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立太子式②

 漆黒の神の支配が、再び長く及び始める夏至の日。

 王女アメリアの立太子と、宰相の次男ダヴィド・フルメン・カンチェラリウスとの婚約が発表された。同時に、王太女を警護する近衛騎士団パラレ隊が組織され、隊長にフェリックス・クラン・フォルティスを、副隊長にエルドウィン・カーサ・エクエスを任じる、との辞令が通達された。

 任命式は、立太子式のあとに行われる運びとなり、冬至に向けて、慌ただしい準備の日々が始まった。

 こと、女子の立太子は、長らく例がなく、誰も経験がなかったため、王宮中が右往左往した。

 王家と六貴族ともに、男子相続が原則である。

 ただし、王家のみ、血筋を繋ぐ重要性から、例外的に、女子を嫡子として家系登録することが認められている。これまで、幸いにも男子が必ず生まれていたから、過去に遡っても、ほんの数例しかなかった。

 手始めに、王家の祭儀を司るカンチェラリウス家が、典礼書を紐解いて、手順書に落とし込むことになった。そして、従家コンシリウム家を介して、他の六貴族従家から主家へと、伝達される手筈が整えられたのである。


 夏至から一ヵ月半経った頃、警護の当番から外れていたエルドウィンが、準備の段取りと式次第を、みっちり叩き込んで帰ってきた。

 パラレ隊発足の準備でしか会えなかった分、日常が戻ったと、素直に喜んだ。しかし、これが、ある意味、厳しい鍛練よりも、過酷な試練の始まりだった。


 *


「エルド……俺、やっぱり……警護の方がいいと思うんだが」

 すっかり弱りきって、つい詮のないことを口走ってしまう。間近にある、秀麗な顔が険しくなる。

 練習を始めた五ヵ月前は、穏やかだった、その面立ち。当初は、繊細な造形の細部を近々と眺めて、改めて感嘆したものである。しかし今、そんな余裕は一滴もない。

 珍しく、少し棘のある声が返ってくる。

「馬鹿なこと言ってないで。ほら、ちゃんと手を腰に添えて。――行くよ!」

 せーの、の掛け声で、足を踏み出す。

 拍を数える声に合わせて動いているはずなのに、なぜかずれていく。どちらの足をどの方向に踏み出すのか、混乱してくる。焦って考えているうちに、さらに遅れたり、早くなったりしてしまう。

 そしてついに、ぐらりと倒れそうになった。互いに支え合って、体勢を立て直す。

「……ごめん、少し休憩」

 小さな溜め息。緩やかに身体を離して、隅の床に置いた木製の水筒を、手に取る。軽く口をつけて息をつくと、表情が和らいだ。困ったような苦笑。

「まさか、君がこんなに習得に時間がかかるなんて。音痴なのは知ってたけど、舞踏もだめなんだね」

「……すまない……苛々するよな」

 心底謝る。

 来週には、アメリアと予行練習をし、再来週には本番だ。残された時間はわずかである。

 それなのに、いまだ通しでできた試しがない。温厚で、決して人に当たることのない親友が、苛立つのも無理はなかった。

 ううん、と(かぶり)を振る。うねる金色の短い髪が、ふわふわと揺れる。

「苦手なものは仕方ないよ。つらいよね」

 労る声音。優しい気遣いが有難くて、自分の不甲斐なさに落ち込む。

「拍を取るって点では、剣術とそう変わらないはずなのに、どうしてだろうね。流れも、口でなら、ちゃんと言えるし」

 腕を組んで、考え込むように話す。

 自分でも、本当に不思議だった。もともと身体を動かすことは得意だったから、今まで体術でも剣術でも、覚えは早かった。

 それが、舞踏となると、からっきしだめになる。何か違う感覚が必要なのだろうと思いつつ、全くこつを掴めない。かといって、投げ出すわけにもいかなかった。

 フォルティス家直系嫡子として、式当日の夜の祝宴で行われる舞踏は、必須事項だ。

 次を担う王太女と六貴族の次代当主が絆を結び、王太女はよい治世をもたらすことを、次代当主は柱として支えることを誓う。

 こうして、立太子から即位までを、代替わりの準備期間として過ごすのだ。

「大丈夫だろうか……」

 つい、弱気になって、不安を吐露してしまう。努力しようにも仕方がわからないと、こんなにも苦しいものか。

「とにかく、練習するしかないよ。消灯まであと少しだ。頑張ろう」

 エルドウィンが、水筒に栓をして、床に置く。気遣う、穏やかな顔。

 身体を添わせて手を取り、腰にもう片方の手を置く。

 自分より、少し低い目線。長い金色の睫毛に縁取られた新緑の瞳を、真っ直ぐ見つめて頷く。そして、親友の掛け声とともに、足を踏み出した。


 割り振られた時間の少し前に到着し、両開きの木製の扉を開けて、エルドウィンとともに中に入る。

 真冬の、しんと冴えた冷気が、頬をさする。昼前で日が昇ってきたとはいえ、広間は暖まりにくい。冬季用の毛足の長い絨毯を踏み締めて、奥に進む。

 その先に、あまり見たくない光景があった。

 アメリアの手を取り、腰に手を添えて踊るユリウス。

 カンチェラリウス家直系嫡子である以上、舞踏の予行練習には、当然ながら参加する。しかし、約二年前の犯行を思うと、何を考えて触れているのか、透けて見えてくるようで、思わず嫌悪に顔をしかめた。

