選ばれた優勝者10組とショウのお見合い相手
異世界ガールズコレクションは各地で大盛り上がりを見せる、
一般も参加できるとあって年配者から子供まで参加している、
1分でも晴れ舞台に立てたのが嬉しいと感激する種族も多かった。
各地で予選を勝ち抜いた100組がルーム国の聖堂で最終審査、
ここに俺の妻となる天使族もいたが・・その中で目立ったのはこの2人、
ブラックエンジェル代表のシャーロットと具現士アリーゼのペアだ。
他にもアリエノールとミア、アヤカとホリーと白黒コンビが目立つ、
彼女達は片方は派手、片方は地味と極端な組み合わせで目を引いた、
反面ベアトリスとサマンヌのペアは共に派手すぎてウケが悪く予選落ち。
同じ理由でブラックエンジェルのカレンとリサのペアも予選落ちとなる。
幹部や代表にはウケがよかったが一般での投票が伸びず予選落ち、
今回に関しては異色の組み合わせの方が一般ウケするようだった、
それに後から気づいたレティシアやソネット達も予選落ちしていた。
気になるサユミ達は・・こちらも残念ながら予選落ちとなった。
サユミとタケシ、ショウとレイミは髪色が同じだったので異色感がなかった、
もしレイミとタケシ・サユミとショウなら予選突破できたかもしれないが・・
サユミがショウを毛嫌いしてるので・・予選突破はどの道無理だろう。
ちなみにこの4人を参加させて新たな恋を期待したが・・
・・・
まずはサユミとタケシのセリフからどうぞ!
「う~ん予選落ちか~~悔しいな~~」
「しょうがないわね、本当のペアではないもの・・」
「そうだな、今回は即席だからしょうがないか・・」
「そういうことね、次は自分のパートナーと出場しましょう!」
「おう!」
・・・
続いてレイミとショウのセリフをどうぞ!
「う~ん予選落ちか~~悔しいな~~」
「・・エスコートがコウだったら勝ててたのに・・」
「レイミそれはひどいよ~~僕たちお似合いじゃないか?」
「・・・お兄ちゃん・・キモいからやめて・・」
「・・・」
・・・
この4人が結ばれることは・・なさそうです!
一旦気持ちを切り替えて・・
他には特級グリフォンのレイナ、特級ワイバーンのアデールペアが予選突破、
深く考えずに異色感を出したのが幸いして一般人気が凄かった、それと・・
俺が驚いたのはセーラーとサーラの白黒ドラゴンコンビ!
お互い相手がいなかったのでこれ幸いとペアを組んだのが功を奏した、
あまり派手さを出さず落ち着いた雰囲気を演出して一般人気を伸ばした、
他にもハイゴブリンのペア、サーベルタイガーの親子が予選通過していた。
気になるエリーナ達だが・・
・・・
なんと!
クリスティーナに待望の赤ちゃん!妊娠が発覚して大騒ぎとなっていた、
デーヴィドが確認しようとお腹を触ろうとしたが他の妻たちからストップ、
そのまま他の部屋に押し込まれ蚊帳の外扱いにされて・・はぶてていた。
エリーナ達と他の妻も大興奮、出場を辞退して子供のことで頭がいっぱい、
次は自分だと予選落ちの天使族も含め独自の懇親会を始めてしまったので・・
・・・
当分ほっとくことにした。
さて・・
異世界ガールズコレクションも大詰め、100組のペアがルーム国に集まる、
意外にも全種族選ばれており偏りがほとんどない投票に驚く俺だった、
それと・・偏見なく投票する各種族を改めて見直す俺だった。
この純粋さが彼ら彼女達の魅力なのかもしれない。
だが・・
ここからはガチな勝負!、各種族あの手この手と自分をPRしていく、
個人的には魔法使いの女の子2人ペアが可愛かったが惜しくも圏外となる、
さらに海賊の娘さん2人も善戦したが・・こちらも惜しくも圏外となる。
予想外に数字を伸ばしたのがサイクロプスの夫婦、巨体に似合わぬ繊細ぶり、
おそらく徹夜で家族が縫ったんだろう、家庭的な温かさを感じる服だった、
家族で頑張った事が報われて・・見事ベスト10入りを果たした!
次にベスト10に入ったのがシャーロットとアリーゼのペア!
