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神族の仮の名前と天聖族に挑戦する天使族




第7艦隊の大和・武蔵・信濃・紀伊の4隻と輸送重巡5隻、

武蔵を先頭に左に大和、右に紀伊、後に信濃が輸送重巡を囲む、

輸送重巡には各地の産物が満載、これらは天聖族への手土産だ。



というのも・・



今後来るであろう強大な敵に備えて各地は天聖族との友好を希望、

一部の妬んだ天使族を除いて・・各種族は天聖族に抵抗は無い、

強大な力には一目置くが、攻撃されたことは一度もないからだ。



今回その天聖族が仕える神族からの指示があった。




「その異世界の代表達と話がしたい、全員揃ったら呼ぶように!」




これを聞いた俺達はルーム王国島に帰島中、明日には到着するだろう、

その帰り道白の大陸や東の大陸に寄り各地の産物を預かっている。



最近では海に住む魔物やエニウェア等は攻撃してこない、理由は・・

魔物達は前に天使族にボコボコにされたので怯えて出てこなくなった、

俺達も魔物に配慮して住処は避けた専用ルートを通るようにしている。



エニウェアに関しては・・



首領が極秘命令を出しカラミティ達を俺達と貿易させている、

その理由は酒、最近ではほとんどドラゴン姿にならずに愛飲している、

幹部達も酒の味を知ってからは頻繁に人間姿になっているそうだ。



・・・



まあ単純に俺達を攻めると酒の供給が止まるので自然と争いは避ける、

この異世界では甘い物もそうだが酒も希少価値の産物の為奪い合う、

だが俺達との場合・・対価があれば応じるので傷つけあう必要は無い。



翌日・・



ルーム島が見えてきた、第2艦隊が俺達を出迎え護衛として先導、

各艦港に入り・・大和・武蔵・信濃・紀伊はそのままドックに入る、

新型レールガンの設置に加えある試作品を装備するためだ。



俺達は列車でルーム国城に移動、国王と久しぶりに昼食を共にする、

その際リシャールとアイザックも同席、さらにデーヴィド達も来た、

この日の献立は牡蠣の土手鍋、サーロインステーキと醤油ごはん。



美味しく頂いた後和三盆ロールとアイス入り天然水サイダーが出てきた、

和三盆ロールはサユミの大好物で・・笑いながらタケシの分まで食べていた、

夫婦仲良しでなにより・・なぜ俺の分まで取るのかな?



さらにタケシくん!



俺のアイス入り天然水サイダーを笑いながら奪うんじゃない!



えっ?



同じものでも・・俺が食べる物はなんか美味しそうに見える?



だから奪うと・・・



・・・



俺は怒・・周りの目があるのでただ笑うだけ・・



・・・



ライアンコックが代わりにと同じデザートを用意してくれたが・・



・・・



今度はエリーナに全部取られた。



・・・



もう慣れたので深く考えないことにした。




皆食事が済んだ後歯を磨き会議室に移動して・・まずは仮眠タイム。



モニターにライアンが出てきてある講義、それは平穏時代の歴史講座、

あえてややこしく長ったらしい内容なので・・皆机の上でウトウト、

机の上に手を置きその上に頭を乗せて・・全員すぐに眠った。



30分後・・




「ジリリリリリリリリリリリリリリリ~~~~ン!!!」




仮眠終了のベルが鳴り女性陣はお色直し、男性陣は洗面所で再び歯磨き、

さらにお手洗いや顔を洗いすっきりとして会議室に戻る。



そして会議開始!



まずは各デーモンが挨拶、今までの経緯を各種族に説明している、

そしてこれからは同盟仲間として宜しくと宣言、改めて同盟締結となる、

次に俺が壇上に立ち魔法の玉での出来事を説明した。



この時デーヴィドのスマホが着信、相手はリィブラだ。



内容は・・一度12天聖が挨拶に伺いたいと言うので了承した、

会議は一旦中断、12天聖を迎えるための準備を始めるが・・・

なぜか天使族14天王達は急ぎ控室に戻りお色直しを徹底していた。



20分後・・



リィブラ達12天聖が勢揃い、皆普段着のような恰好をしている、

専用席に座ってもらい各自挨拶、なぜかヘミニだけ頭にたんこぶの跡、

さっきまで泣いていたようで・・皆は嫌な予感がしたので無視した。



ごほん!



「お時間頂きましてありがとうございます、私は天聖族のリィブラ、

12天聖を代表して御挨拶させて頂きます!」



会議場は盛大な拍手、その後リィブラは他の12天聖を紹介した、

なぜかピィシィズから始まり星座の逆順でアリエスまで紹介した、

その後は質疑応答、リィブラは答えられる範囲で質問に答える。



その内容は・・以下の通りだ。



質問 「未知の敵は近いうちに現れるのでしょうか?」



答 「それは何とも言えません、突然出てくるので監視は欠かしません」



質問 「神族は何人いらっしゃるのですか?」



答 「神族は7人です、男性4人と女性3人です」



質問 「よろしければ神族の名前を教えてください」



答 「%&%$#%$$#%$#%・・・」



・・・



1人教えてもらう度にその都度10分を要した。



これに関しては俺達異世界人は全然理解できなかったので提案、

よければ俺達の世界の神の名前を仮の名前として使わせてほしい、

天聖族も長ったらしかったようで・・相談したら検討するそうだ。



俺達は以下の名前を提案、その際にどのような神かを簡単に説明、

尚・・俺達は確実には存在が確認できていないので架空の神と伝えた。



まず男性の神族。



● ゼウス (神族の代表)



● ポセイドン(神族の戦闘隊長)



● ハーデス (神族の軍師)



● アポロン (神族の知恵袋)



次に女性の神族!



