4-15 VSゴブリンライダーズ
魔理守達は、【風の林道】を進んで行きながら、何故か頻繁に現れ襲いかかってくるゴブリン達を、しっかり全滅させながら、【ウィンシティ】を目指している。
「しかし、ゴブリン共が何度も我らの前に現れるということは、恐らく──」
「あぁ、そうだな、ゴブリンが襲撃計画を企んでいるのかもしんねぇな!」
ポニーと魔理守が予測している襲撃計画と言うのは、SW内のモンスター達は、FWの生物と同じように、思考を持って暮らしている。
さらに、モンスターによっては、群れを成しているのだが、ゴブリンやオーク等のモンスターは、人間の街や村を襲うことがある。一応、襲撃を予測する事も可能な為、SWでのイベントとして、襲撃してくるモンスター達と戦い街を守る必要がある。
「おぉ! それは楽しみだ! 俺のレベリングの糧にしてやるぜ!」
勝利は嬉しそうに拳を握る。
「その時は、私とみきみきは、戦わないからね! 普通の人間の女の子が、ゴブリンの大群と戦える訳ないでしょ!」
「ごめんねぇ、私戦うの好きじゃないから……」
女子2人は、襲撃イベントには参加しないようだ。
一向は、会話をしながら進んで行くと、突然──
「うわーーーー!! 誰か!! 助けてくれーーーー!!!!」
いきなり、叫び声が聞こえて来た。彼らは、声の方へ駆け足で向かう。
すると、SWの【始まりの村】近辺なのにも関わらず、やけに豪華な馬車に、ヤギに乗ったゴブリンの集団が襲いかかっていた。
「ヒィッ!! やめろ! やめてくれーー!!」
貧相な槍を向け、ジリジリと馬車に歩みよってくる。
「【ゴブリン・ライダー】だ! お前ら、助けんぞ!」
魔理守の一声を受け、男子3人は、ゴブリン・ライダーに飛び込み、蹴散らしていく。
後衛の2人もあおりんは、拳銃をヤギへ発砲し、ゴブリン達の足を断つ。
美樹も、妖精の自然を操る力を使い。木々の葉をヤギの足元へ纏わせ、動きを鈍くする。
「2人とも、ナイスだ!」
勝利は、片目を閉じて後衛に親指を立てる。
動きが鈍くなった、騎乗子妖鬼達は、前衛の3人に蹴散らされていく。
しかし、3組のゴブリン・ライダーが、戦線から離脱してしまう。
逃げようとする騎乗子妖鬼を、あおりんが、銃弾で打ち抜こうとするも、場に残っている個体達が、射程を塞いでしまう。
12組のゴブリン・ライダーズのうち、9組は、倒せたが、残りの3組には逃げられてしまった。