この2人は有名女子高校で着るような制服をアレンジして色を分けた、
青っぽいのがアリーゼ、白っぽいのがシャーロットが着て人気を伸ばす。
ベスト10に入ったシャーロットとアリーゼは号泣してお礼を連発していた。
続いてベスト10入りしたのが・・なんとサーベルタイガーのペアだった、
エルフと協力して毛皮を縫い合わせたマントを背中に装着して存在感を増した、
身体には弦のような植物で織った鎧のような服を着て迫力を増していた。
ちなみに協力したエルフの恋人同士のペアは・・惜しくも圏外だった。
次にベスト10入りはルーム国の仲良し子供ペア、こちらも手作りの服だ、
どうやら裁縫の勉強中に思いついたデザインなんだろう、すごくカラフルだ、
ヒマワリのような明るい感じで・・皆が笑顔になるかわいい服だった。
その後ハーピーのペア、スイカの町の森にいた羊のような魔物の親子、
北東の大陸から事務員2人のペア、北の大陸で働いてるメイドさんペア、
それとセーラーとサーラのペアもベスト10入りを果たし歓喜していた。
そして最後に選ばれたのは・・
「うっふっふ・・主役は私達ね~~!」
「そうよ!やっと私達の時代が来たのよ!」
まるで女王様にでもなったように偉そうにしているこの2人、いや2匹か?
「失礼ね!美女のおねえさまおふたりさまと呼びなさい!」
失礼しました!
美女のおねえさまおふたりさま・・言いにくいな・・
一応これは置いといて・・
最後に選ばれたのは特級グリフォンのレイナと特級ワイバーンのアデール、
彼女達は3着着こみアピールの1分間の間に3着の衣装替えで勝負に出た、
見事な切り替え・・というかその根性に敬意を表した各種族が応援したからだ。
2人は飛び上がって喜び・・
これで優勝者10組が決まった!
俺とデーヴィドが表彰台に立ち優勝者に優勝カップを進呈した、
その後デーヴィドが高速列車の模型を進呈、俺は時計を渡したが・・
皆ペンダントの時計を選んだ、その後ルーム国王から賞金が渡される。
余った腕時計はアトラスやアグニ、カオス達が欲しがったので売る・・
「俺達日々魔力を提供しているのに・・金獲る気か?」
・・・
彼らの懇願と言う名の脅しに負けたので特別に進呈することとなった。
それと・・
惜しくも圏外となった90組に記念品を贈ることにした。
同じデザインのペンダント時計だが中に組み込んだのは銀の素材、
これを90組に贈呈したら飛び上がって喜んでくれた。
こうして異世界ガールズコレクションは幕を閉じた。
後日記念品を有料でもいいから売ってほしいと各種族からリクエスト、
デザインは同じだがお求めやすくするためガラス加工のペンダントを造る、
これが大好評で生産が追い付かず3カ月待ちの状態となっていた。
やれやれ・・
俺は部屋に戻り・・ショウがまた俺の部屋で籠り僻んでいた。
「レイミ~あそこまで言わなくてもいいじゃないか~~!」
何を言われたんだろう?
タケシのベットは無かったので・・彼はとりあえず大丈夫なようだ、
だがショウがこのままだと俺の神経が持たない、なんとかしなければ・・
と考えていたら俺のスマホが鳴り出す、相手はアズミのようだ。
「コウ!あなたのハーレムに私も入れてちょうだい!!!!」
「やなこった!」
俺の瞬殺にアズミは電話の先で砕けていた。
それはさておき・・
「何を突然言い出すんだ!詳しく説明しろ!」
「実はね・・」
アズミもガールズコレクションに事務員と出ていたが瞬殺されたそうだ、
他は男性がいるのに自分は事務員と組んだから瞬殺されたと思い込む、
まあアズミは可愛いが・・性格に問題あるから皆が避けたんだろう。
ちなみに俺の前にデーヴィドに電話したらしいが瞬殺されたそうだ。
誰も相手にしてくれないので・・
俺のハーレムに入ろうと・・・
それは絶対嫌だ!断固として拒否する!
「リオたちがいるだろう?彼らに頼めばいいんじゃないか?」
「あいつら相手にしてくれないのよ!ほんと腹が立つわ!」
それはお前に問題があるからだろう・・
「とにかく・・あんたがダメならいい男紹介してちょうだいよ!
なんちゅう言い草だよ・・
あまりにうるさいから・・
俺はしばらく考え・・・
・・・
!
「アズミ!東の大陸の拠点城まで来れるか?」
「えっ?ええ大丈夫よ?明後日には行けるわ!」
「それでいい、お見合いするから用意しておけ!」
「えっ?ええわかったわ!それじゃあね」
・・・
俺はベットで籠るショウをベットから引きずり出した!
「ショウ用意しろ!東の大陸まで行くぞ!」
「えっ?どうして?」
「いいから来るんだよ!」
俺はショウの手を引っ張り大和に無理やり乗せた。
「大和出港!急ぎ東の大陸に向かえ!」
ポカンと口を開け放心状態のショウを乗せて・・
大和は最大船速で東の大陸に向かった。