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セカンド・ワールドの魔王  作者: 魔闇直樹
④ 活動領域拡大編その1
38/61

4-3 猿の大群VS初心者2人

「喰らいやがれ!!」


「「「「「ウキーーー!!」」」」」


 勝利は、左足で高く飛ぶ兎の獣人族の能力を距離を詰める事に応用し、さらに右足で回し蹴りを繰り出すことで、本来の飛び蹴りよりも高威力の蹴りを猿たちに喰らわせる。


 5匹の猿達が吹き飛ばされていく。


「魔理守のアドバイスはやっぱり参考になるな! 今回はポニーに勝てそうだぞ!」


「甘いな、勝利」


 ポニーは、鬼族の固有スキルである鬼火を圧縮して両手に纏い、猿を殴る時に放出していく。


 鬼火の効力は、触れた相手に一定の確率で呪いを付与すると言うもの。


 確率は鬼火に込めた魔力分上がる。


 呪いの効果は、その力を使う本人が事前に設定したものになる。


「俺も魔理守に助言を貰っている。 このやり方なら魔力を抑えながら鬼火の濃度を濃く使用できる。 悪いが今回も俺の勝ちだな!」


 ポニーの鬼火攻撃を受けた猿達は、呪いにより動きが鈍くなっている。


「先日のお前との決闘の時は動きを止める呪いにしていたが、それは長く効果が続かないからな。基本的には動きを遅くする呪いにしている」


 ただし、猿たちの動きを遅くしたことでそれを勝利が横取りして倒してしまえば、勝利は有利になる。ポニーの攻撃でHPが減っているので簡単に倒せるだろう。


 だが、勝利は正々堂々と勝負をする心意気の持ち主の為。そんなことはしない。


「なかなか良い戦法だな! けど、俺は負けない!」


 勝利は、近くにあった石ころを猿たちに向かって7個ほど蹴り飛ばす。


 飛んでいった石ころが直撃した猿たちは「ウギッ」と叫びながらひっくり返る。


 仰向けで倒れているヒッカキザルの腹へ、彼は飛び跳ねる容量を利用して踵をねじ込む。


 勝利の素早い行動に、爪での引っ掻き攻撃が自慢の猿は何も出来ずに「ウギャッ」と叫びながらバタリと横たわり消滅する。


 そして、それを踏み台にして飛び跳ねた彼は、協力なキバが自慢のカミツキザルの頭を猿が彼の足に噛みつく前に蹴り飛ばす。


 地面に叩きつけられた猿は、そのまま消滅する。


 勝利は、ポニーのように状態異常にして戦う術が今のところないので、敵の弱点を狙い、そこに今彼が出来る渾身の攻撃を喰らわせ、猿たちを倒して行く。


 一方、ポニーは呪いによって動きが鈍った猿たちを一体ずつ殴り蹴り掴んで叩きつけ、確実に倒していく。


「あの2人って、まだこの世界来て半月も経ってないんだよね……」


 まだまだSW初心者の2人が、本来ならここに来て間もない人達がしないように心がけている行為をしている事に苦笑いしているあおりん。


「2人とも凄いねぇ!お猿さん達こっちに全然来ないよぉ」


「あの2人が猿達にめっちゃ攻撃しているから、ヘイトは2人の方に向かっているからこっちに向かってこないって訳だ」


 ニコニコとマイペースに眺めている美樹に、学校の授業でやっているので知っているとは思うが、一応解説する魔理守。


「そういえば、学校で先生が授業で習ったよねぇ!ヘイトを利用することでレベルが低い人も安全に冒険出来るから本当にSWは考えられているんだねぇ!」


 美樹は学校では勉強が出来て優等生なので、SWに関しても真理守や勝率程ではないが知識がある。


 3人は、大勢の猿群連合を余裕で相手している2人を眺めて語りあっている。


 そんな3人を他所に勝利とポニーは、大勢の猿を相手にしている。


 そんな中、勝利は1匹のヒッカキザルが目に止まる。


 その猿は、弱々しいが果敢にこちらを睨みつけている。


「こいつ面白ぇ……!!」


 勝利は、テイムする事にした。


 条件:この個体のボスであるヒッカキザルを倒せ。


[なるほどな……手下を仲間にするならボスに話しを通せってことか……]


 さらに、勝利はカミツキザルとダゲキザルの個体を1匹ずつ先程のサルと同じようなのを見つけてテイムした。


 条件:この個体のボスであるカミツキザルを倒せ。


 条件:この個体のボスであるダゲキザルを倒せ。


「面白ぇな!受けて立ってやるよ!!」


 勝利は、ボスザル3体を倒すことになり、それを嬉しいそうに笑みを浮かべ、まずはボスのカミツキザルへ飛び蹴りをかませた。

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