 コンシリウム家次代当主が発する拍子に合わせて、滑らかに優雅に足を運んでいく。脛丈の上衣がはためき、引き裾が翻る。手本のような姿を見せられて、さらに眉根が寄る。

 腕を軽く叩く感触がして、隣に顔を向けると、顔怖いよ、と目顔で指摘される。

 表面上は何事もないふうで、接しなければならない。苦笑して謝ると、ひとつ息をついて、気を取り直す。

 拍子を刻む声がやみ、二人が離れて、礼をする。

 こちらに気づいて、アメリアが、ほっとしたように微笑みを浮かべる。ユリウスが、にこやかに笑いかけて、近づいてきた。

「――ああ、そうか。次は、あなたの番でしたね。あまり次代当主らしくないから、すっかり忘れていましたよ」

「フォルティス家は、実力が物を言う。身分を振りかざしても、部下はついてこないからな」

 隣に、親友という良心を感じながら、なんとか平静に話す。つい、皮肉に応じてしまったが、そこは許容範囲ということにしておく。

「腕力ばかりで、遊びも楽しみも理解できない頭に――一体、何ができるんでしょうね」

 あくまでも仮面のままの、愛想のいい笑み。

 何が遊びで楽しみか、思い至って、怒りの炎が一気に燃え立つ。怒鳴りそうになる気配を察知して、理性で素早く心を閉じる。あえて顔をそむけ、低く答えた。

「そんなもの、知りたくもないな」

「それは残念ですね。せっかく――」

 すれ違う瞬間。下卑た声が、耳をかすめる。

「いい身体に成長したのに。今なら、どんな顔をするかな」

 指し示す意味に、ぞっとする。

 年端も行かない頃から好色だったこの男が、どうして身体的な暴力に終始していたのか。嫌な確信が、腑に落ちる。

 理解の上での恐怖――やめて、と懇願されることが、楽しいのだ。

 激しい怒りが、身を焦がす。歯を食い縛り、拳を握って耐える。

 遠のく靴音を聞きながら、絶対に守り抜くと、強く決意した。

 扉が閉まるのを待っていたかのように、アメリアが、歩み寄ってくる。

「フェリックス、大丈夫? 何か……言われた?」

 気遣わしげに揺れる、碧色の瞳。腕に触れる、手のぬくもり。

 淡雪のように、すーっと激情が引いていく。穏やかに微笑んで返す。

「いえ、ただの挨拶です。時間も限られていますから、早速ですが、お願いいたします」

「そうね。始めましょう」

 頷いて、手が差し出される。その華奢な手を取って、腰にもう一方を添える。

 滑らかな白い手。腰のくびれた柔らかさ。華やかな甘い香り。最後に腕に収めた時とは違う感覚に、一瞬、何かが心に閃く。

 戸惑って茫然としていると、囁きが、鼓膜を撫でる。

「エルドウィンから、話は聞いているわ。私に合わせて、踊ってみて」

 我に返って頷く。碧色の、優しい笑み。

 アメリアが、エルドウィンを振り見て、拍子を取るよう声をかける。

 足を踏み出す。混乱しそうになったところで、軽く腕を引かれる。身体を少し押される。アメリアの動きに沿うように、滑らかに足が踏み出される。

「ほら! あなたなら、できると思ったわ!」

 碧色の瞳が、きらきらと輝いている。穏やかに優しく微笑む、聡明な(かたち)

