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異世界だろうとのんびりと  作者: ダルマ787
ーーーーーーーーーーーーーーーーー 第一巻 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
27/243

第27話 心

2021/1/23 読み直し(一回目)編集しました。

2021/3/18 誤字脱字、ルビ振り追加、文章追加、台詞の言い回し変更など、編集しました。

いつからか、目の前に暗闇が広がった。


小さい頃の夢は母親のように人の手助けができるような人。


ただ、その夢はもう見られない。


思い起こす母の姿はあの頃の悲劇。


だから幸せを思い出すことができなくなった。


代わりに見る現実()は、冒険者に追われ、いつも届かない叫びを叫ぶ。


誰にも届かないその言葉はどこに消えているのだろうか?


「どうしたらいいの?」


いつだって、それは誰にも届かない。


その代わりに目の前には力が存在している。


「あなたはだれ?」

…………………………………………………………………………………………。


「どうして?」

………………………………………………………………………………――。


「力は何のためにあるんだろう?」

…………………………………………………………………………――。


「逃げるため」

……………………………………………………………ち……う。


「誰にも迷惑を掛けないため」

…………………………………………………………違う……。


「救うため」

………………………………………………そうだ。


「誰を」

………………………………自分自身を。


「守る」

……………………力はある。


「今度は私が……」

…………欲しい。


「邪魔者は……だれ?」

……消せ。


「でも……私にはできない」

出来る。


「ワタシには」

私には。


「できる」

出来ない。


「全てをよこせ」

……敵なんていない。


「敵は目の前だ」

…………敵なんて。


「全てが敵だ」

…………………………。



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