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ガチャ転生!~異世界でFラン冒険者ですが、ガチャを引いてチートになります  作者: 武蔵野純平
ルドルのダンジョン編 |1章 

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第73話 夜はベッド 朝はお風呂

時間が空いてしまってすいません(^▽^;)

風邪です☆彡

 夜になった。

 俺は、領主館の自分に割り当てられた部屋にいる。


 ベッドに寝っ転がって、今日起きた事を思い出す。

 一人反省会だ。


 今日は、ヤバかった。

 セレーネが来てくれなかったら、ウォールに殺されていたかもしれない。


 自分の対応の甘さもある。


 あそこで躊躇なく、ウォールの背中を斬りつければ良かった。

 後で揉め事になったら、エリス姫を頼れば良いのだ。


 ウォールは、スキルが多い。

 だが、加速系、スピードアップ系のスキルなら、俺の【神速】の方が上だ。

 1対1なら、勝てる!


 次にウォールと戦った場合のシュミレーションをする。



 そんな事を考えていると、サクラが部屋に入って来た。


 最近は、夜になるとサクラと一緒に部屋で過ごす。

 朝はセレーネとお風呂で一緒に過ごす。

 これが定番になっている。


 どうなってんだ、俺?

 モテキなのか?

 チャンス到来なのか?


 サクラがベッドに入って来た。

 寝転がっている俺の横に、ピタリとくっつく。


「ヒロトさん、大丈夫ですか?」


「ああ」


「ふふ。エリス姫の為に、ウォールやニューヨークファミリーに突っかかって行って……。エリス姫が、好きなんですか?」


 何だ?

 ヤキモチ焼いているのか?


 エリス姫は美人だと思うけれど、恋愛感情はない。

 俺はサクラに腕枕をしてやりながら返事をする。


「別にエリス姫の為じゃない。自分の為だよ」


 サクラの体温を感じる。

 あたたかい。


 思い出すと、今日の出来事は恐ろしい。

 一歩間違えたら、死んでいた。


 サクラが、甘ったるい声で話を続ける。


「でも、ウォールに逆らうと、殺されるかもしれませんよ。死ぬのは怖くないんですか?」


「怖いよ」


「じゃあ、どうして?」


 どうして……、か……。


 幼馴染のシンディを、取り戻す為かな?

 それはある。


 けど、それだけじゃない。

 俺は、自分の中で考えをまとめながら、ゆっくりとサクラに答えた。


「サクラが来てから、日本の話を沢山しただろう? それで、昔の事を良く思い出すようになったんだ」


「うん」


「俺は……、転生前……、 日本で……、何で死んだのか、覚えていないんだ」


 そう。

 何度も思い出そうとしたけれど、思い出せなかった。


 あの日は、雨が降っていた。

 それは、思い出した。


 時間は、夜だ。

 それも、思いだした。


 車に轢かれた。

 それも、思い出した。


 じゃあ、なぜ車に轢かれたんだ?

 そこが、思い出せない。


 俺が酔っ払っていたのか?

 自動車の方が、無謀運転していたのか?

 それとも……。


 俺は、大きく息を吐き出した。


「俺は、自分の死に納得できてない!」


 サクラは、やさしく俺の体をなでてくれている。

 俺は、続けた。


「だから、もし、また死ぬとしても、納得して死にたい!」


 サクラが、俺に抱き着いて来た。

 俺もサクラを抱き返した。


 *


 翌日、朝食を済ませると、仕事を始めた。


 セレーネは、ミルコさんの所で解体の手伝いだ。

 俺とサクラは、領主館の見回りに出た。


 初日の様な混乱は、無くなっている。

 冒険者ギルドの仮設テントでは、ギルド職員が冒険者に向けて声を出している。


「他所の街から来た冒険者は、こちらで手続きして下さーい!」


 転移部屋に続く、領主館の風呂場の脇には、冒険者の列が出来ている。

 その近くに、若い冒険者が集まっている。


 ポーター希望のE、Fランクの冒険者達だ。

 サクラが、彼らを見て、話し出した。


「なんか……、昨日より、人が増えているよね」


 言われてみれば、確かにそうだ。

 昨日は20人位だった。

 今日は、25、6人はいるな。


 俺はサクラに答える。


「増えているね。5、6人、増えたかな?」


「うん……。あれ? あの人、レッドさんじゃない? あの端っこにいる人」


「え?」


 本当だ!

