表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界だろうとのんびりと  作者: ダルマ787
ーーーーーーーーーーーーーーーーー 第二巻 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
63/243

第31話 見え行く先

時刻はすでに夜を迎え、外の喧噪も届かなくなっていた。


聖騎士団国家(セントクロス)、学園長室。


クライブ・イェールはその座に座り、一つの影を迎え入れる。


「お疲れ様」


影は見てきた事実だけを述べる。


「あら。ふふ、面白い子達がくるのね」


イェールは椅子を回転させ、窓越しに見える学園を見渡す。


「あなたはどう思う?」


どこか楽しそうに質問してくるイェールに、影は感情を覗かせず淡々と答えた。


「ふふ、でもあの二人の推薦だもの。断れないわね。あなただってそうでしょ?」


明かりの届かない部屋の隅から影が姿を現した。


全身を黒い衣服で纏い、情報は何一つ得ることができない。


だが、


「元、戦場の戦姫(ワルキューレ)部隊の隊員の一人としては?」


まるで影の感情をさらけ出させようとするかのように煽ってくる。


「もう違うので」


たった一言だけ述べると、


「ですが、興味がないといったら嘘になります」


思い通りの答えにイェールは微笑んだ。


「そうよねぇ」


信じるか信じないかは別の話。


現在もいるかいないかもまた別の話。


だが、それは間違いなく存在していた。


異世界人


遥か昔、この世界を救った勇者のおとぎ話。


窓越しに神々しく見える月はまんまると空高く存在していた。


ここまでお付き合いくださいありがとうございます。

そんなこんなで、二巻目が書き終わりました。

相変わらず、詳しくは活動報告の方に書かせていただくとして、興味のある方だけ覗いてみてください。


そんなわけで、まだ続く『異世界だろうとのんびりと』三巻目もお付き合いしていただけるとうれしい限りです。

ブックマーク登録されている方、評価してくださかった方、読んでくださっている方にはただただ感謝です!


それでは、梅雨にも負けずコロナにも負けず皆さんのご健康をお祈りしながら、〆させていただきます。


引き続き『異世界だろうとのんびりと』をよろしくお願いいたします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