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シャーロットとレティシアの合体技とコウの誓い




ほぼ同時刻・・・



第2チームのシャーロット、アヤカ、カレン、レティシア、アリーゼ、

彼女達も魔法の玉に入り・・壮絶なジャンケン大会を行っていた、

誰がリーダになるかを競うジャンケン、それは3分間続く・・



「やったわ~~私の勝利よ!」



ブラックのシャーロットが雄叫びを挙げる!



その足元では・・



レティシアが悔しそうに嘆いていた。



「うぅぅ・・主役の座が・・」



泣き喚くレティシアだが・・シャーロットは譲る気は全くない。



「それじゃカードを入れますね!」



アヤカが玉の中にカードを入れる、すると玉が光り輝いた、

光の中ならリファイアエンジェルが5体現れた。



・・・



・・・



お互い何も語らずに睨みあう、しばらくしたらアリーゼが発言!



「ねえ一対一で戦うのはどう?その間他は一切介入しないこと」



リファイア達は何やらヒソヒソ話・・




「いいわよ!その条件を受け入れるわ!」




こうして第2チームは1対1で戦う事になった。



まず先鋒はアリーゼ、リファイアが1人前に出てきた。



「行くわよ!」



「ハァアアアアアア!!!」



アリーゼとリファイアが戦闘開始、アリーゼは聖剣で攻撃する、

リファイアは両手に短剣を持ち二刀流、ほぼ互角の展開だ、

乱打戦から動いたのはリファイア、爆裂魔法で煙幕を張る!

  



ボボボボボボボボボ!!!!!




リファイアは爆裂の威力は抑え目にして土埃を強烈に巻き上げた、

おかげでアリーゼは前が見えない・・リファイアは魔法が使える、

迷うアリーゼの後ろに周りこみ・・短剣を振り降ろす。



「もらった~~~!」



「甘いわね!」



アリーゼは即座にかわしリファイアの腕を掴み・・



「捕まえたわよ・・ウフフフフフ・・・・」



「えっ?何?あ・・あああ・・」




「アァァァァァァァァァァァァァァァァ~~~~!!!」




煙幕が落ち着いた時・・



その場に倒れ込むリファイアを無気味な笑みで見つめるアリーゼ、

既に勝負は決した、リファイア達は急ぎ仲間を抱え自陣に戻る。



「どうしたのよ?しっかりしなさい!」



「あっ・・ああ・・」



あの技をまともに受けたリファイアは言葉も話せなかった、

まあ当然だろう、あの技は刺激が強すぎるから・・



・・・



だから~~~~



俺は光の縄を作るのは嫌だったんだ~~~!



俺の心の叫びを無視したアリーゼは勝利の笑み、歩いて自陣に戻る、

擦れ違いで出てきたのはカレン!ゆっくり前に進む。



「さあ次の戦いをしましょう!それとも降参する?」



これを聞いたリファイアの1人が・・怒り狂う!




「なめんじゃないよ!たがか天使族風情が~~!」




リファイアは怒りながら短剣を構え攻撃、カレンは余裕でかわす、

相手は怒りで我を失い単調な攻撃、これではカレンを倒すことは無理、

そう悟ったリファイアは瞬時に冷静になり・・




「 氷の床 (アイスフロー)」




一瞬のうちに足元は氷となりカレンは動きを封じられてしまう、

これを見たリファイアは笑みを浮かべ・・高く舞い上がり落下、

下で動けないカレンに向かって短剣を向け回転している。



「このまま切り刻んでやるわ!!」



「それは・・お断りね!」



カレンは聖槍を床に向けて振り下ろす!床の氷は瞬く間に砕けた、

そして回転、床の氷は竜巻状となりリファイアに襲いかかる!



