6話
【祝！収益化】収益化＆1万人突破！！
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「こんばんは。収益化と1万人突破の記念配信になる。」
：¥300 収益化おめでとー！
：1万人突破するのめっちゃ早いね
：¥10000 やっと貢げると聞いて
：¥50000
：無言赤スパニキ！？
「い、いきなり5万！？早速スパチャありがとう！お金をくれるのは嬉しいがあまり無理はしないようにな。」
ライブ配信に備わっている機能のひとつで配信者にお金を送ることができる、いわゆる『投げ銭』機能である。金額を指定して送ることができる。
「さて、記念配信で何をするかと言えば雑談の枠でやったようにあらかじめ募集した視聴者からの質問に答えていこう思う。」
：前回よりも質問多いやろなー
：視聴者増えたしね
：ワイの質問読まれるかなー
「では質問を読んでいくぞ。『1万人突破＆収益化おめでとうございます。質問ですが、収益は何に使いますか？』…これは前にもちょっと言ったが配信用のカメラを買いたいと思っている。顔出し配信を望む視聴者も多くいたからな。」
：そういえば言ってたね
：¥10000 これでいいカメラ代の足しにしてくれ
：ワイは声が聞ければそれでええ
：顔出しして大丈夫なの？
「ん？あぁ顔出しすることに関しては別に問題ないぞ。まぁ君たちが期待している顔かどうかは分からないがな。」
：顔出すのは勇気いるよな
：俺だったら絶対無理
：声がいいと期待しちゃうのも分かる
顔出し配信することに関しては期待するコメントもあるが心配してくれる人もいるようだった。顔出しが嫌だったらそもそも本名で活動していないのであまり心配はいらない。
「次の質問に行こう。『早速ですが質問です。前世が魔王という事なのですが、やはり魔法とかってあったのですか？また、前世の頃はどんな種族がいたのですか？』、なるほど、確かにそこら辺あまり触れてなかったな。」
：確かに気になる
：エルフとか定番よな
：魔法は憧れるよなー
「結論から言うと魔法はあったぞ。ただ誰にも使えるという訳ではない。種族的に使える者と使えないものがいる。それこそ魔族やエルフなんかは魔法が得意だ。逆に獣人や鬼人なんかはあまり得意では無い。その代わりに身体能力が著しく高い。例えば獣人だったら五感が優れてたり俊敏性があるな。鬼人は体が頑丈だったり力が強い種族になる。」
：ほえー
：エルフだと？！(ガタッ!!
：↑落ち着けw
：ワイも魔法使ってみたいなー
「水を差すようで悪いがそもそも人間には魔法は使えない。魔法を使うための器官が人間には備わっていない。だが、魔法を解析し自分たちでも使えるようにした魔術というものを使っていたな。人間は魔法が使えなかったり、身体能力も貧弱だったりと種族としてはあまり強くないがその圧倒的な数の多さで我のいた世界では人間が優位に立ってたな。」
：魔法使えないのかー
：いや、魔術でもいいから使いたい
：魔王様は種族的には魔族になるのかな
「確かに我は種族的には魔族に近い。だが、正確には魔族では無い。我は生まれながらにしての魔王だ。だから種族は魔王になるな。」
：種族が魔王！？
：なんかめっちゃかっこいいな
：聞けば聞くほどファンタジーだな
：俺も魔王に生まれたかった
コメント欄で魔王に生まれたことに関して羨んでいるようだかあまりいいものでは無い。魔王という種族は存在しているだけで周りに濃密な魔力を放っている。そして、その魔力から魔物が発生するのだ。魔物は人や街を本能的に襲う。目に見えている範囲の魔物なら従わせることも出来るが、魔物は世界中にいる。その数の魔物を制御するのはいくら魔王と言えど不可能なのだ。故に魔王は人間だけでなく他の種族からも倒すべき敵になるのだ。夢を壊すのも悪いのでこのことは話さないようにしておこう。
「これ以上は別の機会に話すとしよう。次の質問は『1万人突破おめでとうございます。アリスさんに相談したいことがあるのですが、私には好きな人がいます。その人にどういうアプローチをすれば振り向いてもらえるでしょうか。』……なぜ我に恋愛相談しようと思った。元男に何を聞くつもりだ。しかしそうだな。素人の意見になるがまずは共通の話題を作ることからはじめて見るのはどうだ？趣味とか合えば自然に距離は縮まるのではないか。あとは、2人だけの秘密を作るのもいいのではないか。お互いしか知らないことがあれば信頼関係も築けるだろう。」
：案外まともな意見来た
：男は結構見た目重視なところあるけどね
：アリスちゃんは恋愛したことある？
「我は告白されたことなら何回があるが、我が誰かを好きなったことは1度もないな。そもそも我は元男だ。男に告白されても困るというのが正直な感想だ。だから恋愛経験なんて皆無だぞ？」
：なんかんや答えてくれるアリスちゃん優しい
：そういえば元男だったな
：声が可愛いから忘れてた
「次で最後の質問にするとしよう。質問は『1万人突破おめでとうございます。アリスさんは今後誰かとコラボの予定はあるのでしょうか。』…ふむ、コラボか。やってみたいのは山々だが、なんせ我には人脈がないからな。配信を始めたのもついこの間だからな。我とコラボしてもいいと言う人がいれば喜んでやるのだが。」
：言われてみれば配信してまだ日が浅いのか
：前の配信で偶然同じパーティーになったプロゲーマーとか？
：闇乃真央ちゃんと絡んでるの見たい。
：その子も魔王じゃなかったけ？
：魔王コラボってこと？！」
「まぁ機会があればコラボも積極的にやっていきたいと思う。皆もゆっくり待っててくれると嬉しい。よし、今日の配信はこれくらいにしておこう。では、また次の配信で会おう。」
：おつー
：お疲れ様でした。
：おつです。
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