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負けたら死ぬ世界に放り込まれた最弱の俺、思考だけで最強種を倒したのに誰も信じてくれない  作者: mia


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6/9

勝てたのは僕じゃない——あの時の真実

初作品なのにがんばって書きすぎだよ……

あの体で刀打てるんじゃないかなって思うくらいに固かったなあの荒獣種(ラウガ)

あいつが特別小さかっただけで、普通は僕が縦に二つ並ぶくらいの大きさらしい。

……どうしよういつまでも根に持つ種族だったら


「……ま、そのときはそのときか」


⦅にゅ?⦆


「ん?あぁ、大丈夫だよ。ありがとうね」


この、にゃにゅにょしか喋れないのが空性種(クウナ)。ほんわかしてるから無害そうだけど、あのドロヴァルとやらを倒したんだよな……って、そういえば


「ねぇ、その、(サイン)ってやつ、僕の時には膨らむやつしか使ってなかったけど、なんでかわかる?」


⌈おまえが言っている(サイン)はトラク、っつーんだ。ま、簡単に言うと膨張と放出だな。これ自体はそれほど脅威じゃねえが他の(サイン)と組み合わせるとなかなかやばいんだよな⌉


あれで大したことない扱いなのか……やっぱり獣禽種(セリアン)は違うなぁ。


⌈で、お前が戦った時にトラクしか使ってない理由だが、それしか使えなかったんだよ⌉


「どういうこと?」


(サイン)を奪ったのはお前だけじゃない⌉


「ん?」


⌈お前と戦った時は……そうだな、腕、下半身、片目がなくなった状態っていえばわかるか?⌉


「そんなの戦いにすらならな……」



あの時のナビゲーターのニヤつき。

"最強を倒せるくらいの強さが僕にあったんだ"

……違う

勝てたのは、僕が強かったからじゃない――ただ、あいつが満身創痍だっただけだ。


頭の中がぐるぐる回る。

戦った記憶が、勝った瞬間が、次々と書き換えられていく。

あの必死に振り下ろした攻撃、あの時必死に避けた回避。


「あ」


小さな声が漏れた。

今さら気づいた自分の無力さに、体が震えた。

そして同時に、あの時の恐怖と緊張が、走馬灯のように蘇る。


サインを奪ったのは、お前だけじゃない。

でも、そのときの僕にはそれを知る余裕すらなかった。

ただ必死に、必死に戦った。

……なのに、勝って、しまいには自分には最強をも倒せる力があると錯覚した。


あのニヤつきの意味が、今になってはっきりとわかる。

勝利の味が、勝利の理由が――全て、ひっくり返った瞬間だった。


「〜〜〜〜ッ!おいいるんだろ!!!あの時の顔、そういうことかよ!!!ふざけんな殴らせろ!!!」


——一瞬、遅れて。


パッ、と。

そこに()()


❮え〜?なんのことかな〜??^^❯


「浮いてんのずるいぞ!降りてこいよ!!……って、え?どうしたの?」


⦅にゅょ⦆


⌈グルルルルル……おい、お前、()()、なんだ?⌉


«ゔぇらららら……»


❮あれ、君嫌われすぎじゃない?なんかしちゃったの?❯


「どう見てもお前に向けられてるだろ……」


ナビゲーターが現れた瞬間、空気が凍った

——唾を呑む音が、やけに大きく聞こえた。


構えるか、逃げるか——


その選択を、理解していなかったのはーー僕だけだった。


❮あ〜、みんなに怒られちゃいそうだから逃げるね!じゃ、頑張って(死なないで)〜❯


パッ


⌈……消えたか?⌉


「いつのまにか消えてるんだよな」


——それでも、空気は重いままだった。


❮いやまぁいつでも来れるけど❯


「帰れ!」


❮は〜い❯


——誰も、すぐには動かなかった。

——沈黙を破ったのは、空性種(クウナ)


⦅ににににににににににににに⦆


震えすぎてまともに喋れてない!?


⌈……っ、は……はぁ……なんだよ、あれ……⌉


見覚えのある色がこっちに走ってくる


『オ゛マ゛エ゛!マ゛タヘン゛ナコト゛ヲ゛!!』


「いやこれに関しちゃ僕なんにもしてないって!勝手に来たのあいつだし!」


«ぶじゃじゃじゃじゃ!»


……なんて言ってるのかはわかんないけど怒られてるのはわかる。


ナビゲーターの設定だけで1作品書けるっすね

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