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『崩落』

「君たちが何を訴えようと、何をしようと、世界は君たちをきっと許さないよ」

 ――戦火の中で、だけどそれだけは聞き逃さない。

 絶対に。



 世界は滅んだ。

 地震、豪雨、竜巻。ある日を境に、世界全土でありとあらゆる大災害が頻発し、ついには文明が崩壊した。ビルは崩れ、街並みは荒れ、人類は住処を追われた。人が住まなくなった都市には巨大な生物が現れるようになり、これまでの生態系には存在しなかった新種が次々と誕生した。

 地球はもはや、人類だけのものではなくなった。

 それでも人間は生きていた。

 巨大な新種に対抗しうる武器を作り、失った文明を取り戻すように猛然と働き、その日暮らしではない、未来を見据えた生活基盤を築き上げた。

 その矢先に、戦争が起こった。文明崩壊から半年後、新都市トーキョー周辺で勃発した天下分け目の大合戦。崩壊世界に秩序をもたらす『豚汁』と、崩壊世界にさらなる混沌をもたらす『崩壊組』。相反する理念を掲げる二つの大組織がぶつかり合う、人呼んで『バトルオブ関ヶ原2nd(セカンド)』。戦いは二週間ほどで決着した。

 勝利を収めた『豚汁』は、崩壊世界でますますの復興に励んだ。そこからさらに一年と半年。

 ――ある少年たちが、動き出した。

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