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11話 なでなで

はなしがすすまないなぁ

ギルドで大声を出してしまった俺達は、

これ以上ギルドのみんなに迷惑を掛けないように、

昨日泊まらせてもらった宿にやってきた。

倒れた匂いフェチちゃんを俺が運んできた。

思ってたより軽かったし、

想像以上に柔らかかったし、

めっちゃ甘い匂いしたんだけど。なんなの?

しかも五十土ちゃんが隣で


「むむむ、お姫様抱っこ羨ましいなぁ。

あとで私にもやってくれないかなぁ」


って言ってたんだけど。

おーい、心の声漏れてますよー。

それで、めっちゃ目が輝いてるんですよ。

もうね、キラキラってレベルじゃないくらいに。

その後、何か妄想しちゃたのか顔が真赤になるの。

かっーって感じで。

ときどき、ぶんぶんって首を横に振って現実に戻ってくるの。

でもね、匂いフェチちゃんの方を見ると頬っぺは嫉妬

でぷくーってどんどん膨らんでいくの。

もうさ、この子たち可愛すぎるからチートとか、

無双とかどうでも良くなってきたよ。

や、どうでも良くないわ。重要だわ、マジで。


そんなことがあって今の匂いフェチちゃんは

ベットの上で横になってる。

多分寒いだろうから布団かけたんだけどそしたら、

ふにゃーって顔の筋肉を緩ませて


「えへへ…………せんぱい…………

あったかいですぅ…………」


って言ってきたんだけど。イメージして。

茶髪で色白の自分より小さな女の子が、

可愛らしい小さなお口緩ませて寝言で

これを言ってきたの。

もうね、やばいですわ。手すり無かったら死んでた。

思わず、茶髪…栗色って言った方が近いのかな?に

手を伸ばしてなでなでしそうになった。

でも、しなかった。いや、出来なかった。

なぜなら―――








「なでなでされるのは私の特権です!

…………だから…………その…………

私を…………撫でてくれませんか……………?」


五十土ちゃんがこう言ってきたの。

最初は勢い良く、

最後はどこかに消えていきそうな慈願するような声+

上目遣いで。








この後起きた茶髪ちゃんに、

俺が五十土ちゃんを撫でているのを見られた。

ちょっとだけ恥ずかしかった。

プラズマブラスト・ドラゴン

モンスター ランク2 インターセプト 赤属性 雷系

サンダードラゴン 攻撃力10000 防御力5000 △1


お前の弱点を電気攻めしてやるぜっ

ビリビリってなっ!

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