離脱してやるッ!
「もう、やってられない」
かの国は不満を吐き捨てた。
かの国とは言い難い、仮にGとしよう。
と言っても、もちろんドイツではない。
Gには悩みがあった。
ぱっとした産業は無く、これと言った輸出品もなかった。
そのため他の国と比べて、景気が良くなかった。]
けれど、立派な資源があった。
観光資源である。
Gは最古の歴史を持ち、
文明発祥の地と言っても良かった。
そんなGだが、あるグループ内では下に見られていたのだ。
グループ内の世界最大級の観光都市の人々は吐き捨てた。
「一緒にされたくない」と。
Gはもう限界だった。
「もう、こんなグループにはいられない」
「また、言ってる」
グループ内の他の国は気にも留めなかった。
「グループを出て行ってどうする?」
彼らは真剣に考えようともしなかった。
「離脱してやるッ!」
とうとうGは宣言した。
そして、その言葉通りにGは実行した。
既に密約ができていたのだ。
衝撃なニュースがテレビ、新聞、ネットに躍った。
「奈良県、関西を離脱し、中部に編入!」
実はGの行動を後押ししたのは、愛知だった。
Gは言った。
関西にいても世界に認められている京都とキャラが被っている。
大阪、京都、神戸にバカにされるのはうんざりだ。
愛知は言った。
三顧の礼を持って、Gさんを中部に誘いました。
これでさらに中部は発展するでしょう。
なぜGかって?
グレイトな奈良さんだからですよ。
中部は奈良を心から受け入れた。
工業、農業に強みを持っていた中部は、観光資源を手にして更に発展したそうな。
奈良県民のみなさん。
大阪、京都が冷たいと思ったら、ぜひ中部へ!
待ってます!!