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友達だからって

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

何でも許せる方向け。


コミュ障なの知ってて、知らない人連れてくるのなぁぜなぁぜ?

甘やかした分だけ付け上がるのはなぁぜなぁぜ?


本当に対人関係面倒臭い。

友達だからといって、全て好き、全て許せる、全て気が合うという事はない。大抵何処か嫌いな所があって、許せない所があって、合わない所が存在する。

そして私は非常に我儘だから、表面では良い顔しても、それら全てを心から受け入れる事が出来ない。怠い、ウザイ、面倒くさい。

だからこそ一人が好き。自分と完全に気が合う人以外では。


先日帰ってきた彼女は疲れ果てた様に布団に入り、お昼前に起きてきた。今日は何処にも行かない様で、ソファでゴロゴロと寛いでいる。

此方に気が付くと、気怠い瞳を向けて大きな溜息を吐いた。

「昨日はお疲れだったね」

「……別に、あの子達の事が嫌いという訳では無いけれど、特別好きって訳でもない」

話によるとあんまり興味のないイベントだったらしい。買わない物販に着いて回ったらしい。当然、楽しいかと言われればそんな事はなかったらしい。

それでも付き合うのは『相手がそのイベントを好きだと踏んでいる』から。『え、好きでしょう?』

『じゃあ、行くよね?』『最後まで残ろうよ』。

此処までキツイ言葉ではなかったらしいが、怠惰な彼女事、これ以上面倒事を膨らませない為に、『着いていく』事を決めたのだろう。

断わると腫れ物の様な扱いを受ける。裏で陰口を叩かれる。そしてその癌は次第に大きくなり、自分では到底どうにもならない程、膨れ上がる。

だったらその問題の根源を作らない。という彼女の判断だ。

「皆自分のことばーっかり、私の意向を汲んでいるようで全く汲んでない。やたら荷物持ちさせり、 はぐれない為の目印にされたり。

甘やかした分だけ付け上がる。それでも断ったら喧嘩になる。別に悪い子じゃないけどさ、だからこそタチが悪い」

そう言ってしっかり伸びをした。それからじっと僕の方を見て、ただ一つ問い掛けた。

「君、何でも言ってくれて良いからね。……とは言っても、私も無意識にでも同調圧力に掛けそうだから、嫌だったら人差し指の第二関節、噛んでくれない? そしたら君が思惑通りだと思ってないって判断するから」

それは自分がストレスを感じた時の癖だった。嫌でも耐えなくてはならない時の癖だった。もしかしたらバレていたのかも知れない。

「有難う。でも大丈夫だよ」

君はしっかり見てくれている様だからね。

すみません。ただの愚痴なので、流していただけると。

でも、多いじゃないですか。特に仲の良いと思ってる友達。

『私がこう思ってるのだから、あなたもきっとそう。そうに違いない』

これ、本当にやめて欲しい。ふざけないで欲しい。


幼少期、いじめられてたんですよ。

何故いじめられてたかも分かりません。

ただ目が合うと『こっち見んなよ。ブス』とはよく言われました。


そうなるともう全てが面倒臭い。

幼稚園行くのも、誰かと話すのも、全て面倒臭い。

生きることがハードモードになるんですよ。


そうならない為の処世術として、相手の誘いは断らない様にしてるんです。

もう二度とあんなの御免だから。


同調圧力ってあるじゃないですか。

負けちゃいけないとも言うじゃないですか。

でもそれに歯向かうと、女子同士では爪弾きにされるんですよ。

ぶっちゃけ、いじめられるよりは、同調圧力に従っていた方が、生きるのイージーモードなんです。


どれだけ誰かと遊ぶの本当に勘弁したい。同調圧力が不満だ。嫌だ。面倒臭い臭い。好きにしたいと叫んでも、そうなるよりかは遥かにマシなんです。


そうして従い続けると、相手が我儘になるんですよ。それも無自覚に。

『このくらいならこの子に言っても平気だろう』なんて無意識に思うんです。


その不満は相応にある。

いじめられる次くらいには本当に嫌。

だから私は何時も一人でいたい。


なんで久方にあったからって、朝から晩まで一緒に居ないといけないんだろう。

価値観だってそれぞれ違うのに、なんでどうして意見出す前に勝手にホイホイ決めちゃうんだろう。

貴方の心は私と同じだと思ってるのかな。


貴方はそれで良いだろうけど、私はどうなるの?

使いっぱにしても起こらないと、本当にそう思ってるの?

本当にふざけないで欲しい。

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