居合の構え、

さらに分身!3人のカプリコルニォが現れ同じように居合、

お互い睨みあいながら・・こう着状態が続く。



そして・・アリエノールがエンジェルソードを振り抜く!




「 疾風飛翔剣しっぷうひしょうけん!!!」




居合の構えから振り抜いた剣から・・真空の閃光が放たれた!

それは三日月を横にした形状で鋭利な閃光と化し飛んでいく、

アリエノールはそれを乱発!無数の閃光がカプリコルニォを襲う。




「見切った!疾風飛翔剣!」




驚くことにカプリコルニォも一瞬の後同じ技を展開してきた!




バシシシシシシシ~~~~ン!!!!!!!!!!




お互いの閃光が衝突、全部相殺され跡形もなく消えていく・・



・・・



「そ・・そんな・・一瞬であの技を体得し放ったと言うの?」




それを聞いたカプリコルニォがニヤリと笑う。




「そういう事よ、すごい技だけど私には通じないわ!」




天使族最強とも言えるアリエノールの居合を瞬時に把握し体得した、

さらに同じ数を遅れながらも放ち相殺したということは・・




「こ・・これだと他の技も使えないわ・・」




自分の技を鏡のように反射して攻撃してくるカプリコルニォ、

彼女は笑みを浮かべながらアリエノールに向かって語る。



「さあ・・次の技をどうぞ!」



アリエノールは・・



冷や汗が止まらなかった。













評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