筆を折ろうと思った感想
『お前って本当に馬鹿。偽善の塊。いじめられたって話だけどどうしてそこで自殺しなかったの? はよ死ねよ。不愉快極まりない。どうして生きてるのか不思議だ。いじめられた時に自殺しておけばよかったのに』
上記は表現こそ変えているが、僕が受け取った感想である(小説家になろうではなく他サイト)。
そして上記の感想は、作者でなく主人公に向けられた感想である。
さらにこの感想を書いた人は、僕とは違う作品だが、同じような感想を書いている。
その時彼は、他の感想でこう言われた。
『いくら何でも酷すぎる。もうちょっと言葉を選べ。それじゃただの罵倒だ』
彼は感想にこう言い返した。
『ふざけないでほしい。作者は作品を発表した時から、罵倒される覚悟を持つ必要がある。そうじゃないなら発表するな。チラシの裏に書いておけ。それか感想欄を閉じろ。閉じないから言われるんだ』
彼はこう締めくくる。
『俺は作者を思って言ってる。それを受け止められない作者は今すぐ筆を折れ』
素晴らしい持論の持ち主だ。
他作品の感想は、僕の感想ではないので忘れるとする(忘れられないが)。
とにかく、最初の最初に書いた感想に、僕は大いに傷ついた。
その感想が書かれた作品は、書くのに疲れてしまったため、切りのいいところで終わらせた。
色々な理由があったが、感想欄があれまくったのが大きな理由だ。
他の感想も荒れてしまったためだ。
もちろん、僕にも落ち度がある。
展開があまりにもストレスだった。それは反省している。そしてそれを踏まえた作品は、そこそこ人気が出ている。
しかし、この感想に感謝したいとは思えない。
感想欄が荒れてしまった。それは反省するが、だからと言って感謝しているとは言えない。
それ以外にもこんな感想をもらったことがある。
『こいつ本当に屑だな。どうせこの女もやるだけやって終わりなんだろ』
これはノクターンノベルズに書いた作品に書かれた感想だ。
こちらも表現を変えている。もとの感想はもっとすごかった。
この感想を書いた人は、ブロックさせてもらった。
だから今は見ることができない。
言いたいことは分かる。僕もそれを感じることはある。
しかし僕にも言い分はある。
ノクターンノベルズの作品は、言ってしまえばエロ小説だ。
そして僕が書いている作品はハーレム小説だ。しかも主人公は節操なしだ。色々な美人と何々する。
一般からしたら確かに嫌われる。
しかし、エロなら仕方がないと考えている。
というのも、その作品はエロに特化した作品だ。おまけにハーレムだ。甘酸っぱい恋愛もどろどろの三角関係も望んでいない。タイトルやあらすじで明言している(僕はそう思っている)。
そういうのが見たいなら他の作品で見てくれ。
今は勢いが無くなったが、とある場所で作品を晒したことがある。
その時、こんな感想を書かれた。
『こんな作品がブクマ四桁なんて信じられない! 〇〇サイトの質も落ちたな!』*1
『これ台本だろ? なのにブクマ四桁? 今の奴って小説読めないんだな』*2
*1(他サイトの作品なので、正確にはブクマではないが、便宜上ブクマと書かせてもらう)
*2(地の文が少ない小説を台本と罵倒する人が居る。個人的に、読者のことを考えて小説を書いたことがない人が言う)
これはとてもガックリきた感想だ。
僕ならまだしも読者の悪口を書く。
昔々、この場所は一般人からとても嫌われていた。理由は分からなかった。
今は嫌われる理由が分かる。
もちろん、僕にも落ち度がある。
こんな場所に晒したのが悪い。
だから二度と晒さないと誓っている。
晒したところで、有益なことは何一つないと思っているためだ。
小説家になろうのエッセイで、たまに、攻撃的な感想は止めるように、というエッセイが書かれる。
それを見て、具体的な感想が書かれていなかったため、作者である僕が書いてみた。
思い出すだけでもキツイ感想である。
『ストーリーが面白かった』
『主人公が良い子過ぎ。もうちょっと腹黒い方が好き』
『頑張ってください』
上記に近い感想を受け取ったことがあります。
これは大歓迎です。
主人公の性格を見直す切っ掛けになったから!
手放しの称賛も歓迎です!
面白かった! それだけでも作者は嬉しいです!
批評したいなら、良いところと一つあげる。それから欠点を指摘する。
それだけでも印象はだいぶ違います。
良いところがどうして思い浮かばないときは、なぜ良いところが一つも無いのに、その感想を書きたいのか(作者を成長させたい? ならばその感想で成長させることができるのか?)、考えてくれると嬉しいです。