 それは、よく見知った、小さな幼い少女ではなかった。高貴で気品溢れる美しい女人が、そこには居た。

 息を呑む。心の奥底で、何かが生まれるのを感じる。狂おしく燃え盛る――直感的に気づいてはならないと、固く扉を閉ざした。

 拍子が終わる。身体を離して、礼をする。

 初めて通しでできた。信じられない思いで、親友と顔を見合わせる。秀麗な顔が、呆気に取られて固まり、徐々に喜色に染まっていく。

 気がついた時には、抱き合っていた。

「フェリックス! できたね!」

「できたぞ、エルド! やったな!」

 歓喜にはしゃいでいると、吹き出して笑う声が聞こえる。我に返って見遣れば、アメリアが手で口を押さえて、腹を抱えて笑っている。

「あなた達、話には聞いていたけれど、本当に仲がいいのね! まさか、そんなに手放しで喜ぶなんて!」

 一気に顔が熱くなる。整列して、二人で頭を下げた。

「失礼いたしました」

 楽しげに、笑いの残滓を噛み締めながら、目尻に浮かんだ涙を指先で拭う。

「貴重な普段の姿を見られたわね。――本当に、二人ともご苦労様。当日は、よろしく頼むわね」

 は、と短く答えて、敬礼する。

 ふと、アメリアが近々と寄ってくる。上目遣いで、甘えた声。

「ねえ――私も、いい?」

「いけません。殿下はもう、御成人なされたのですから」

「いじわる」

 幼く文句を言う膨れっ面。微笑ましく思って、安堵する。

 自分も成人したからといって、すぐに大人になったわけではない。まだまだ子供なのだ。手に残る感触は、気のせいだと無視した。

 両開きの扉が開く。法務官と従家の次代当主が現れた。

 シエンティア家は、嫡子が成人前のため、代理で当主が舞踏に参加する。ヘンリクスの長兄で、緻密な仕事ぶりに定評があった。

 歩み寄って、法務官と挨拶を交わす。秩序の保持という役割から、もともと関係は深い。エルドウィンも、従家の次代当主に声をかけ、二言三言、近況を報告し合っている。

 一通りの会話を済ますと、アメリアに礼をし、連れ立って広間をあとにした。


 冬至の日。雪がしんしんと降る午後に、立太子式は、しめやかに執り行われた。

 アメリアは、真夜の王の称号を戴いて、王太女となり、名をアメリア・レクス・ノクサートラと改めた。

 漆黒の剣を捧げ持って、宣誓する姿を見つめる。王家の嫡子たる威厳を放つ、その様。

 七年前、ぬいぐるみを追いかけて泣いていた小さな女の子が、成人し、即位に向けて歩き出している。

 守りたいと願い、傍らで成長を見続けてきた日々。深い感慨が、心を温めた。一方で、とうとうこの時が来てしまったのだ、という切迫感が、胸を刺した。

 目の端に映る、伯父の感情のない横顔。厚みのある巨躯が、今は彫像のように微動だにしない。

 何を思って、この場にいるのか。群青の眼からは、ひとつも窺い知れなかった。

 ただ、どこかで――伯父は、本当に実現可能だと考えているのだろうかと、淡い疑念のようなものが、心に浮かんでいた。

 今日をもって、即位への準備として、アメリアには、王への発言権が与えられる。

 しかし、たとえ自分が唆し、譲位を進言できたとして、王議で常に強硬な態度を取る王が、すんなり受け入れるとは思えなかった。しかも度々、兄である前王太子について、憎悪の言葉を吐いているのだ。

 比べられ、貶められてきた長い歳月で、凝り固まった悪感情を、いくら愛娘とはいえ、アメリアの言葉ひとつで覆せるとは思えなかった。そんな簡単なことに、伯父が気づいていないはずがない。

(それでも、このままにはしておけない)

 精巧に模造された、漆黒の剣。神の恩寵の証が収められているとされる、空の箱。胸元にある、神眼石の硬い感触。欠け落ちた、子供の頃の記憶。

 たとえ出自が真実だとしても、即位するのは、アメリアただ一人だ。

 王女として生を受けて十五年間、神は何も示さなかった。自らの元に還すこともせず、健やかに成長した今、無事に立太子した。

 よく通る清澄な声が、王の先導する祈りの(ことば)に応える。

 凛とした聡明な佇まい。これから先も、ずっと傍にいて守りたいと、強く願う。

 それを叶えるにはまず、伯父との関係を修復して、フォルティス家の嫡子として、認めてもらわなければならない。

(話さなければ。逃げずに、向き合わなければ……)

 考えるだけで、心が怯えておののく。

 隣に座る、巨大な獣の気配。獰猛な咆哮が、頭に轟く。裂けて開く、暗い淵。

 恐慌を来しそうになって、混乱しながらも素早く心を閉じ、悟られないよう、細く長く呼吸する。

 アメリアが、漆黒の剣を、銀色に冴える鞘に収めて、正面を向く。

 灯火に輝く、金褐色の長い髪。煌めく、意思の強い碧色の瞳。凛と気高く、清廉な姿。

 まるで光を纏ったかのように、はっきりと際立って見えた。心が定まり、ゆっくりと、平常な思考が戻ってくる。

 宰相によって、閉式が宣言される。進行役の席に座っていた近衛騎士団団長が進み出て、パラレ隊隊長と副隊長の任命式を執り行うと告げる。

 名を呼ばれ、席を立つ。アメリアが差し出した、漆黒の剣の下に宣誓しながら、決して逃げないと、強く心に決めた。


 弦楽器や管楽器の豊かな音色が、広間を華やかに彩る。

 無事に大役を果たして、夕食にありつこうと、料理の供されている区画に足を運ぶ。ほっとしたら、急に腹が減ってきたのだ。

 食卓の様子をざっと確認し、法務官と行政官のいる卓に、狙いをつける。

 席はふたつ空いているから、不自然なところはない。挨拶回りは、大方済ませた。気の利いた会話など、自慢できるくらい不得意だ。付き合い上手な親友は、警護の指揮を執っているから、頼れない。できる限り、見知った相手と一緒にいたかった。

