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超高速兵器の配備と12天聖族の仮の名前

祝!連載一周年となりました。


たくさん閲覧いただき本当にありがとうございました。


おかげさまで累計PVが7万を超え感激しております。


今後も頑張ってまいりますので応援宜しくお願いします。





第4艦隊はじめ各艦隊はそれぞれの母港に戻り整備を行うが・・

航空母艦蒼龍と飛龍は艦載機を失ったので急ぎ艦載機の補給を行う、

幸いパイロットは全員無事だったので機体の損害だけで済んだ。



現在デーヴィドとクリスティーナ始め各地の幹部がルーム国王城にいる、

遠距離の幹部はモニター越しのリモートで参加、皆緊張が漂う・・

そんな中天聖族と交戦したレイミとパイロット達が集められた。



まず・・・



進行役のカオスがレイミ達に質問する。



「君達と交戦した天聖族の事が知りたい、詳細を包み隠さず話せ!」



「・・はい・・まず私が暴走・・部下は大したことはありません・・

だけど・・隊長と呼ばれた女性は別格・・全く歯が立ちませんでした・・」



レイミは天聖族の隊長との交戦の時・・出し惜しみせず技を繰り出した。



「 氷のアイスレイン



「 氷のアイスアロー



「 氷のアイススピア



だが隊長はこれらを右手一本で吹き飛ばし・・瞬時に間合いに入る、

そこでレイミも肉弾戦に入るが・・自分の攻撃は全く当たらなかった、

カウンターで反撃され血まみれになり動けず魔法の球に閉じ込められた。



続いてパイロット達の証言、機銃掃射で攻撃するが高速でかわされた、

そこで奇策、あえて機体を爆発させ衝撃波で相手の隙を狙う作戦に出る、

これが功を奏し・・一発だけだが天聖族に攻撃を浴びせた。



それ以降は圧倒され次々と機体を失う、そこで特攻作戦に出る、

艦載機を突っ込ませ自爆行為に出る、だがこれも隊長には通じなかった、

しかし・・なぜ隊長は自分を助ける行為に出たのかは謎だった。



ここで証言は終了、詳細を聞いたカオスが頭をひねる。



「おかしいな・・それだけ圧倒する力があるなら・・

なぜ全滅させなかったんだ?まるで俺達のような感じがする」



「それは感じるわね、となれば相手は私達と共存を望んでいる・・

そんな感じがするわね」



「ああ・・だがそれは交戦前の話だ、今は攻められてもおかしくない、

最悪全戦力をもって攻めてくるかもしれない、だとしたら勝ち目は薄い」



この言葉を聞いたレイミは・・涙ぐんでいた。



「でも天聖族が味方とは限らないわ、放置してたのは面倒だからでしょ?」



「天使族に関してはそうだが・・俺達はそうはいかないだろう・・」



「そうね・・ケンカをふっかけたんだから憎まれても当然だわ」



ここで自爆行為に出たパイロットが証言する。



「俺の勝手な予想ですが・・おそらく彼女達は戦いを望んでいません」



「どういう意味だ?」



「天聖族の隊長は・・まるで俺を助けるかのように機体を蹴りました、

だけど俺は彼女に抱きつき自爆しようと・・それも高速で凌ぎました、

本気で俺達と戦うつもりなら・・俺を助ける行為はしないでしょう」



このパイロットはライアンではなくルーム国の兵士、アイザックの部下だ、

元々は第6艦隊に所属していたが戦闘機のパイロット試験に上位で合格、

再編成の際に第5艦隊に転属、航空母艦蒼龍艦載機隊の一員となっていた。



これを聞いたカオス達は・・



「となると・・最悪は回避できるかもしれないと・・」



「それはこちら次第だと思います、謝罪すれば最悪は凌げるかと・・」



「まあ確かに・・今回に関しては完全に俺達に問題あるからな」



ここでレイミが語る



「・・俺達では・・ありません・・全部私が悪いんです・・」



それを聞いたレイナが怒る!



「いい加減にしなさい!」



「バシッ!!!!」



そしてレイミにビンタ!



「いい?あなたの不手際は私達の責任でもあるの!そのための階級でしょ?

部下の不手際は私達指揮官の問題なの!それが上の立場の責任なのよ!

あなたが暴走したのを止められなかった私達に問題あるの!わかった?」



これを聞いたレイミは・・泣きながら頬を抑え頷いていた。



皆も・・静かに頷いていた。



ここで整備港から急ぎ駆け付けたヘイゾウお兄さまとナターシャお姉さま、

すぐに席に座る・・前に壇上に立ち皆に重大発表を行う!