● アテナ(神族のまとめ役)



● アルテミス (天聖族の指揮官)



● アフロディーテ(未知の敵への監視役)




これらの名前を提案、リィブラが神族に専用テレパシーを送る、

神族も短くてわかりやすいと好印象、この案は採決となった、

驚いた事に神族・天聖族は瞬時に俺達の言葉を理解していた。



ここからは天聖族からの逆質問、魔法の玉の事を聞かれた、

これに関してはパープルデーモンの研究者が壇上に立ち説明する、

詳細を聞いたリィブラ達は興味津々、ここでタウロが俺に質問。



「コウさん・・はあなたで間違いないですか?」



「はい、私がルーカス・コウ・ウィリアムスと申します」



「あなたが造った光のモンスターカードの事を教えてください」



「わかりました、ではまずこちらをご覧ください」



俺は・・・背中に宿るブルーアイズグリームドラゴンに命を送る!




「出でよ!ブルーアイズグリームドラゴン!」




俺の背中が輝き・・3体のブルーアイズグリームドラゴンが現れる、

最強のカードドラゴンを見たタウロ達は・・思わす息を飲む、

これは私達と互角・・いやそれ以上かもしれない。



「このモンスターは俺達の世界にあるカードという薄い板のような物、

これに架空の存在として描かれています、俺・・いや私はそれを参考に・・

このドラゴン達を思い浮かべ光の原核の力を借り具現化しました」



「ど・・どの位の強さなのですか?」



「カードには攻撃力5000、守備力3800と書いています、ただ・・

これが3体揃い融合カードを使うと合体して戦闘力がアップします、

その時は攻撃力が20,000に跳ね上がるように作っています」



「そ・・それはどのようになるのですか?」



「まだ試したことはありません」



「い・・一度見せてもらってもいいですか?」



「わかりました、ご覧ください」



俺は別に持っていた融合カードを取り出す、そしてグリーム達に見せる、

カードに反応した3体のブルーアイズグリームドラゴンは頷く、

そしてドラゴン達は光に変化して・・



「融合 (フュージョン )」




ギラ~~~~~~~~~~~~ン!!!!!



俺の背中の上では・・融合したブルーアイズグリームドラゴン、

背中越しでも感じる強大な力は・・天聖族達を圧倒していた、

タウロ達はこれを見て・・身体が震え恐怖を感じていた。



俺はブルーアイズグリームドラゴン達を分離させ背中に収める、

初めて融合させたが・・自分でも驚く位強大な力を得たようだ、

これなら神族クラスの敵でも十分戦えるだろう。



「す・・すごい力ですね・・」



「はい、自分でも驚いています」



「こ・・これは・・カードは私達にも提供して頂けるのですか?」



「一定のレベル以上は同じものは無理ですが新たにカードは造れます、

皆様の適正に応じてカードを提供することは出来ます、ただ・・

提供に関しては我々と同盟を結ぶ種族に限らせて頂きます」



これを聞いたリィブラ達は・・



「し・・神族と相談してからの返答でよろしいでしょうか?」



「ええもちろん、嬉しい返事を期待しています」



ここで12天聖のカプリコルニォが発言!




「コウさん、私と一度手合せしてもらってもよろしいでしょうか?」




カプリコルニォは以前第6艦隊のレールガン艦砲射撃で驚きを隠せなかった、

さらに俺が驚異の力を見せたことで・・天聖族のプライドに触れたのだろう、

このままでは立つ瀬がないと・・俺を倒して立場を回復させたいようだ。



「それは構いませんが・・いつですか?」



「出来れば今すぐにでも・・」



「わかり・・モガモガ・・・・」



返事をしようとする俺に・・レティシア達が抱きつき俺の口を塞ぐ、

そして俺を押し倒しそのまま連行、俺は縛られ部屋に閉じ込められた、

すぐさまアリエノール達は戻り・・カプリコルニォに向かって宣言!



「コウが出るまでもないわ!私達がお相手します」



これに対してカプリコルニォは・・



「天使族に用はありません!お引きなさい」



「いいえ引きません!私達もモンスターと融合できます!」



アリエノール達はリファイアを展開!これには驚いたリィブラ達、

融合した天使族達は驚くほどパワーアップ、これを見た天聖族は・・



・・・




「いいでしょう!その挑戦受けます!」




眼を光らせ戦闘態勢に入った。









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