 豪勢な料理が並ぶ細長い卓の前に立ち、給仕に、それぞれ必要な量を頼む。足りない気がしたが、とりあえずと思い直す。

 運んでほしい卓を指示しようとした時、いつの間にか、少女が隣に立っていた。

「ごきげんよう、総帥の次代様。ご一緒しても、よろしくて?」

 一瞬、思考が固まり、胸元の徽章が目に入って、六貴族の息女も招かれているのだと、思い出す。しかし、ここで承諾すれば、目論見が崩れる。

 どう答えたものかと、逡巡していると、もう一人増えた。

「よろしければ、私もご一緒させていただきたいものですわね」

 少女の瞳に一瞬、苛立ちが閃く。それでも、しとやかな愛想のいい微笑は崩れない。

 二人が見ているのは、次の総帥であるという身分の皮だ。成人してからさして経っていないだろうに、家のためとはいえ、より上等な結婚を賭けて争っていることが、薄ら寒く感じられた。

 何より、表面しか価値がないと言われているようで、心がざらつく。

(……もう、正直に断ってしまおうか)

 どうせ、労力を消費して会話したところで、結婚相手にはなれないのだ。空腹も手伝って、()んだ気持ちで口を開く。が、

「あらまあ、相変わらず、肉料理ばかりねえ!」

 突然の明るい声が響く。

 驚いて振り返れば、ヴィクトリアが、快活な笑顔で立っていた。

「――姉上!」

「子供の頃から、本当に好みが変わらないわよね」

 言いながら、にっこりと明朗な笑顔。しかし、威圧感が尋常ではない。少女達がたじろぎ、口々に挨拶の言葉を発して、去っていった。

 心の底から安堵する。胸を撫で下ろしていると、いつの間にか、隣で注文していた。

「確かに、これは美味しそうね。――ねえ、あなた。これと――これ。あそこの蒸し焼き肉もちょうだい。あと、その鴨肉の燻製も」

「姉上も、肉ばかりじゃないですか」

 笑いながら指摘する。

 申し訳程度に野菜を追加して、切り上げると、苦く息をついて、言葉が返ってくる。

「いいのよ、今日くらい。いつもは子供達を優先して、こんな偏った食事なんてできないんだから。――ええ、そう。あそこの食卓ね」

 給仕に運んでもらう卓を、白い手が示す。

 狙いをつけていた、法務官と行政官が歓談する席。驚いて、思わず凝視してしまう。楽しげに笑う、快活で美しい顔。

「あなたのことだから、親しい人のいる席を選ぶと思って。可愛い弟の考えることくらい、姉上はお見通しなのよ。お()()(さま)にご挨拶したかったし、ちょうどよかったわ」

 さあ行きましょう、と促されて、目的の食卓に向かう。

 談笑する人の中を避けつつ、引き裾を擦るヴィクトリアに合わせて、ゆっくりと歩く。

「それにしても、成長したわねえ」

 歌うように呟く、感慨深げな声。

「数年前なら、なんだこいつって、真正直に顔に出ていたでしょうね」

「……もう、そんな子供ではないですよ」

 うっすらと、顔が熱くなる。

 子供の頃、抱き締められて揉みくちゃにされたことも、ハンナが風邪をひいて頼れず、激しい吹雪の音が怖くて、涙目で寝室の扉を叩いたことも、少年特有の自意識過剰な内容の手紙や赤面ものの出来事も、全て握られているのだ。

 引き合いになる思い出が多すぎて、恥ずかしさの度合いが半端ではない。

 ふふ、とヴィクトリアが楽しそうに笑う。

「そうねえ。もう立派な、一人前の近衛騎士だものね」

 含みのある声に察して、軽く両手を挙げる。

「――わかっていますよ。姉上には、勝てません」

「そうでしょうとも」

 腰に手を当て胸を張る、大仰な仕草。青藍の瞳が、快活な笑みを浮かべる。顔を見合わせて吹き出す。嫌厭に沈んでいた気持ちは、すっかり晴れていた。

 法務官と行政官に挨拶し、了承を得て、席につく。

 話好きなヴィクトリアのおかげで、大いに盛り上がり、美味しい料理を堪能しながら、楽しい時を過ごした。

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