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ヘミニの呆れたイタズラとフェニックス女王の新たな名前




エスコルピォはリィブラを待っている間ず~っとボ~っとしていた。

それを横から見ていたヘミニ、エスコルピォにイタズラ連発、

今迄色々と目をつけられていたので・・ここぞとばかりに仕返し!




具体的にはホッペを突いたりスマホで顔を撮影したり・・




だがエスコルピォは全く反応しない、そこでさらにイタズラ、

マテオからもらったカラーペンを出して・・眉毛を書き増し。



さらに・・



どこで知ったのか・・



鼻の下に髭を書いてバカ●ンのパパ風に描いたりしている・・



・・・



・・・



他のメンバーは笑いを必死で堪えている、生真面目なエスコルピォ、

それがイタズラされても反応しない姿は初めて見ることも笑いを誘う、

ヘミニのイタズラは加速、頭にハチマキを巻き出っ歯も描いている。



・・・



・・・



!!!!!!!!!!!!



笑いを堪えきれずに急いで外に出るタウロとビィルゴ、

2人は急いで部屋から離れ・・この位置なら聞こえない・・




「うっ・・アハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!」




2人はお腹を抱え大爆笑、すぐさまリィヨンとピィシィズも来た、

気が付けばヘミニとエスコルピォ以外のメンバーが集まっていた、

全員お腹を抱え大爆笑、しばらく涙とお腹の痛みが止まらなかった。



何とか落ち着き・・



部屋に戻ろうとする一行、その前にリィブラが戻り部屋に入る・・




「ギャアアアアアアアアアアア!!!!!」




リィブラはエスコルピォの顔を見て極度に驚き腰を抜かす、

どうやらヘミニが調子に乗り衣装まで取り出し着せていたのだ、

すぐさま他のメンバーがエスコルピォを化粧室に連れて行く。



驚いた事にエスコルピォは自分を鏡で見てもまだボ~としている、

さすがにこれはまずいと・・アリエスがエスコルピォに脳天ゲンコ、

我に返ったエスコルピォ、アリエスに自分の顔を鏡を見せられ・・



・・・



何じゃこりゃあ~~~~~~~~!



エスコルピォは顔を洗い衣装を脱ぎ捨て怒りながら部屋に・・



・・・



部屋では怒り狂ったリィブラがヘミニを羽交い絞めして脳天ゲンコ、

余程驚いたようで・・美しい顔が鬼のようになりヘミニを苦しめる、

さすがのヘミニもこれには・・さらにエスコルピォも参戦!



「ヘミニ~~よくも恥をかかせたわね~~!!!!!」



「ヘミニ!!!!おふざけにも程があるわよ~~~!!!



2人はヘミニに脳天グリグリゲンコを連発、泣きながら謝るヘミニ・・




「リィブラ~エスコルピォごめんなさ~い・・ギブギブギブ・・」




ヘミニが悶えながら懇願、どうやら今迄のエスコルピォに対しての鬱憤、

これを一気に晴らそうとイタズラがエスカレートしたらしい。



ヘミニはこの後・・



エスコルピォとリィブラからさらに脳天グリグリゲンコを受け悶える。




「み・・みんな~~お願い助けて・・・」




ヘミニは他のメンバーに助けを求めるが・・・



それに関しては皆無視した。




3分後・・・




ヘミニは泣きながら椅子に座り・・リィブラとエスコルピォも座る。



ごほん!



リィブラが襟を正し神族からの指示を皆に報告!



