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毎日記念日のお部屋

11月12日【皮膚の日】

作者: スタジオ めぐみ

私は皮膚が弱い。

乾燥肌で冬はクリームが必需品になる。


そして、悩ましいのが蕁麻疹。

原因が特定できれば楽なのだが、大体がわからないのだ。

ブラックな会社で正社員で働いている時は、常に身体が疲れていた。

そんなある日、私の蕁麻疹は始まった…

始まりは小エビのパスタ。

友達と楽しいごはんタイム。

食後少し経って全身が痒くなり、早めに家に帰ると体中に赤いボツボツができていた。

蕁麻疹と気がつくまで何かの病気かと思ったが、ネットの力で蕁麻疹と判断。

ドラッグストアで蕁麻疹の薬を飲んで寝たら治った。

その後、同じことをカニのピザで繰り返す…

疲れている時はエビとカニは食べられない体なのだ。

気をつけよう。

それからは体と相談して、エビとカニを食べるようにしている。

疲れている時は食べない。

そして、ブラックな会社を辞めた。

しばらくフリーター生活。


仕事はいくつか掛け持ちしていた。

ダブルワークでは足りず、トリプルワークとただひたすら働いた。

ブラックで働いていた時と同じくらい稼ぎたかったのだ。

思った以上にフリーターはお金がかかるから、大変だった。

保険やら、年金やら、その他もろもろ。


いろんなバイトをして、自分のやりたい仕事と向いている仕事がわかった。

それからは、フリーターを辞めて、フィットネス関係の仕事に就いた。


仕事仲間はいい人ばかりで、不満はコロコロ変わる上司だけ。

そこは、ある一定期間で上司が入れ代わる。

方針ややり方がガラリと変わる。

感情的な上司だと大変だ。

決定したものが変わる。

言っていることが毎回違う。

疲れる。


そして、仕事をしていたある日、首周りと顔に蕁麻疹が発生!

原因がわからない。

休みの日は蕁麻疹は出ない。

仕事の日も毎回蕁麻疹になることはなく、蕁麻疹になる日はランダム…


繰り返す蕁麻疹。

原因がわかったのは、仕事仲間の一言だった。

「上司いないと気が楽で仕事進むよね。いない方がいいよね。」

シフトをみて気がついた。

蕁麻疹が出ない日=上司が休みの日。

蕁麻疹の原因は上司。

蕁麻疹について調べたら、対人アレルギーというものもあるらしい。


それから、自分からは上司に話しかけない。

物理的に距離を取ることにしたら、蕁麻疹が改善された。

そして、本社に相談した。

上司は遅刻する人だった。

仕事をほとんどしない人だった。

上司は1番トップでそれを注意できる人がいないのだ。


本社から偉い方が来て、揉み消された。

偉い方は現場を見ていない。

アルバイトの話は信用されないのだ。

遅刻して、仕事しないくらいじゃダメか。

私は戦った。

仕事仲間が本当にいい人で、この職場から離れたくなかったからだ。


交通費が出ない、研修期間のままの時給、自分のことじゃないが怒りが込み上げることがあった。


何かあるごとに本社に相談。

お金に関わることでやっと話を聞いてくれて、上司は異動になった。

蕁麻疹も良くなった。


その後、蕁麻疹になることはなくなった。

若い頃の私は社交的で元気いっぱいだったが、今はいろいろ落ち着いてしまった。

苦手な人や苦手なものを避けるようになったし、蕁麻疹が出るより先にメンタルが弱くなった気がする。


歳を重ねて、少しずつ変わっていくが、エビとカニが美味しく食べられる今は幸せだと思った。

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