表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ピンクの綿菓子のように

作者: 武田道子

ピンクの綿菓子のように


何時になってしまったのか

大切だった日を思い出すことが

稀になってしまった

あんなに大切だった人を思い出すことが

稀になってしまった

わたしの中で記憶が薄く引き延ばされていく

お祭りで買ったピンク色の綿菓子は

指でつまむと千切れ雲のように薄く千切れ

口の中でわずかな甘さを残して消えていく

今大切な思いでも

ピンク色の綿菓子のように

心の中に霞のような甘さを残して薄れていく

そのわずかな甘さが胸を疼かせる

あなたの声がどんな声だったのか思い出せない

あなたの顔が古くなった写真のようにはっきりしない

綿菓子を買った祭りの日はもう遠い


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 読ませていただきました。 心のどこかでは声と顔を思い出したい気持ちはあるのでしょうけれど、年月が経てば思い出せなくなるのは仕方のない事だと思います。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