「な・・なんだこれ?前が見えない・・」



「油断大敵ですよ?」



カレンはいつの間にかリファイアの頭上に飛んでいた。



「それでは・・いただきますね・・うふふ・・」




「アァァァァァァァァァァァァァァァァ~~~~!!!」




竜巻が収まった時・・



カレンの足元にはピクピクと痙攣を起こすリファイアがいた。



「そ・・そんな・・あっという間に2人も・・」



驚くリファイア達、まあ当然だろう、あの技の事は教えてはいない、

というか・・普通カードにあの縛りを教える者はいない・・俺もだ、

それを知らないリファイア達・・



「さあ次は誰?私が相手するわ!」



アヤカがカレンと交代して前に出る、戦う気満々で笑顔も見える、

それに対してリファイアは・・謎の技に当初は怯えていたが・・



・・・



「方法を変えましょう」



1人のリファイアが前に出る、このリファイアはかなり冷静だ、

ゆっくり前に出て・・短剣を投げ捨てた、素手で戦うらしい、

これを見たアヤカも剣を収め・・ゆっくり身構えた。



「行きます!」



「来なさい!」



アヤカとリファイアは乱打戦、お互い紙一重で攻撃をかわす、

まるで空手の組手のような戦い、だが拳はめちゃくちゃ速い、

しかし・・徐々にアヤカが優勢、リファイアが防戦状態となる。



「ならば!」



リファイアは空中に飛び飛び蹴り攻撃、それを余裕でかわすアヤカ・・

後ろに周りこんだリファイアはアヤカに飛びかかり寝技に持ち込んだ。



「これでどうだ!」



リファイアの腕固めが完全に決まる、しかしアヤカはなぜか笑っている。



「捕まえましたよ!」



アヤカはするりと腕固めから抜け床に向けて腕を振り土煙を舞い上げる。



「では・・いただきますね・・うふふ・・」




「アァァァァァァァァァァァァァァァァ~~~~!!!」



・・・



土煙が収まった頃には・・



「ウフフフフフフ・・・」



無気味な笑顔で立っているアヤカ、その下には気絶したリファイア、

白目をむき・・ピクピクと痙攣を起こし下半身は濡れている・・

そしてアヤカは戻りレティシアと交代する。



「さあ~~次は誰~~!おねえちゃんが相手するわよ~!」



いやリファイアしかいないんだけど・・




「な・・なめるんじゃないよ~~~!」




2体のリファイアが一気に攻めてきた、これを見てシャーロットが動く、

2対2の状態だが・・



「左は私が引き受けるわ~~」



「なら私は右を狙うわね!」



2手に分かれたレティシアとシャーロット、一見1体1だが・・

なにやら2人は・・ニヤニヤと笑いながらリファイアの攻撃をかわす、

そして2人は同時にリファイアを蹴り飛ばした。



「きゃあ!」



「うっ・・・」



2体のリファイアは追いつめられ苦し紛れに火炎魔法を放つ!



「 火炎ファイアー



猛烈な火の玉が2人を襲う、だが2人が・・



「うふふ・・これは使えるわね」



「待ってました!」



なぜか2人は自分から火炎の中に飛び込む、そして大回転、

瞬く間に炎は巨大な竜巻となりリファイアを襲う。



「こ・・これはまずいわ」



「に・・逃げるのよ!」



リファイアは散開して逃げようとするが・・



炎の竜巻の中から光の縄が飛び出して足に絡みついた!



「逃げちゃダメよ!」



「そうそう・・こちらへいらっしゃい!」



リファイア達はそのまま炎の竜巻の中に引きづり込まれた!



「さあお仕置きよ!」



「うふふ・・初めての合体技ね」




「アァァァァァァァァァァァァァァァァ~~~~!!!」



「アァァァァァァァァァァァァァァァァ~~~~!!!」




炎の中から2つの悲鳴、その中では合体技が展開されていた。




「極!2段重ね亀甲縛り!!」




その中では・・



背中を上下に重ね合せたリファイアが亀甲縛りをされている、

その真ん中には光の縄、お互いの恥ずかしい所に縛られていた、

そして・・



「 W回転(ダブルローリング!!)




イャアアアアアアアアアアアアアアアア・・・・



・・・



火炎の竜巻が収まった、そこには5体のリファイアが倒れている、

皆・・白目で痙攣を起こし下半身はたっぷり濡れている。



それを見たレティシア達5人は・・・



「うふふ・・楽しかったわ」



「ええ・・充実した時間でしたわ」



「特訓の成果が出て・・嬉しいわ」



「うふふ・・この光の縄使い勝手は最高ね」



「うふふふふ・・そうね、コウにまた造ってもらいましょう」



「うふふ・・」



「うふふふふふ・・」



・・・



俺は金輪際・・



光の縄を天使族に渡す事は・・



絶対に拒否しようと・・



・・・



固く誓ったのだった。















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