13話 年齢
五十土って割と読めるけど、無音って読みづらい。
よばらず、よばらず。しかも言いづらい。
俺のカードのことはお楽しみということで
最後ということになった。
いやー、これでチート弱かったらどうしようかな。
「あやめのターンですねっ。
こんにちは!無音あやめ12歳ですっ。
職業はアーチャーで、スキルは弓矢使いです! 」
アーチャーか、良かった。
2人とも支援職だったらどうしようかと思った。
「12かぁ。ってことは私、2つ分お姉さんだねっ」
「マジですかっ!?せんぱいっ。
づっちーせんぱい、せんぱいと同い年ですよ!」
マジか、五十土ちゃんと俺って年同じなんだ。
ちょっとびっくりした。この子小さくて可愛いから、3つくらい離れてると思ってた。
「そうなの?五十土って可愛らしいから、
もっと下だと思ってた」
「えっと…………そう…………みたいです…………」
俺が思ったこと言ったら、
なんか五十土ちゃんうつむきながら顔を赤くして、
もじもじしてるんですけど。なんで?
あっ、そういえば、初めて名前読んだなぁ。
しかも、可愛いって褒めたのも初だし。それでかな?
「同い年だから無理に敬語じゃなくて良いし、
俺のこと呼び捨てで呼んで良いよ。
さっき、無音とためで話してたから、そっちの方が
しゃべりやすいと思うし、同じパーティだから
仲良くしたいんだ」
隣の無音が名前を呼ばれて嬉しそうにしている。
正面の五十土ちゃんはさっきよりも顔を真っ赤にし、
どこか清楚っぽい黒髪で顔が見えないくらい、
うつむいていた。
「ええと、その、呼び捨て………ですよね………」
「そうですっ。づっちーせんぱいファイトっ!」
まるで妖精のようなかぼそい声の五十土ちゃんを、
無音が元気に応援する。お前ら仲いいな。
「五十土しずく頑張ります!いきますっ!
りゅりゅりゅ、るりゅりゅ、ゆりゅりゅ、ろりゅる、
うー、やっぱり無理ですぅー」
五十土ちゃんは真っ赤になった顔を小さくて
可愛らしい両手で隠して座り込んでしまった。
ちなみにこの後、
タメ口で君呼びということで落ち着いた。
俺の職業何かなぁ。
スノーウーマン
モンスター ランク1 サポート 青属性 氷系
スノーモンスター 攻撃力7000 防御力5000 △1
ゆきだるまですっ。
けして、ゆきおんなではありませんから!




