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ベアトリス達の強烈なパフパフとエリーナの想いのある怒り




一万人の木人形達がライアンたちとして新たな身体を手に入れる、

基本はジェニー達と同じで会話も食事も出来るし夜の営みも・・

専用の追加アダプターがあれば対応出来るらしい。



そのアダプターだが・・



・・・



ルーム国をはじめ各種族の子供達には絶対見せないよう厳命した!



さて・・



ドワーフの村・・いや街から俺達は離れ高速列車で港に帰る、

途中ラミア達の駅や人間の村駅、魔族の村駅と立ち寄り代表達に挨拶、

彼ら彼女達も通貨の導入を待っていたようで爽やかな顔をしていた。



ちなみにこの高速列車は自走式で各部に様々な武器を備えている、

天井に機銃やロケットランチャー等を装備していて十分戦える仕様だ、

他にも好感度センサーが備わっており2km先まで把握できる。



さらに途中線路が爆発されても事前に停車できるよう万全な備え、

列車の先に無人の小型機が備わっていて発車時に飛び立つ、

それが先導しながら爆破物などをセンサーで探知する仕組みだ。



この機能を知った天使族達は驚いていた、自分の仕事を大幅に減らせる、

自分達は駅や近隣の山の異常を調べるだけでいいので期待が膨らむ、

今迄は船に同行して頻繁に乗り降りしてたので大変だったそうだ。



俺達は西の大陸港駅で下車、戦艦モンタナでルーム国に帰る。



城の会議室に戻ったら・・白の大陸で導入予定の品が所狭しと並ぶ、

和菓子などのお土産やかけそばなど駅の食堂の料理の見本が並ぶ、

それと列車での食事の見本もあって・・ギルド達の驚きが止まらない。



船の場合どうしても腐りにくい食材が多くなるので塩辛かったそうだ、

氷を使った簡易冷蔵庫しかなかったので生の刺身なんかは高嶺の花、

おまけに調味料や甘い物がなかったのでかなり不味かったらしい。



ギルド達は・・



試食をして・・大きな手ごたえを感じていた。



これらが今後取引されることに・・



喜びと・・さらなる儲けの期待を抱いていた。



今度白の大陸に導入される高速列車は8両編成で冷凍・冷蔵庫標準装備、

列車内の食事も寿司などの生もの系も対応できる高性能冷蔵機能を備えてる、

これにより各地へ最高の状態で食材を運搬できるように改良されていた。



全車両エアコン・トイレ付きでスマホも使え動画も見放題と快適さを追求、

さらに通貨を導入するので新たに自動販売機も備えることとなった。



自販機ではお茶・ジュース・ビール・カップラーメン・ハンバーガなど、

さらに駅にはお土産等を扱う売店や飲食店・洋服店なども開店する予定、

これらを各駅や港に導入して・・その売上げを高速鉄道の整備費等で使う。



これらを全駅俺達が運営するので・・相当な儲けになるはずだ、

運賃の損失は余裕で埋められるだろう。



それとギルドの大陸に運ぶ船にも専用の冷蔵庫を備えれば鮮度が保てる、

それらの販売や改造費も考えたら・・儲けは天文学的な数字になるだろう、

俺は期待を膨らませながら商品を眺めていた。



ちなみに・・・



事前にこのことは天使族達との話し合いで決まっていたのだが・・



これらの見本を見た天使族達は・・・




「ぷぅ~~~~!」




6天王・・特にベアトリスが思いっきり口を膨らませはぶてていた!




「ずるいわよ!これだけの美味しいお菓子すぐ人気が出るでしょうが!」



「そうよそうよ!これの売上げ考えたら運賃なんて雀の涙じゃないの!」



「これらをあなた達が独占販売するの?私達の儲け無いじゃないの!」



「コウさんズルすぎます!これじゃ私達の商品売れませんよ!」



「ひ・・ひどい!こんな美味しい話黙っていたなんて・・」



「私達が知らないことにつけ込んで・・最低よ!」



「え~~~!儲け独り占めじゃないの~ずる~い!」



・・・



ふっふっふ・・



ベアトリス君、それと他の6天王さんとソネットたち・・



商売は知恵と商品と要領で決まるんだよ・・



知恵と要領と商品でね・・




ふっふっふ・・・



・・・




「冗談じゃないわよ!!!!!!!!」




到底納得できない天使族達は俺に一斉に飛びついて縛り別室に運ぶ、

そして俺達の総売り上げの半分を天使族に公平に分配するよう要求する、

だが俺は拒否!俺達が全部賄うのだから売上げの独占も当然だからだ!