「話は聞いた、通じるかはわからないが対策を講じている」



これを聞いたクリスティーナが尋ねる



「対策とは・・どういうものなんですか?」



「昔の大戦で生き残った兵達がその後軍事施設に入り秘かに開発したものだ、

これを各艦に配備すれは大幅に攻撃力が上がる、おそらく天聖族にも・・

かわせない超高速の兵器だ、今からその詳細を説明する」



その兵器とは・・



「レールガン(電磁加速砲)」



これは物体を電磁の力で加速して打ち出す装置、自衛隊を含む各国で開発、

拳銃の弾丸速度が約1440kmに対しレールガンは約7240kmとなる、

約5倍の速さに加え射程は約200km、ちなみに紀伊主砲射程は約60km。



対地・対艦・対空すべてを攻撃できるため秘かに開発・改良を加えていた、

本来は航空母艦など大型砲が装備できない艦の攻撃力アップの為に開発、

ヘイゾウお兄さまたちはこの兵器を異世界でさらに進化させていた。



ヘイゾウお兄さまは・・新兵器の説明を細かく語る、少し希望が見えてきた、

各種族たちはその兵器を急ぎ各艦に装備、試射を繰り返しその時に備える。



目線は変わり・・・



透明化した聖域では・・



驚くことにルーム国から10km程離れた海の上空に浮かんでいた、

この位置ならあっという間にルーム国に侵攻し制圧できるのだが・・

なぜか天聖族達は動かない、そしてルーム国方面を静かに見ていた。



聖級の隊長達・・



彼女達は独特で共通の苗字を持っていたが、俺にはとても理解・発音は無理!

そのため苗字は仮の名として・・



「ヴァレンシア」



と呼ぶことにした。



さらに「聖級」と呼ばれる天聖族は現在12人いるらしい。



そこで・・



俺は愛する妻・・スペイン系アメリカ人のエリーナの言語を使うことにした、

12人いるので12星座をスペイン語で発音してそれを仮の名前とした、

尚・・天聖族は全員女性の為・・聖●士星矢とは一切関係はない!!!



● おひつじ座  「アリエス」


● おうし座 「タウロ」


● ふたご座 「ヘミニ」 ※レイミと戦った隊長。


● かに座 「カンセェ」


● しし座 「リィヨン」


● おとめ座  「ビィルゴ」


● てんびん座 「リィブラ」


● さそり座 「エスコルピォ」


● いて座 「サギタァリオ」


● やぎ座 「カプリコルニォ」


● みずがめ座 「アクワリオ」


● うお座 「ピィシィズ」



今回レイミと戦った隊長の名は「ヘミニ・ヴァレンシア」となる、

その彼女は左足に受けた弾丸を取り除き治癒魔法で完全に元通りとなる、

一息入れた彼女に・・アクワリオが言葉をかける。



「あらヘミニ珍しいわね?あなたがケガを負うなんて・・」



「アクワリオ・・ええあの異世界の人間達と戦ったのよ」



「えっ?あの人間達中級以下でしょ?それがあなたに傷を?」



「ええ侮ったわ、彼らの兵器は想像以上に強くて戸惑ったの・・」



「それは問題だわ・・どうするの?皆で攻める?」



「今は静観しましょう、彼らの功績を考えたらこの程度は我慢できるわ」




俺達の功績?




「そうね・・彼らは各地の貧困を救ったわ、私も感謝してるの」



「それは私も同じよ、飢えた者を見てるだけで胸が苦しかったわ・・

私達は強さはあっても食糧を造ることは出来ないから・・つらかったわ」



「でもあなたを傷つけたことは問題だわ、これは静観出来ないわよ」



「・・そうね・・一度皆で話し合いましょう・・」



ヘミニとアクワリオは聖域の会議室に移動、他のメンバーも急ぎ集まる、

そこで緊急会議、俺達に報復するか否かを皆が話し合いを重ねる、

報復するべきだという声が多かったが・・



当事者のヘミニが猛反対、当事者の声が最重要視されるので静観となる。



ヘミニは・・



部屋に戻り・・あのパイロットの自爆覚悟の気迫に胸を打たれていた、

どうしてあそこまで・・それを知るまでは報復する気になれなかった、

そこで彼女は変化の術を使い俺達の詳細を調べることにした。



「あらヘミニ?変装して下界に行く気なの?」



「ええそうよ、カンセェ悪いけど皆に伝えて!私は調べたい事があるの」



「ふ~~ん??」



「な・・なによ?何その疑いの目は?」



「あなた・・恋したでしょ?」



「な・・・何言ってるのよ!ルーム国の軍人の調査よ調査!」



「アハハハハ!!顔真っ赤よ!まあいいけどね、気をつけて!」



「ありがとう!」



ヘミニは・・



「とりあえず・・ルーム国に潜入ね」



「それ!」



聖域を飛び出しルーム国に降り立った。

















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