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リファイア達の作戦とアリエノールの真剣白刃取り




リファイアエンジェル4体はアリエノール達を睨みつけている、

これに対してアリエノール達も戦闘態勢、聖剣と聖槍を展開する、

アリエノールはソネットと、ミアはランとペアを組んでいる。


 

「ソネット油断しちゃダメよ、こいつら相当強いわ!」



「ええそうですね・・気を引き締めます」



アリエノールはミアを見る、ミアは頷きランと共に距離を取る、

ミア達ブラックエンジェルが聖槍「ブラックスピア」を展開する、

そして・・ソネットもブラックスピアを展開し構えている。



14天王用の「エンジェルソード」と「ブラックスピア」は各7本、

ホワイト天使族が8人、ブラック天使族が6人の構成になっている、

ホワイト達はエンジェルソードを好んだがソネットだけは聖槍にした。



これは彼女の要望でブラックスピアを渡した、それには訳がある、

他の14天王は特級の上ランクだが彼女とラン、ショウコは中ランク、

一歩劣るソネットとランは頻繁に訓練を繰り返し己を向上させていた。



ランはソネットと訓練をしていた時、一瞬だが剣の動きが鈍るのを感じる、

そこでランは試しにソネットに槍を持たせ訓練再開、驚くほど速くなった、

訓練後ランはソネットにそのことを伝えた、すると・・



ソネットは幼い頃剣の訓練をしていた時・・親友を大怪我させてしまう、

親友はなんとか助かったが・・それ以降剣を使うとそのことを思い出す、

そのため一瞬だが迷いが生じ動きが鈍る、これは戦闘だと致命的だ。



ランはソネットに武器の交換を勧める、槍だと抵抗が無いらしく動きもいい、

ソネットも頷き剣から槍に変えた、その後彼女はホワイトの槍使いとなる、

ちなみにショウコは事務仕事が忙しく合間見ては単独で訓練していた。



このチームで剣を持つ者はアリエノールだけ、彼女は聖剣を握り構える、

いつリファイアエンジェルが襲ってきてもいいように居合の構え、

只ならぬ気合いを感じたリファイアエンジェル達、少し間を取る。



なにやらリファイアエンジェル達がヒソヒソ話・・・



「ねえどうする、あの剣使い相当の実力よ?」



「そうね、あの剣使いは別格だわ、あとあの黒いのもね」



リファイアエンジェル達はアリエノールとミアを危険と見て警戒、

そこで・・



「そことそこ!それぞれ2対2で私達と勝負しなさい!」



リファイア達はアリエノールとミアに指差す、どうやら分散させる気だ、

単独では危険と判断し2対2のタッグ戦を挑んできた。



これに対してアリエノール達は・・



「いいわよ!私達は今のペアで戦うわ!」



「さすが天使族ね、話が早いわ!じゃああなた達あっちで戦いましょ!」



「望むところよ!」



ミアとランはリファイア2体と共に100m程離れ・・睨みあう、

残ったアリエノールとソネットは・・2体のリファイアを睨んでいる、

そして・・



「行くわよ~~~!」



「ハァアアアアアアアア!!!」



アリエノールとソネットがリファイアに襲いかかる、リファイアは受け身、

それぞれ2本の短刀を展開して剣と槍の攻撃を逸らし即座に反撃に出る、

すぐさま防御に入るアリエノールとソネット、しばらくこの状態が続く。



リファイアは一旦離れ魔法攻撃、モンスターは魔法の玉の中でも魔法可能、

それを剣で切り裂くアリエノール、間を詰め一体に狙いを絞った!

その後ろからソネットが槍を構えもう一体の方に目掛け突進した!



「もらった~~~~!」



「それはこっちのセリフだよ!「スワップ!」」



シュン!!!!!!!



「えっ?ソネット?なぜ?」



「えっ?アリエノール様?」



「あはは!!ひっかかったね!お互い自滅しな!」



なぜかアリエノールの目の前にはソネットが現れ槍を構えて突進、

リファイア達はスワップの魔法を展開してソネットと瞬時に入れ替わる、

アリエノールとソネットはお互いに必殺技を繰り出そうとしている。



「まずいわ!」



アリエノールは即座に剣を投げソネットの槍攻撃をかわす、だが・・

その投げた剣を一体のリファイアが受け止め・・



「もらった~~~!」



リファイアはアリエノールに向かって剣を振り下ろす!