神族からの指示は・・




「その異世界の代表達と話がしたい、全員揃ったら呼ぶように!」




というものだった。



これには12天聖族も一安心、戦闘が避けられたからだ。



すぐさまリィブラがスマホでデーヴィドにこの事を伝える、

ちなみに聖域でもスマホは使える、中継器を預け設置してもらった、

まだ神族からの聖域入場許可が出ていないので俺達は自粛している。



デーヴィドは俺達にそのことを連絡、そして急ぎ戻るように催促してくる、

現在俺達はイエローデーモン領地まで戻り人工衛星の打ち上げの立ち会い、

デーモン領地は広いのでとりあえず10基打ち上げ5基は予備とした。




「3!2!1!ゼロ~~ファイア~~!!!!!!!!!!!」




10基の人工衛星が一気に打ち上げられた、するとスマホが圏内となる、

念の為ブルーのアレス、パープル王に連絡、どちらも感度良好と返答が来た、

これで各地と通信が可能となった、何かあれば連絡してくるだろう。



それと別働隊が地底人の方にも出向き同じように衛星を打ち上げる、

こちらは人数こそ少ないが広範囲に住んでいることもあり数を打ち上げた、

その後各地が通話可能になり地底人達も喜んでいた。



俺達はデーヴィドの催促もあるので急ぎルーム国に戻ろうとしていた、

その際一緒に連れて行ってほしいと懇願する者がいるので同行させた、

具体的には下記のメンバーが俺達と同行する。



● ブルーデーモンのアレスと世話役のリン達数名。



● パープルデーモンの研究者数名。



● イエローデーモン王の甥と姪とその部下数名。



● ホワイトデーモンの王の部下数名。



● 地底人の親子とその親戚数名。



● スノードラゴンのセイアとその娘セーラーと子供数名。



● フェニックスの女王。



・・・



1人余計なのがいるような気がするんだが・・



・・・



島の結界の管理は大丈夫なのか?




「それなら大丈夫よ、目覚めた部下が今後管理するから!」




フェニックスの島はエニウェア対策の為強大な結界を展開している、

俺達が来るたびに女王が艦に乗り込んで結界を通り抜けていた、

結界は女王が旗艦に乗り込めば他の艦も通る抜ける事が出来る。



現在フェニックスの島は裏世界への経由地として再開発されている、

具体的には下記の施設が新たに建設、運用している。



● 造船所関連(艦の整備や補給などの施設も含む)



● 宿泊施設 (ビジネスホテルと温泉旅館など)



● レストラン等飲食施設(和洋中華と回転すしなど)



● 娯楽施設(ゲームセンター等)



● 医療・実験施設(身体と魔法の回復薬製造など)



● 各工場(鉄やアルミ、半導体等の製造施設)



● 美容施設エステやマッサージなど



● 農耕関連(畑や田んぼ、牧場や養殖施設など)




島民達が住んでいた村を撤去して新たにこれらの施設を建造した、

環境に配慮もあり森などは開拓せずそのままにしてある、そのため・・

飛行場を造る場所が無かったので現時点軍事基地は造っていない。



そのため結界を強化したのでフェニックスの女王が直接管理していた、

だが食糧難が解決したこともあり強制的に寝かしていた部下達を起こす、

今後はそれらの部下が管理、女王は各地に出向くことが可能となった。



「今までもルーム国に来てたじゃないか!」



「あの時はセイアの夫達に任せていたのよ、短期間なら問題ないから」



「なるほどな・・で?今回は何しにルーム国に行くんだ?」



「それは・・うふふ・・な・い・し・ょ!」



何なんだよ・・



「ねえ~~お願いがあるの?」



「なんだ?」



「私にもあなた達の世界の名前考えて!爽やかなのがいいわ!」



・・・



「別にフェニックスの女王でいいんじゃないのか?」



「それだと長いし堅苦しいのよ!短いのがいいわ!」



名前かぁ~~~・・



俺としては別に女王でもいいと思うが・・周りが避けるらしい、

一応女王だから俺達や配下達はお偉いさん扱いして距離を置く、

そのため女王は皆が離れるので四面楚歌のような心境になるらしい。



・・・



ちょっとかわいそうだから・・



一応考えてみたが・・・



ピンとする名前が出てこなかったので適当に俺達の世界の有名人、

それらの名前を紙に書き女王に意味を伝え直接選ばせた。



「これがいいわ!」



命名!



フェニックスの女王サブネーム!




ユイ(結衣)




俺が適当に書いた有名人の名前の中でこれが気に入ったようだ、

人との結び付きを大切にする、糸で布を繋ぐように皆をまとめる、

こう説明したら即決、以降はユイと呼んでくれと叫ぶ。



・・・



一応緊急メール・・番外編と書いてこのことを各種族に送った。




「番外編って何よ!!!!失礼ね!」




しまった!女王・・いやユイにも送ってしまった。



その後ユイは武蔵に移動してエリーナと雑談・・なのかな?

かなり深い話のようで2人ともしばらく武蔵の艦橋から出てこない、

下手に関わると・・怖いのでほっとくことにした。



第7艦隊はフェニックスの島で補給を受けた後・・



ルーム国に向けて全速前進!



俺は大和の艦橋で・・



・・・



空の通帳を見て涙を流していた。



















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