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絶望の果て  作者: ヌ名人
序章
6/10

5話. 夢壊の刻(終)

6話目

この次でこの章は終わり。

護衛の人はおじさんを縛り上げると何事も無かったかのように

「さ、ロイフ様の元に戻ろう」

とおじさんを担ぎ上げながら言った。

ああ、なるほど。理解した。この人は表情を表に出してないんだ。だから怖かったんだ。

「このガキィ!裏切ったなぁ!」

「裏切ったのは君でしょ。」

「グッ」

は?裏切った?誰が?

裏切ったのはそっちでしょ。

護衛の人(そういえば名前聞いてないな)がおじさんを殴って気絶させたのには言い表せない快感があった。後その通り。"せきにんてんか"はやめてほしいかな。

お父さんも前狩に着いて行ったときかっこよかったけど、護衛もかっこいいな。

そのまま2人でロイフ様の元まで戻った。

「ロ、ビエルサ男爵令息様、ただいま戻りました。」

「遅い!...が、捕えられたのか。」

「ロ、ビエルサ男爵令息様より貸与いただいた護衛殿のおかげでございます。」

「ふん。良いだろう。言葉遣いも様になってきたな。」

「これも護衛殿より賜った教育の賜物でございます。」

「そうか。では、ストーリス!」

「はっ!」

「街の者を呼びに行って来い。」

「御意に。」

「お前はこの者の隣に立っていろ。」

「御意に。」

..."こいつが領主になったらロクなことにならない"とか考えてた昔の自分を殴りたい。というかこんな動けるなら最初のあのバカさって演技か?

怖くなってくるからこのことについて考えるのはやめよう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

                  /\

                  \/

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

あの護衛の人ってストーリスっていうのか。

じゃなくて、ストーリスさんが街の人たち全員を集めて来た。

「ではこれより、この僕様に対し狼藉を働いた者の処断を行う!」

まーた演技に入ってる。もう確信した。

っていうか連れてこられた人のなかにエイド達いるじゃん。逃げたな、あいつら。

あ、全員揃ったのを見計らっておじさんを叩き起こした。

「まずライドナー。こいつはこの僕様がここに人を集めろという命令を受けた者から代わりにその命令を受けたにも関わらず無視し、あまつさえ街から逃亡しようとした!」

これを聞いてみんなは「そんな!?」とか「ありえない...」って反応が大多数だね。

「故にこの場で即、処刑。」





.........................................え?

え?え?え?

「そんな!?お慈悲を!お慈悲を!」

「うるさい黙れ!ストーリス!」

「はっ。」

「嫌だ!死にたくない!死にたくない!」

おじさんの首に剣が押し当てられる。

血が出てくる。

「きゃあああああああああああああ!?」

あれはだれのさけびだろうか?

わからない。

「お、お前が!お前がこのガキに見つかったから!だからこんなk」

ーザシュッー

ーごとんー

おじさんのくびがおちる。

おじさんからふきだしたちがかおにかかる。

「う、うわああああああああああ!?」

やっと現実のことだと理解する。

足がすくむ。動けない。

地面にへたり込む。

みんなが逃げ惑う。

ー近所のおじさんが僕を親の仇かのように睨んでくる。

ああ、そっか、近所のおじさんはおじさんと友達だったもんね。

ーおじさんの奥さんが怯えた目で僕を見る。

ああ、そっか、おじさんとおばさんはおしどり夫婦だったもんね。










































いやだいやだいやだ。

僕をそんな目で見ないで。

そんなつもりじゃなかった。

ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい

「逃げるな!」

みんながどこからか出てきたたくさんの護衛の人に捕まって引き戻される

「いやああああああああああああああああああ!」

「やだやだやだやだやだやだやだやだ、死にたくないぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」

「やめて!あのガキ!ヒトゴロシ!」

ー...え?お、母、さん?








































































違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う?違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違わないや...違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違、わない...その通りだ...。

「お前なんか生まれなきゃ良かったんだ!!」

お父さん...

そうか、そうだよね、うん。そう。その通りだ。

おじさんの服に隠されてた包丁を手に持つ。

死ぬことが、僕にできる最後の償い、



じゃあ、さよなら...






ーーーーカイラ













































ーーーーーーーーーーーーーーー目が、覚める。

ストーリス(←インストラクチャー=教える人)

ライドナーと合わせて分からせと教える。

ま、夢見てないで現実見ろやってことだね。

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