おほしさまにねがいごとを
「ねえ、ママ」
ゆうちゃんがママのスカートのすそをひっぱった。
「どうしたの?ゆうちゃん」
「おほしさまがおちてくるよ」
「ほんとうだ。あれはね、りゅうせいぐん…ながれぼしっていうのよ」
ママがしゃがんで、ゆうちゃんとおなじめせんでそらをみあげました。
「ながれぼし?」
「そう。ながれぼしをみたら、おねがいごとをするのよ」
「おねがいごと?」
「ゆうちゃんがなりたいものとか、ほしいものとか、なかなかかなわないかもしれないけれど、もしかしたら、おねがいごとがかなうかもしれないのよ」
「ふーん。ぼく、おねがいごととかないんだけど」
「えっ。ゆうちゃん、ほしいものとか、なりたいものとかないの?」
「うん。ほしいものはママやパパが、ほんとうにぼくにひつようだとおもったらかってくれるでしょ?それに、さきのことよりもいまをがんばったさきに、やりたいことやなりたいものをみつけられるきがするんだ」
「そっかぁ、ゆうちゃんはおとなだなぁ」
「ぼく、まだこどもだよ。ママはなにかおねがいごとあるの?」
「うん。ゆうちゃんがげんきでわらっていられますようにっておねがいしようかな」
「ママ、じぶんのこともいれなきゃ、ぼくがげんきでわらっていられないよ」
「そっか。じゃあ、ママとゆうちゃんがげんきでわらっていられますようにっておねがいするね」
「うん」
「かえろっか」
ゆうちゃんとママはてをつないでかえりましたとさ。