 若い冒険者達がたむろしている一番端に、レッドさんがいる!

 ニューヨークファミリを辞めたのかな?


 俺は、レッドさんに声をかけた。


「レッドさん!」


「おお! ヒロトか!」


 レッドさんが、笑顔を返してくれた。

 俺は、嬉しかった。


 まだ、マジックバッグがなくて、セレーネと2人で活動している頃だ。

 レッドさん達のパーティー『スケアクロウ』に、ダンジョン内で獲物を運んでもらった。


 彼らは、田舎から出てきた気の良いお兄ちゃんたちって感じだ。

 ニューヨークファミリーに入ってしまい心配していた。


「こっちに来たんですね! ニューヨークファミリーは、辞めたんですか?」


「ああ、辞めたよ! こっちの方が稼げるしな。こいつらも、辞めたんだ」


 レッドさんは、近くにいた冒険者5人を紹介してくれた。

 イエローさんとグリーンさんも来た。

 外の屋台で、朝ご飯を買っていたそうだ。


「あれ? ブルーさんと、ブラックさんは?」


 レッドさん、イエローさん、グリーンさんは、顔を下に向けた。

 レッドさんが深くため息をついた。


「あの2人は、スケアクロウを辞めたんだ。今は、街の宿屋で働いているよ」


「……そうですか」


 3人とも、辛そうだ。

 スケアクロウは、同じ村の友人で結成したパーティーだ。

 離脱者が出て、寂しいだろうな。


 しばらく、気まずい沈黙が流れた。

 レッドさんが、その気まずさを誤魔化し話を振って来た。


「あー、そのー。ヒロトたちは、ダンジョンに入らないのか?」


 俺は、レッドさんが振って来た話題にのっかる事にした。


「ダンジョンは、昼頃ですね」


「随分ノンビリなんだな」


「今は、エリス姫との共同探索中で……」


「あー、そう言えば……。噂で聞いたよ。大変だな!」


 俺は、苦笑いをした。

 大変どころか、毎日ヒマなのだ。


「いや、逆ですよ。エリス姫がお忙しいので、昼頃、チョロっと潜ってお終いです」


「ええ~? それじゃ、何も出来ないだろう?」


「転移部屋から新しい階層に転移させて貰って、階段を上るんですよ」


「うん? 階段?」


 レッドさんたちは、俺の言う事がわからない様だ。


「転移部屋の脇に、前の階層のボス部屋に続く階段があるんですよ。そこを上って、ボス退治して終わりです」


「あー、そう言う事か……」


「だから、結構ヒマですよ。空いてる時間は、こうして見回りです」


「なるほどな~。良いんだか、悪いんだか、わからねえな」


「そうですね!」


 俺とレッドさんは、軽く笑い合った。


 レッドさんたちと分かれて、俺とサクラは、エリス姫に報告に向かった。

 本館のエリス姫の執務室は、忙しそうに人が動いている。


 俺はエリス姫に、知り合いのパーティーを含む10人弱が、ニューヨークファミリーを抜けてこちらに来た事を報告した。


 エリス姫は、満足そうだ。


「うむ。日に日に冒険者が増えておるな」


「本当ですね。他所の街からの冒険者も増えて来ましたし」


「そうじゃな。ヒロトの母者チアキ殿も、忙しいじゃろう?」


 チアキママは、領主館の一角を借りてポーション作りをしている。

 冒険者ギルドの仮設テントで、即売してもらっている。

 精霊ルートの人が増えたので、売れ行きが好調だ。


「お陰様で、売れ行き好調です」


「何よりじゃ。屋台の方も売れているようでの。商人ギルドからの納税額も増えそうじゃ」

 

 エリス姫は、王族だから元々資金力がある。

 それにプラスして、精霊ルートのこの活況だ。

 ウォール陣営は、太刀打ち出来ないだろう。

 

 エリス姫の横に立つ執事セバスチャンが、ニヤリと笑った。

 力強く、ゆっくりと宣言した。


「勝負あり! ですな!」

2000pt達成しました☆彡

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