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異世界だろうとのんびりと  作者: ダルマ787
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー第五巻ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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第16話 ウォータリー・ナナカミラ

2023/4/18

誤字脱字、文章編集、ルビ振りを行いました。

『暗部』、それが聖騎士での『影』と呼ばれるナナカミラの役割だった。

人の目につくことを避け、人の目に入らない為に、日常に溶け込む。


時には教師に、時には旅人に、時には暗殺者に、だから、様々な事が出来なければならない。


そんな完璧ともいえる彼女にもなれなかったモノがあった。


彼女にとっての完璧な存在、ジャンオル・レナン。


嫉妬すら抱かなかった存在に抱いたのは、初めての憧れだった。


それから、なろうとはしなかった。


ただ、その背中を見続けることができれば満足だったから。


しかし、その時間はあっさりと終わりを告げる。


隊の者のほとんどが知らない。


彼女が何を思い、何に呆れ、何に嫌悪を抱き、何を思い立って聖騎士を辞めたのか。

彼女の事を本当に知るものなどいない。


そんな彼女が興味を持った人間がいた。


わけの判らない存在、異世界人ナカムラタダシ。


彼女の事を一つでも多く知る為に、この異世界人を知る必要がある。


その為に、死んでもらっては困る。


理解できるその日までは――。


ウォータリー・ナナカミラは、ナカムラタダシを理解できない。



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