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15話 ピンピン

やっとバトルシーンだよ

爽やかな風が少し長めの草を揺らす。

気持ちいいな。

今、俺らは平原に来ている。

それは、ギルドでクエストを受けたから。


〈ブルー・コック討伐クエスト〉


っていうの。

なんかコイツ1番弱そうだったからこれにした。

初めてのクエストで死にました。

ってなったらかっこ悪いじゃん。

えっ?お前はチートあるから大丈夫だろって?

ばっか、それは黒歴史だからやめようか。

黒歴史の話は永遠に置いといてだな。

えっとなんだっけ。あ〜、クエストね。

鶏は弱いからその分賞金も少ない。

うん、早く倒して、早く帰ろう。


「せんぱい!みつけました!」


「無音、鶏はどこだ?」


「あっちです!」


俺と五十土ちゃんが、

鶏を見付けたらしい無音の右手の指先を見る。


「へぇ、あれがブルーコックなんだぁ。

もうちょっと大きいと思ってから、

ちょっと残念かなぁ」


「そうですか?でも鶏ってあんなもんですよ?」


ギルド出てから目がやけにきらきらしてると思ったら

そういう事なのね。

今はしょんぼりした顔してるけど。

五十土ちゃんのしょぼーん顔可愛いな。

つーかなんかあの鶏どっかで見た気がするんだけど、

気のせいかな?

と言っても初めてのクエストだし、気のせいだろ。

とか考えてるうちに無音はもう構えていた。

どうやら準備完了みたい。

あとは俺が合図するだけだ。


「無音、狙撃!」


「せんぱいっ了解です!」


無音は大きな声で返事すると矢を放った。

勢い良く飛び出した矢は鶏に一直線に飛んでいき、

当たった。









うん、当たった。当たったよ?

でもなんかイメージと違うの。

俺は、当たったらグサッってなるイメージなのよ。

今のは、コツンって感じで当たったの。

そう、なんつーの?当たっただけみたいな。

全然刺さってないいんだよ。

だから普通に鶏ピンピンしてるんだよ。

というか、鶏こっちに走ってきたし。

このパーティ大丈夫かなぁ。心配だなぁ。

化石竜・パラサウロロフス

モンスター ランク1 サポート 黒属性 不死系

スケルトン 攻撃力5000 防御力5000 △1


(○1)-(S) このモンスターがスペントゾーンから召喚された時コストを支払っても良い。支払ったら山札の上から1枚を手札に加える。


いやー無理っすよ。

私、草食なんでお肉はちょっと。

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