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異世界だろうとのんびりと  作者: ダルマ787
ーーーーーーーーーーーーーーーーー 第六巻 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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第40話 選べない選択肢

2024/5/4

誤字脱字、文章編集、ルビ振りを行いました。

「さて、ここまでの起きた事を理解しているな?」


そう言いながら姿を現したシンを、立ち上がることすらできない二人の冒険者が顔を上げる。


「ケガどころか、血の一滴も流れていない……」


「幻想……、もしくはこれから起こる未来でも見せられたという事かしら?」


戦いそして傷つけられたはずの身体に一つの負傷が見られず、今までの事が全てなかったことになっている。


「これから、私はタダシ……あの少年にある質問をする」


虚偽であれ、真実であれ、それを破ることができなかったという事実は、現実にすることに出来るとシンは言っている。

だからこそすでに戦意喪失し、死を受け入れたラークとマリージュカは言葉ですら抵抗を見せない。


「その答えを当ててみろ」


もはやそれに何の意味があるのか、久しぶりにも感じる思考にマリージュカが尋ねる。


「……それが何だっていうの?」


ラークが続く。


「俺はまだ世界の広さを知らなかった。たかがランクだと思っていたものは一応、その意味をなしていたって事を知っただけだ。今更、恥の上塗りをしろってか」


タダシに向ける優しいシンの姿はそこにはない。


「すまんが、お前たちに何かを求めてはいない」


「猶更……、何の意味がある」


シンは静かに言った。


「私もそれが知りたいのだよ」


どちらにせよ、ラークとマリージュカに選択肢など存在していない。



「それで……、あの子にする質問の内容は?」


今回は短いので2話投稿します。

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