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異世界だろうとのんびりと  作者: ダルマ787
ーーーーーーーーーーーーーーーーー 第六巻 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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第29話 シナプス

2024/5/4

誤字脱字、文章編集、ルビ振りを行いました。

驚異のはずなのだ。


驚異のはずなのに、シナプスと呼ばれていた魔王配下の原種であるシナは冷静にこの状況に追い込まれていた。


本来の力を使用することによってのメリットは、確かにある。

ただ、そのことによってのデメリットの方がシナにとっては大きかった。


力を開放することによって、リンドの意識は昏睡に入る。

それだけでも身体の負担が掛かるにも関わらず、リンドは数日の疲労と源素の限界を超えた使用により負担はさらに増えている。


これは緊急時の奥の手なのだ。


それなのにも拘わらず、敵として目の前に現れた冒険者の女の目的はさらに上を求めている。


原種の暴走。


シナはその実情を知らない。


いや、厳密に言えば、暴走と呼ばれる行為そのもの事態、魔王の原種と呼ばれている存在達も知らないのかもしれない。

事実、その時代を生きていた頃にはそんなもの存在していなかったからだ。


仮に暴走によって本来の力以上のものを発揮できたとして、シナ、そしてリンドに何が起きてしまうのかわからない以上、その領域へ到達してはならなかった。


無意識の手加減ともいえる中、少なからずリンドへ渡していた源素の量の減少も存在している。


これ以上と言って過言ではない不利な状況、それをSランク冒険者相手に対応しなければならない。


「時間は掛けられない」



短いので三話同時Upしました。


引き続きよろしくお願いいたします。

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