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絶望の果て  作者: ヌ名人
悪霊の、復讐の物語
8/10

プロローグ〜原初の起源、霊〜

タイトルは"はじまりのきげん、れい"です

ここから本編と言っても過言ではない、かな

魔法とかダークとか復讐タグが仕事をし始めますよ〜

ーーー()()()ような痛みで飛び起きる。

「あっ、ガァァァァァァァァ!?」

痛いいたいイタイ

焼ける、燃える、死ぬ。

死ぬ?

「死ね、るか、僕たちの平穏を壊したあいつを惨たらしく殺さずに、」

.....?

「あい、つ?」

「あいつって誰だ?」

「"僕"は誰だ?」



ーー再び、灼けるような痛み。

「アガアアアアアアアアアアア!」


「もう、もう僕が、」




ーーー三度、灼ける_

「僕が誰かなんてどうでも良い!この、この痛みをどうにかしないと、」


『この痛みをどうにかしたいなら、"俺"のいう通りにしろ』


「君は、?いや、この痛みをどうにかできるなら、なんでも良い!」


『なら、"あいつ"を殺せ。あいつ自身がしたことを骨の髄まで理解させ、命乞いをさせ、醜く足に縋ったあいつに絶望を味合わせて、その上で惨たらしく、な。』


「そ、そんなこと、」


『できないか?』


「当たり前だ!」



ーーまた、y『変更』_ 燃える。



「アアアアアアアアアアアアアアアアア!?」

「燃える、燃えるゥゥゥ!」


『痛いだろう?苦しいだろう?』


でも...なぜだろう、この声に聞き覚えがある。
























この声は、悲しそう?



...なぜだろう、この声からは知らないはずの風景と感情が伝わってくる。








           「僕は、君か?」




声の主が息を飲む。


「やっぱりそうなんだね。」


『...ああ、そうだ。』


「正体は隠しておくつもりだった?」


『ああ。』


「あとあの痛みは、君、つまり記憶を失う前の僕が受けたものかな?」


『ああ。』


「じゃあ教えてくれないか?僕に起きたことを。」


『なぜだ。"俺"、全てを俺に任せればお前は何もしなくても済むだろ。』


「そうだね。でもそれじゃ逃げてるだけだ。君のことも、過去の僕のことだ。だから抱えたい。それじゃだめかな?」


『...馬鹿が。』


そして、記憶を取り戻す。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

             / ̄/

           ̄ ̄/ / ̄ ̄

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

                ・

                ・

                ・

あのあと俺は街の広場に磔にされた。

ストーリスさんに四肢の骨を折られたあと、さらに舌まで抜かれたから喋れもしない。

...ははは。滑稽だ。

俺もだが、街のみんなも、

みんなみーんなあいつの手のひらの上で踊らされてるとも知らずに。


ーーーこんな言葉使いだったっけ?


頭に衝撃。


「お前の、お前のせいで!」

「殺してやる、殺してやるーーー!」


ああ、石を投げられたのか。

こんな状況なのに冷静でいる自分が少し怖い。


「ギルト、嘘、だよな?」

「...」

エイドが焦燥し切った顔で呟く。

カイラが悲しそうな表情で俯いている。


「〜♩」

...!?

アリスが恍惚とした表情でみんなを見ている。

みんなはそのことに気づいてない。


ああ、そうか、そういうことか。


あいつはみんなあの話を知ってると言っていた。

広めたのは、お前か。

「〜ーーっ」

無駄だと分かっていた。

でも伝えようとしてしまった。

惨めだ。


ーー熱い。


はりつけられている木が燃えている。

痛い。熱い。死ぬ。




ーーーーーー死ぬ?





自分が楽しむために僕の、みんなの人生をめちゃくちゃにしたあいつに何も報えず?





そんなことがあってたまるか。


ーーそういえば街に"シンカン"って人が来たことがあったな。


ああ、神など信じていないけれど、もし悪魔がいるならば。


魂などいくらでも売る!


あいつに、あいつに報いを!

                ・

                ・

                ・

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

               / /

             ̄ ̄/_/ ̄ ̄

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『これが"俺"、いやお前の滑稽な過去だ。』


「なるほど、じゃあなんで僕は生きてるんだ?」


『さあな。』


「まあ復讐の機会ができたって考えようか。」


『...元々は俺がお前を乗っ取るつもりだった。だが、...』


「僕に乗っ取られるってところかな?」


『そうだ。そしてお前は俺の恨み、いや怨念ともいえる怒りに飲まれるだろう。』


「望むところさ。過去を切り捨てて君だけで復讐をさせる訳には行かないしね。」


『そうか。ならば言うことはもうない。』


「君の望んだ通りにあいつを殺してあげよう。」


『頼んだ。』

さーて、主人公に何が起こったのでしょーか?

正解者には5万円をプレゼント(嘘)

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