少し遡り・・



ミアとランのペアは攻撃の嵐、リファイアは受け止めるので精一杯、

槍で突く攻撃はどんどん速くなり・・なんと0・1秒で百を超えた!



「 百撤槍ひゃくてっそう!!」



ミアとランの百撤槍がリファイア達を追いつめる、逃げ道はない、

リファイアは短刀を振りかざし百撤槍をなんとか受け止めているが・・

このままではやられると思い・・爆裂魔法を足元に放つ!



「 爆裂 (エクスプロージョン)」



ドココココ~~~ン!!!!!



4人の足元が大きく爆裂、瞬時に全員逃れたが全員離れた!



「これでも食らいな!「 火炎ファイヤー



火炎魔法がランを襲う、ランは聖槍を振りかざし火炎を真っ二つ!

その合間からもう一人のリファイアがランを襲う・・



「その手は食わないよ!」



ランの後ろに周りこんでいたミアが現れリファイアを蹴り飛ばす、

吹き飛ばされた仲間を助けようと・・もう一人が即座に受け止めた、

だがそれは・・ランには絶好の的でしかなかった。



「百撤槍!」



「グァアアアアアアアアアア!!!!」



ランは槍を反転させ持ち手の部分で百徹槍を放つ!

全身に攻撃を受けた一体のリファイアは倒れ戦闘不能となる、

もう一体は逃げようと・・そこにはミアが待ち構えていた。



「どう降参する?それとも2対1で戦う気なの?」



「やかましい!まずはお前から倒してやる~~!」



冷静さを失ったリファイアがミアに突っ込む!



「やれやれ・・お仕置きが必要なようね・・」



「アァァァァァァァァァァァァァァァァ~~~~!!!」



魔法の玉の中では・・



リファイアの悲鳴が響いていた。



目線を戻して・・



アリエノールに向かって剣を振り下ろすリファイア、だが・・




バシッ!!!!!!!!!!




「えっ・・嘘?そんなことが??」



「ま・・マジかよ!・・あ・・あり得ない・・」



アリエノールは真剣白刃取りでリファイアの剣攻撃を受け止めた、

驚くリファイア達、その隙を見逃さないソネットが槍攻撃を放つ!



「百撤槍!!!」



グァァァァァァァァ~~~~~!!!



ソネットの槍攻撃をまともに受けたリファイアは倒れ気絶する、

もう一人は・・アリエノールの白刃取りに驚き逃げようとするが・・

剣を離すと攻撃されるので・・その場から動けなかった。



「それじゃ反撃するわよ!」



ドカッ!!



アリエノールはリファイアを思いっきり蹴り飛ばし・・追いかける、

壁に激突したリファイアは・・アリエノールが喉元に剣を向けられた。



「どう降参する?それともまだ戦う?」



リファイアは・・



「なめんじゃないよ!!!」



即座に爆裂魔法を展開、だがアリエノールがそれを斬り飛ばす!



ドカカカカカカカ~~~~~~ン!!!



周りは大爆発だが・・



アリエノールの周りに爆発は無い、真っ二つに吹き飛ばしたからだ、

そしてソネットも駆け寄る、2人はリファイアを見て・・



「それじゃ・・お仕置きね!」



「そうですね、たっぷりとお仕置きしましょう!」



「ウフフフフフフフ」



「ウフフフフフフフフフフフ・・」



「お・・おい待てよ!何をする気だ?や・・やめろ~~!」




「アァァァァァァァァァァァァァァァァ~~~~!!!」



実は・・



天使族達が魔法の玉に入る前・・俺に光の縄を作れと催促された、

俺は彼女達が絶対あの技を使うと見たので即座に断ったのだが・・



「あなた!将来の妻たちの言う事が聞けないの?」



と・・・



エリーナから睨まれたので・・



しぶしぶ人数分の光の縄を作り・・渡していたのだ。



今・・・



第1チームが入った魔法の玉の中では・・・



「な・・なによこの縛り方!!」



「な・・なに笑ってるんだよ!早くこの縄を解け!」



それを聞いたアリエノール達は・・



「 回転 (ローリング)!」




「アァァァァァァァァァァァァァァァァ~~~~!!!」




薄ら笑いを浮かべていた。
























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