表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/780

異世界で再会した相棒



俺は一目散にベットから飛び起き隣の部屋に駆け込んだ。


 


その部屋にはベットで熟睡している幼馴染でもあり親友がいた、

彼の名は デーヴィド・クロフォード、今は俺の軍での相棒だ、

彼は同じ年で独身だが俺と違い女性受けするイケメンだ。




「あっ・・目覚めたのですね?よかった~」




ベットの横に座っていたこの女性はエリーナの妹だそうだ、

20代後半らしいが女子大生位に見える可愛い美女だ。




「はじめまして、私はクリスティーナ・マリア・レティシアです」




笑顔も可愛らしいな~~




!!!




いててててててて??




なぜか俺はエリーナに思いっきりお尻をつねられた、

それはすごく痛かったが・・相棒が無事なのでほっとした。




「彼は当分目覚めそうにないから台所でお茶しましょ」




俺は奥にある台所に案内され椅子に座りお茶を頂いた、

一息ついた後エリーナたちがこの異世界の事を語り出した。




「この世界は魔法は沢山あるけど科学技術は小学校レベルよ」




「えっ?魔法があるのか?」




「はいあります、でも原核が無いとその魔法は操れません」




「原核?なんだそれ?」




「これです」




クリスティーナが引き出しの中から赤く光る丸い球を取り出した、

大きさはビー玉位、なんかふわふわして毛深くマリモみたいだ。




「これを食べると魔法が使えるのか?」




「いえ、こうするのです」




クリスティーナは赤くてふわふわした丸い球を俺の心臓に近づける、

その赤い球は俺の身体に吸い込まれるように入ってきた。




「これであなたも火の魔法が使えるわよ、試してみましょう」




俺達は裏庭に移動したら・・そこには的らしき柱が立っていた。




「あの棒に向かって指差して魔法攻撃して!」




「呪文は?」




「そんなのは無いわよ、火でも火炎でもファイアでもなんでもいいの、

火に関連する言葉を唱えて的を指させば勝手に出るわ」




随分いい加減なんだな。




クリスティーナが補足してくれた。




「各原核は必要だと判断したら状況に応じて魔法を出します、

ほとんどは自動で切り替わりますがある程度の指示も出来ます、

今回はあの柱を燃やしたいので火の原核は反応するはずです」




なるほど。




「火炎!!!」




俺はそう唱え的めがけて指を向けた、すると火炎が出た、

柱は見る見るうちに火炎に包まれ燃えている。




「これが初級魔法よ、あなた火と相性いいみたいね」




言ってる意味が分からないのだが・・




「この世界では身体に原核を取り込むことで魔法を使えます、

ただ相性があって・・原核が拒否した場合その魔法は使えません」




「えっ?拒否があるの?」




「人間同士でも相性悪いと付き合いたくないでしょ?

それと同じ感覚よ」




なるほど!




「えっと・・君たちはどんな魔法が使えるのかな?」




エリーナは・・



「私は今の所火と土、木と雷と治癒ね」



クリスティーナは・・



「わたしは現時点水と木、風と光・治癒です」




なんとなく納得できる・・




「あれ?、君たちはどちらも治癒が使えるのかい?」




「女性はほぼ全員治癒が使えます」




「男性は?」




「むさくるしい男は使えないみたいね、原核が嫌がるわ!」




俺はどうなのだろうか・・




今治癒の原核は手元にないそうだ。




残念!




俺はしばらくの間火の魔法を唱え繰り返し放ってみた、

だが出たのは2発程度でその後は全然出なくなった。




「原核は賢いから必要ない時は魔法出さないわよ!」




そうなのか??




「あと無理と無駄を繰り返すと原核が嫌がり身体から出ていきます、

そうなると二度とその魔法は使えませんので注意してください」




・・・




出て行ったかな?




「ギリギリセーフよ、なんとか踏みとどまってくれたようね、

これからは大切に扱いなさい、でないと他も拒否するわよ」




はい・・これからはそうします。




















小説を読んで頂きありがとうございます。



ぜひとも作品への応援をお願いいたします。



ブックマークも頂けると励みになります。



よろしくお願いいたします。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