表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

期待

作者: あおと

 消えないでと誰かが言った。僕は立ち止まり、顔を上げた。濡れ白く光る畦道に鎖の束が見えた。僕は息を吐き、願いに似た鎖の束を大きなナイフで弾き飛ばした。鎖は呆気なく消えていった。僕はまた下を向く。

 足元に壊れた人形が見え、僕は笑う。そして、彼女を踏みつけ僕は駆け出した。

 歪んだ音が耳を壊していく。僕は息を止め、跳躍する。真っ赤に光る湖は僕の願いを叶えてくれるだろうか。

「ああ、無理だろう。誰も助けてはくれない、から……」

お読みいただきありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