3話 現状確認
「は?まさかこれは...僕か?」
完結に僕の状況を説明しよう、僕は芋虫となっていた。
「何かミスが起こったのか!?」
「何なんだこれは!?」
《 アルティメットスキル『叡智』の効果を使用しますか? 》
アルティメットスキル?叡智?良くわからんがとりあえず何かしら状況に変化が欲しい、答えはイエスだ。
「『叡智』を使用する!」
.........何も起こらないじゃないか!
落ち着け僕、クールになれ、確か僕は神になる為の試験?のような物を受ける事になって異世界へと飛ばされたハズだ、それで何故芋虫になっている?
《 システムによりランダムに肉体を生成された結果です。 》
ん?声が聞こえた、これが地球で自称神に頼んだスキルの能力か?
《 その通りです 》
「このスキルの能力は何なんだ?」
《 アルティメットスキル『叡智』:管理者に許可されている情報の全てをスキル保持者の問いかけに合わせ答える。またスキルや能力の統合、最適化が可能となる。 》
ふむ、このスキルを取得出来るように神に言っておいて良かったな。
もしこのスキルが無ければ僕は、何も出来ずに死んでいたかもしれない。
神はRPGの様な物だと言っていた、それならば......
「『叡智』よ、僕のステータスを表示してくれ。」
《種族名︰ハングリー・キャタピラー Lv.1
HP︰3
MP︰1
SP︰6
基本攻撃力︰3
基本物理防御力︰1
基本魔力︰3
基本魔法防御力︰3
基本敏捷性︰1
基本耐性力︰3
アルティメットスキル︰『傲慢』『叡智』
ノーマルスキル︰『捕食Lv.1』『糸を吐くLv.1』『吸着Lv.1』
称号︰『最弱生物』
スキルポイント100 》
弱くね!?
《 はい、キャタピラー種は陸の生態ピラミッドにおいて最弱に位置するモンスターです 》
クソ、まさかこんな事になるなんて……