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作者: 美紅

乾いた風が肌を撫でて

全ては嘘だったと 誰かが言った

夢を見ていた心が 覚めただけなのだと

触れ合っていたことも 指先のぬくもりも

まだこんなにも残ってる

この喉を震わせて 今も鳴いているわ


旅立ち見送る花吹雪

淡く視界を染める

揺れていたのは誰?

歌っていたのは誰?

かれていて天を仰ぐ

薄紅の花弁(想い)が 唇掠めた


羽を奪った太陽に焦がれて

愚かな身は裁かれた

ただそれだけだと 誰かが言った

過ちの購いに散りゆくその身

ひとつじゃ色を映せない儚いカラダ

咲き誇る姿を塗り替えても

まだこんなにも匂い立つ

この身を包んで 今・・・


旅立つ背中に花吹雪

淡く濡れた春色

囁いていたのは誰?

求めていたのは誰?

かれていて天を仰ぐ

薄紅の花弁()が 頬を拭った


のときを想い 謳います

新たな時を紡ぐため

空に舞い上がり 響け

この胸を薄紅に染めて


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