表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/10

森を抜けて

「お~い待って待って~って!!」

 早すぎだって、ほんと。


 するとレイクは森に向かいながら

「待てるかー!対人戦だからな。な!」と、少しも待つ気はない様子。


 俺の興奮を分かれとか思ってるのか?


 しょうがない。ついてくか。


 森に差し掛かってもレイクは止まることなく走り続けた。

 目の前から襲い掛かってくるモンスターをいつの間にか装備していたハンマーを振り回して……

 レイクから繰り出されるハンマーの攻撃はただの通常攻撃とは思えない威力で、1振りするだけでも風を発生させるほどだった。

 恐らく爆発音の正体は地面を叩いた時の衝撃波だと思われる。


 その体の半分以上の大きさのあるハンマーを振り回しているレイクは、破壊神のようであった。


 そんな勢いで森を駆けていたラフトたちはついに森を抜けてしまった。


 森を抜けた先に待っていたのは小さな洞窟の入り口がある岩の壁だった。


「ここもモンスターいるんだろうな~」

 

「ここには鉄があるかもな~」

 俺はすかさずつるはしを加工し、構えた。


「よし、行こう。レイク」

「お、おう」


 洞窟に入ると早速モンスターが襲い掛かって来た。コウモリ型の鉄の塊、「メタット」だ。

 レイクがモンスターを倒してくれているので壁に埋まっている鉱石を手当たり次第に掘った。


 あれは……光。

 「レイク待った!」

 「よく見て。明かりが漏れてないかな」


 「何か――あるかもな」


 どうすれば……。


 すると、レイクが慎重に進みだした。

 

 レイク、意外と出来るんだな。


 ゆっくりと洞窟の奥に進んでいくにつれて段々と周りが明るくなってきた。

 そしてその光の主に辿り着いた。その正体は1つの小さな木の机の上に置いてあるランプだった。


 なんでこんなところに……。


「おい、ラフト。こっち来てみろ。これ、なんだ?」


「卵が、閉じ込められている?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