#15
あの件が有ったためかどうか知らないが、何故か落ちてきた神子と言う人が所属している国に来ています。
完全な敵地。メイドさんたちも対応きちんとしていますが、刺々しいのですが…
「大丈夫か?」と隊長が聞いてきていますが、この何処が大丈夫なんでしょうか?
私が受けている対応が気に入らない。しかも、メンタル弱い子の私が、あの一件で寝込んだためなのか隊長の機嫌が悪い。機嫌を治して貰うため、軽いセクハラを許可。移動等も全て隊長に任せています。要するに、姫抱っこで移動。座るときも膝の上。なんの罰ゲーム?見たいな事になっています。
さっきまで、機嫌がギリギリ良かった隊長ですが、現在背中にブリザードを背負ってます。後ろに控えている同僚さんたちも…
幼い頃から叔父さんの隊に保護されていたためなのか、隊長含む全員が私のこと妹みたいな扱いなんですよ。それが、目の前で罵倒されていたら…
多分、神子と呼ばれている落ちてきた人は無意識と言うか、悪気がないんでしょうね。
キラキラを制する~とか言っちゃったのも、そのせいで、キラキラを見つけられる人が狩られてしまったのも。皆、他人がしたこと。私、悪くないと感じているんでしょうね。
崇め立て奉られる。“神子”と言われて有頂天になっているのでしょうか?
言葉に責任を持って欲しいです。今回の件で、神殿からの圧力が掛かったのに何故か私に会いたいとかなんとか言ったらしい。しおらしく「会って直接」とか言いやがったんでしょうね~と思いながら人見知りを発動させて隊長にベッタリですよ。たまに、後ろの人に構って貰っていますが…
神子さん無視。
そんな風にされたの初めてで、なおかつ美形が私を構っていたり抱っこしているのが、不思議なんでしょうね。「色気がない」とか「平凡なくせに」とか地雷?ばかりを踏んでいる。平凡も色気がないのも、私としては誉め言葉なんですが…
そろそろヤバいです。主に精神的に。
隊長の服をギュッと掴み見つめあげて「帰る」と呟くと立ち上がる隊長。移動しやすいようにしてくれる叔父さんの部下たち。
そのまま、唖然としている神子さんを置いて神殿に行こうとすると兵隊に囲まれる。
「許可なく立ち去るとは無礼な」といってますが、私としては客に喧嘩を売る国ってと思いますが…
引かない私たちに攻撃を仕掛けてきた兵隊さん。その攻撃がと言うか、切っ先が向くか向かないか位の絶妙なタイミングで、防護の陣が発動されました。
私に牙を向けたら問答無用な人たちを守るためのもの。
一見、私を守っているようですがね。
隊長他の目線が怖いよ~。こんなのを守るなんてみたいな?服をギュッと握って首をふり否定していると「大丈夫か」と叔父さんともう一人。
多分、神子の魅了に掛かってない重役。
面倒臭い~と顔をしかめていると苦笑されてしう
重役が兵を下げてくれたので、そのまま帰還
重役さんの挨拶は、明日!!って事で納得してもらいましたが、身の危険があると思うのでへそくりキラキラを出して「保護~」と依頼
「どこに隠してるんだ?」と疑問に思っている重役を無視。
叔父さんが笑いながら「ご同行を」と連行してくれました。
へそくりキラキラは叔父さんの部下に渡しているのもあるし、アクセサリーに四次元ポケット擬きを設定してそれに入れている。




