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掌編小説

ドSな彼女と人生論

作者: 斎藤康介

「例えばいまこの瞬間、人生がひとつ劇だとしたら俺は一体どんなジャンルの劇を演じているんだろう。喜劇か悲劇か、それともラブストーリーか」


「喜劇ではないわね。見てて全然楽しくないもの。悲劇でもないわ。あなたからまったく悲壮感を感じない。ついでにラブストーリーも却下。3枚目半の恋愛なんて見苦しいだけよ」


「随分な言いぐさだな」


「当たり前じゃない。あなたは自分の人生に題名を付けて飾りたいだけ。そんなものに付き合う気はないわ」


「……」


「黙っちゃって今度は無言劇のつもり? つまらない。そうだ、ひとつあなたにぴったりなものがある」


「それは?」


「人形劇。自分の意思で動いてるなんて発想自体がすでにおこがましいわ。そうでしょ」

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