すると・・・




「もう・・しょうがないわね~~」




「お姉さまが楽しませて・・あ・げ・る・」




何故かベアトリスが上着を脱ぎ下着姿で俺の顔に胸を押し付ける・・



「パフパフパフ・・・」



「ぱふぱふぱふ・・・」



俺がパフパフを受けている間ソネットが誰かに電話をかけている、

あまりにも刺激的なパフパフを受けている俺はクラクラしていた、

さらにベアトリスの超刺激パフパフが止まらない・・・



「ぱふぱふぱふ・・・」



「ぱふぱふぱふ・・・・・」




「どう?総売上げの半分渡す気になった?」




俺はクラクラしながらも・・なんとか首を横に振る。




「もう・・しょうがないわね~~」




続けてアリエノール達が上着を脱ぎ交代で俺の顔に胸を押し付ける。



「ぱふぱふぱふ・・・」



「ぱふぱふぱふぱふ・・・」



「ぱふぱふぱふぱふぱふぱふ・・・」



ほどんど意識が途絶えかけた俺の眼に前に・・・




「何してるのよ!あなた!!!!!」




俺の目の前に・・産休で休んでいるはずのエリーナがどアップで現れた!

その後ろで・・なぜか6天王全員とソネット達がウソ泣きをしている。



「聞いたわよ!あなた弱みに付け込んでパフパフさせてたのね!」



えっ?なんのことだ・・?



エリーナが俺のホッペを引っ張りながら怒り狂う!



「白の大陸での売り上げの分配の代わりにパフパフ要求したでしょ!

ソネットが泣いて訴えてきたわ!このどスケベ!売上げぐらい渡しなさい!」



ソネットたちは・・



上半身下着姿でウソ泣きをしながら・・陰で微笑んでいた。



エリーナは両手で俺のホッペを引っ張り・・睨みながら俺に訴える!



「天使族達に総売り上げの半分を分配する?」



俺は首を横に振ろうと・・




「分配する???」




エリーナは右手で俺のホッペを引っ張りながら・・



左腕で俺の頭を抑え首を縦に動かす・・




「そう・・さすが私の旦那ね、そうでなくっちゃ!」




これを見た天使族達は・・




「やった~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!」




全員上半身下着姿で大喜びしていた。



ズルズルズル・・・



俺は縛られたまんまエリーナに引きずられて自分の部屋に帰る、

するとエリーナが縄をほどいてくれて・・俺はゆっくり席に座る、

そしてエリーナにパフパフの誤解を言う・・エリーナがそれを遮る。



「わかっているわよ、あなたがそんな要求するわけないでしょ?」



「知っているなら・・どうしてその場で言わなかったんだ?」



「あの場はああするしかなかったのよ、妹からも言われてるしね・・」



「えっ?クリスティーナから何を聞いたんだ?」



「彼女達・・天使族は今全員無一文だから助けてあげてってね!」



「なんだと?彼女達には今まで蓄えた財産があるだろう?」



「あなたの知らない所で・・全額配下達の賠償に使っているのよ、

それでも足りないようでギルドに自分達の大事な武器まで売ったらしいわ、

さすがに私達からの支給品は売れないからね・・かなり困っているのよ」



「俺に・・なぜ言わないんだ?」



「あなたの性格だとね・・絶対過剰な位奉仕するでしょ?」



「あっ・・ああ・・」



「彼女達もわかっているから言わないのよ、賠償にならないでしょ?

自分達のわがままで配下達を苦しめたんだもの、その責任を感じてるの、

だから自分達も働いて・・その対価で賠償したいのよ」



「そうだったのか・・」



ちなみにソネットが電話をかけていた相手はクリスティーナだった、

ソネットはクリスティーナにも俺を説得してもらおうと考えたらしい、

たまたま彼女はエリーナの部屋にいて・・詳細を聞いて駆け付けた。



「お願い、このことは天使族達には話さないで!」



「ああ当然だ、彼女達の気持ちを無下には出来ないからな」



「ありがとう!」



エリーナはそっと近づき・・・



俺の唇に・・



優しくキスをしてくれた。






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